ぺんてる サインペン

個人的に気づいたときには使っていたというペンで、調べてみたら1963年発売。それからほとんど仕様変更はなく、未だに売られ続けている超ロングセラーの水性ペン。調べたついでに出てきたのだが、ヒットの火付け役はアメリカのようだ。大統領が使ったり、NASAが使ったりしていたようだ。

ぺんてる サインペン
http://www.pentel.co.jp/
定価105円
水性染料
線幅 0.8mm
ペン先 アクリル繊維
軸、キャップ 再生PP
先金 真鍮
エンドキャップ 再生PE
サイズ 18×13×133mm
重さ 10g

書き味が独特で、紙にちょっとひっかかるような感じがし、カスカスと音がする。これが意外と気持ちいい。水性なので、裏に染みることもなく安心して書ける。その名の通りサイン用ということもあって、宛名書きには太さもちょうどよく使い勝手もよい。

インク詰め替え式ではないため、どうしても数年で消耗してしまう。本来、使い捨ては避けたいのだが、代わりになるようなペンも見つからず、使い続けている。

形状は、見た目以上に微妙なラインで構成されている。60年代ぽさが、こういうラインに現れている。お尻の樹脂のクリーム色も微妙だな。今は見かけなくなった黒電話に似合うペン。

ぺんてる社の品質はすごく安定していると思う。どのぺんてる製を使っていても、こりゃひどいと思ったことはない。このサインペンも数本目だが、インクがなくなるまで、安定して書くことが出来ている。長いものでは10年ぐらい使っていたが、その間全く問題が出なかった。また独創性もすごいものを感じる。興味深い会社だ。

ペン先はアクリル繊維で出来ている

エンドには材質の明記がある。

インクは染料系の水性インクなので、顔料系に比べ耐光性には劣る。ただ屋内でのラベルとして使う分には10年以上、視認性で問題が出たことはない。これで顔料系であれば、より広範囲に使えるのだが。

その後、ぺんてるの水性顔料インキを使用したサインペンを入手。詳細はこちら