2006/11/15

充電池 eneloop

マンガン乾電池やアルカリ乾電池は子供のころからずっと使っていたが、ここ数年デジカメを使うようになってから、充電ができるニッケル水素電池へ移行し、今では乾電池を使うことは稀になってしまった。家ではデジカメでニッケル水素電池を1年ぐらい使って性能が劣化してくると、掛け時計や、レゴの玩具、懐中電灯などへ入れて第二の人生を歩んでもらっている。
ニッケル水素電池は、乾電池と違い、使い捨てなくてよいという面と、パワーが持続するので気に入っているが、欠点もある。充電してから自己放電がどんどんと進み、使おうと思ったときには、すでに電圧が低くなって使えなかったりする。そのため使う前日に充電するという計画的な使い方を強いられる。また放電をしっかりしないと、メモリ効果のため十分な充電が出来なくなってしまう。
ニッケル水素電池は満タン状態で1.45Vぐらいからはじまって、使い始めて一気に1.3Vぐらいになり、そこから1.2V台を維持し続けて最後に一気に落ちる。理想的な放電状態は0.9Vぐらいなので、そこまで使い切ってから充電すると、電池にとってもよいそうだ。しかし、使っているデジカメは1.23Vぐらいで起動できなくなってしまう。その時点ですぐに充電してしまうとつぎ足し充電でメモリ効果を招いて、充電容量がだんだんと少なくなる。これが嫌なので、放電(リフレッシュ)するために、新たなリフレッシュ付充電器を買ったのだが、ちゃんと放電してないような気がする。今はリフレッシュ機能に頼らず、自己放電に任せて0.9Vぐらいになったら充電するようにしている。どちらにしても、そんなことに気を使うのはあまりよろしくない。

昨年2005年に、ニッケル水素電池の欠点を克服したような充電池がサンヨーからデビューした。自己放電とメモリ効果を抑えて、つぎ足し充電もできるというものだ。完璧じゃん。でも仕様をみると基本的にはニッケル水素電池の仲間のようだ。扱いとしては次世代充電池というかんじ。パッケージもダサダサのほかの電池と比べると素敵に見えます。はじめ充電器が専用でないとダメかなと思っていたが、実はそんなことなくて、過去の三洋電機製充電器にも対応していた。実は持っている充電器はフジフイルムだがサンヨーのOEMと判明。(あくまでも外観で判断しています。中身が違う可能性もあり?)

●FUJIFILM ニッケル水素/ニカド急速充電器 デジチャージリフレッシュII (写真:白いやつ)
これは →  SANYO NC-MR56

●FUJIFILM FNW Ni-MH/Ni-Cd CHARGER (写真:グレーのやつ)
これは →  SANYO NC-M54

ということで、どちらの充電器もeneloopに対応している。サンヨーはニッケル水素電池のシェアトップだし、考えてみれば富士にはその開発力はないよな。世の中に出回っている充電池の多くはサンヨー製か松下製であったりする。

肝心のeneloopの実力だが、これまでのニッケル水素電池とは別次元の性能を実感している。あくまでもデジカメでの使用感だが一度充電するとかなり持続するのだ。今まで使っていたニッケル水素電池の自己放電の影響がどれほど大きかったか、はじめて知ることとなった。半年以上使っているが使い勝手はいい。電池そのものの劣化も今のところ感じない。

ちょっと不思議なのは価格がニッケル水素電池よりもeneloopの方が安い。容量に価格が比例しているようなので、その影響かもしれない。eneloopは一見容量は少なく、単三型でMin.1,900mAh。一方ニッケル水素電池は今やMin.2,500mAhはある。しかしデジカメで使用している限り、明らかにeneloopの方が長持ちしている。電圧がニッケル水素よりも若干高め&自己放電の少なさが効いているようだ。

スペーサー(単1形) 071117
eneloopって最近話題らしい。グッドデザインの大賞をとるなど、SANYOのイメージアップに貢献している商品群のようだ。SANYOって、20年も前は、安物家電のイメージが強かったけど、最近はイメージも変わってきたように感じる。バッテリー関係はやはり強いように思う。このメーカー。電解コンデンサーもよいし。太陽電池もいいかも。
最近の電池駆動製品は、単3形と単4形が主流のようだ。それ以外はボタン電池や専用バッテリーというパターンだ。デジタル携帯機器は、電圧、容量、サイズの関係でリチウムイオンの専用バッテリーが圧倒的に多い。しかし電池が劣化すれば、高額なバッテリー交換が待っている。携帯電話にしてもバッテリー交換するだけで7000円とか言われたことがある。(新機種買ったほうが安いじゃん!) さらに下手をすると生産終了で専用バッテリーが手に入らないなんてこともよくある話だ。やはり長期の使用と汎用性を考えると乾電池タイプが安心で便利で安価だ。

で、気になったので、自宅で使っている電池駆動の製品を調べてみた。(と言っても数年前だけど) 電池タイプ別にリストにすると以下のような結果になった。

電池タイプ 自宅で使っている製品数 主な製品
単1形 D 2 時計、懐中電灯
単2形 C 1 写真用アナログタイマー
単3形 AA 18 時計、リモコン、デジカメ、デジタル機器、LEGOほか
単4形 AAA 5 リモコン、PCDプレーヤー、電子辞書ほか
単5形 N 0 なし
006P形 9V 1 BOSE wave CD-Radio (バックアップ用)
各種ボタン電池 5~ 電卓、テスタ、メータ、たまごっち、時計ほか

圧倒的に単3形ばかり。以前は単5形を使った時計もあったが、あまりにも電池が持たないので、時計を売ってしまった。意外なのは単2形だ。かつては主流ではないか?と思われるほど使われていたように思うのだが、自宅にはタイマーしかなかった。単1形も少ない。こうなると、わざわざ単1~2形を買わずに済ませたいところ。そこでスペーサーの出番となる。

スペーサーの構造はシンプルでよくできていると思う。中にいれるだけで、しっかりと固定される。うちには、単1形を2個使うマグライトを常備しているのだが、これを使うと、すごく軽くなって、いいかもしれない。


スペーサー(単2形) 071205
単2形スペーサーは、どうも出来がイマイチ。
単3形エネループをスペーサーに挿して使うタイプ。しかし挿すと上下両方向にスルスル抜けてしまう問題が発生。スペーサーは単3形エネループ上部の溝に爪を引っ掛けて固定するのだが浅い溝なため、しっかり固定されにくいようだ。

下写真は、旧エネループ(左 2006年製)と新しいエネループ(右 2007年製)の比較。 旧タイプは、はっきりと溝が確認できるが、新タイプは溝がないように見える。触ってみると分かるが外装フィルムで溝が隠れているだけ。おそらく同等の溝があると思われる。しかしながら、すべりやすい外装フィルムの影響で新タイプは、旧タイプよりもさらに抜けやすいように感じる。実際に、ちょっとしたことで抜け落ちてしまうので注意が必要。
単2形スペーサーの難しさ。
単3形と単2形は同じ長さというのが災いしたようだ。苦肉の策で溝に引っ掛けるということにしたのだろうが、使い勝手は悪すぎた。また爪の位置も下過ぎて電池のプラス側が引っ込みすぎる問題もある。
単1形スペーサーは使い勝手がよいのに、単2形スペーサーはイマイチという結果。自ら改造、改善して使うしかないようだ。残念。

サンヨーの充電器とeneloop proを買う130428
2013年4月からeneloopロゴはパナソニックロゴに置き換わる。eneloopは当面小さい文字で書かれるようだ。従来のeneloopは在庫がなくなり次第終了する。ネットを見たら、これに不満を持つ人はかなりいるようだ。確かにパナソニックのロゴとeneloopのイメージが違いすぎる。かなりの数のユーザーを失うことは明らか。他社から見ればラッキーな出来事だろう。eneloopをそのまま継続していれば、ニッケル水素充電池の圧倒的シェアを維持できたものを、それを捨てるという経営判断はかなり愚かだ。

充電器が欲しかったので、探していたら「eneloop pro単3形4本パック+機能付急速充電器セット BC-KJR1WB40」が3000円と比較的安かったので買ってみた。充電器はNC-TGR01というものが付いていた。充電器だけ買うと2300~2980円なので、セットで3000円は安い。というか価格設定間違ってないか? 現在eneloopの充電器は数タイプあるが、このNC-TGR01はラインナップの中で高機能なタイプ。特徴は1,2,3,4本と自由な本数で充電ができる。1本の場合は3倍速で急速充電が可能。充電状況はLEDランプが4つあり、各電池ごとに把握できる。また単4形電池を4本同時に充電できる。ボディ色は通常白色だが、eneloop proとセットなので黒色。個人的には普通のeneloopの方がよいのだが、まぁ仕方ない。

パッケージはどちらが正面だか分からないようなデザイン。 充電器。この10年ぐらいで地味に洗練されてきている。基本構造は昔と同じ。 裏面 SANYOと書かれている。 充電を開始するときLEDが順番にチカチカと点灯するアクションがある。LEDは青色で今風な雰囲気。 サイズ 幅65×奥行28×高さ105mm
重量 95g
電源 AC100V-240V


eneloop pro
eneloop proはMin.2450mAhと電池容量が多い代わりに、繰り返し使用回数は500回と少なくなっている。また1年後の残量も85%と減りやすい。デジカメとかLEDライトなど、そこそこの電力を必要とする機器がターゲットのようだ。小電力で長期間使うような用途では通常のeneloopの方がよい結果が出そうだ。

eneloop proの見た目は黒くてeneloopブランドという感じがしない。この印象の違いであまり人気がないのかもしれない。本来高価なeneloop proが通常のeneloopよりも安く売られているのは人気がないから? SANYOとある。製造年月も書かれている。そしてMade in JAPANでFDKで製造されていると思われる。 eneloopを使ってきて
エネループは2005年から8年間使ってきて、その安定さが特に気に入っている。個体差も少なく、劣化したエネループはまだ1本もない。これで満足しているので、他の充電池を試そうとも思わない。そんな中、パナソニックに買収されて、エネループがどういう扱いを受けるのか分からないが、中身がこのままであれば、使い続けようとは思う。中国生産とか、中身がエボルタ充電池とかになってしまったら、迷わず他社の充電池に乗り換える。