電源タップ National ザ・タップX

渋めの家電製品である電源タップの紹介。電源タップは電気を供給するという重要な役目を果たしているにもかかわらず、あまり注目されないアイテムのひとつ。
今回紹介する電源タップはナショナルとしては安全性を追求したもの。特長としては、内部に水、ほこりが浸入しにくい構造になっていて、キッチン周りで使うにしても割と安心できる電源タップのようだ。しかしながら、今まで電源タップでそれほど危険を感じたことはなく、安全対策を施した電源タップを待ち望んでいたわけでもない。それでも少しでも安全性を高めてくれたなら、それはそれでありがたい。購入した理由は、どちらかというと、ブランドへの信頼が大きい。
ナショナル製の電源タップは個人的に好き。その理由は、数年使っていても、コンセントの抜き差し加減がスムーズであるから。他社製のものもいくつか所有しているが、数年も使っていると、抜き差しがかたくなり、そのうち奥まで差さらなくなってしまう。無理に差すと今度は抜けなくなってしまい、えらく不快な思いをすることもよくある。自宅で使っているものはどれも安物電源タップだが、何年経っても変らぬ快適さを維持しているのはナショナル製だけだった。そんなこともあって、常時使っているタップは、ついにナショナル製だけになってしまった。ここ数年OAタップという、口の数が多い電源タップをよく見かけるが、あれは好きではない。上記の抜き差しの不具合もあるが、たくさん口があるゆえに挿しっぱなしになってしまうから。待機電力の無駄でもあるし、何よりも配線がごちゃごちゃするのがいただけない。待機電力対策としてはスイッチ付きのものもあるが、そんなものは、おせっかいでしかなく、でかく、重く、ロクなことがない。個人的にはPC環境もすっきりとシンプルになってきたため、OA機器を何台もいっぺんに使うことは少なくなり、口が4つもあれば事足りようになった。このザ・タップXは電力を比較的消費する白物家電を基本に考えているようだ。そのため3~4個口のラインナップとなっており、OAタップのようなたくさんの口を備えたものはない。個人的にはこれで充分ですけど、人によっては足りないのではないかな?

自宅では、ザ・タップXを今までに3個買った。価格は、普通のものよりも随分と高く、お買い得感は全く感じられないが、やっぱり安全対策ということと、新しさに惹かれたのだ。あとは細身でコンパクトであることも良。

使ってみると、ノーマルナショナル電源タップよりも抜き差し時の違和感を感じる。扉があるので、どうしても、それを開くための動きが影響して、カッチョンと引かっかるかんじ。また若干かための印象を受ける。

電源タップ全体に言える不満は、両手を使った抜き差しが基本であること。これは構造上致し方ないことだが、個人的には壁に固定して使いたい。部屋の壁に元々ついているコンセントが理想だ。あれでは口の数が足りないので、電源タップを使っているまでのこと。とりあえず壁掛けできますみたいのはあるけど、しっかり壁固定できる電源タップは未だに皆無だな。あったら教えてもらいたい。

付け根に感電対策の保護被覆がある

特殊な形状のねじで固定されている 普通のプラマイドライバーでははずせない。

防水パッキンと安全設計扉



「ザ・タップX! おかげさまでもうすぐ100万個カウントダウンキャンペーン」 070513
昨年、タップXのキャンペーンに応募したら当たってしまった。ごちそう紀行(A賞)という1万円相当のコースなので随分得した気がする。確か当選は100名だったと思ったので、確率は低いハズ。よっぽど募集が少なかったのかは分からないが、ありがたくいただくことにしよう。そして、注文していたお肉がようやく今週届くことになる。楽しみ。
届いた霜降りお肉 こんな高級なお肉は滅多に食べられない。うまかった。




10年使ってみて 160918更新

それなりに傷だらけになっているけど、全然問題なく使えている。コンセントの抜き差し加減も全く変わらないように思う。さすがナショナル製。10年経った今はナショナルブランドはなくなって、パナソニックになってしまったけど。 メンテは、たまに拭くぐらいだけど、それほど黄ばんでない。実物もほとんど写真のまま。

青いラバーぽい部分は、さすがにボロボロになってきているけど機能は維持している。

「コードはたばねないで」と注意書きがあるのだが、いろんな会社で、グルグルになっているのを見かける。

ケーブルにもナショナルとある。ケーブルは他のタップに比べ太めだけれども、それなりに柔軟で扱いやすく、10年後も健在。

こちらも、きれいなもの。

タップの裏側もきれい。割れたり、変色したりしていない。

ろくでもないタップが多い中、ナショナル(パナ)は安定の品質。最近新しいタップが必要になってきたので、またタップXを購入するつもり。ホームページを見ると多少バリエーションは増えたようだが、かなり渋め。



6個口を買ってみた 160920

ザ・タップXは白物家電用ということから、機能的には渋めで、口の数は少なめ。 今回買ったものは、ザ・タップXシリーズの中で一番口の数が多いタップ。 スイッチ1個付きタイプで、コンセントを抜かなくても一度に電源を落とせる。

ぱっと見、初期のころから何も変わっていないようだが、ブランド名はPanasonicになってしまった。

構造も素材も同じように見える。



ケーブルへの注記はいろいろ増えていた。

使用開始月も書くようにとある。数年で交換してくれということらしい。

URLまで書いてある。

スイッチは「入」にすると光る一般的なものだが、軽い力で入切できる。このソフトな感触はいいね。

印象としては、欲張ることもなく、そつなくまとまっているというもの。抜き差しの感触も許容範囲で、何年使っていても安定しているし、電源の感触もよい。ある意味完成されているかな。

ザ・タップXシリーズに不満があるとすれば、口の数ぐらいだろうか。 実際には電力の多い白物家電だけでなく、OA関係でもザ・タップXを使いたい人は多いはず。 現在のところ口ごとにスイッチがあるOAタップのようなものは、4個口が最高数だが、OAだったら8個口ぐらいは欲しいでしょ。