ランチプレート / ミニプレート Corelle

家で使っている食器の多くは業務用を使っている。その理由は、丈夫で、手入れも簡単、数年後の追加も容易、そしてシンプルであるから。どれも10年ぐらい使っているが、まだ一枚も割れたりはしていない。特にグラスのDURALEXは何度もテーブルの上から落ちているのだが割れたことがない。このランチプレートのコレールも業務用プレートであり、学食やお子様ランチでおなじみのかたち。実用性からすると、この仕切りは邪魔であったりするのだが、コレールの特徴がよく出ているし、何よりもチープで、かわいいのが気に入っている。
コレールとは商標であり、米コーニング社の積層強化ガラスのことを言う。日本では岩城ハウスウエアから販売されている。素材の特徴としては耐熱性があり、強度もあり、薄く作れるところ。磁器で、ここまで薄く作ると強度が不足するが、コレールはプラスチックのように薄い。薄さのメリットはお皿を重ねると明らかであり、下の写真のようにぴたりと重なる。特にこのランチプレートのような形は、その恩恵が大きい。また表面がガラスなので、つるっとしていて油汚れが落ちやすいという利点もある。プラスチック製ランチプレートもよく売られているが、環境ホルモン、耐熱性、表面硬度、素材の劣化など問題だらけ。また陶器製ランチプレートは分厚く重たく、いただけない。ランチプレートはコレールがベターに思う。
食器類は、工芸的、伝統的なものも多く流通しているが、個人的には、ありがたみを感じない。手入れが大変で、おろそかにしていると変色していったり劣化していく。ある場合は味わいが増すという評価になり、ある場合は使い方が悪いということになる。私としては単にモノの品質が悪いと思う。伝統やあいまいな芸術性に重きを置くのはほどほどにしたいところだ。コレールはとても工業的であり、職人とか味とかいう世界とは無縁、15分でどろどろのガラスから仕上げまでが一気に行われてしまう。そのスピードゆえに全世界のコレールはアメリカの工場だけで、すべて生産できてしまう。こういう近代的なものは温かみが薄れるという印象もあるが、素直に実用性を評価したい。
コレールをデパート等でよく見かけるが、どういうわけか柄付ばかり。個人的には柄は邪魔でしかなく絶対に買わない。コレールは無地もラインナップされているのだが、店頭で売っていたのはハンズぐらいだったような気がする。一般的には柄がないと売れないようだ。不思議だ。

ランチプレートというと、イメージ的にはお子様向けのチープな印象があるが、コレールは意外とよいお値段。このランチプレートはフタ付きで、1枚1900円ぐらいする。業務用は見た目以上に高価。
底面のCORELLEロゴ
盛り付けたところ。

120831

小皿も購入

corelle B405-JW 1枚315円で購入
直径は約120mm
高さ約19mm

醤油などを入れる小皿として購入。使っていた小皿が欠けたりしてきたので、コレールで適当な大きさのものがないか探したら、ちょうどよいものが見つかった。使い勝手は良好。餃子を食べるときなど、油でギトギトになるが、コレールなら簡単に洗うことができる。

こういうものは使う数よりも多めに買っておく。重ねて収納するときの省スペースは抜群。6枚重ねても高さは43mm程度。

裏面。コレールの特徴としては足がない。陶器磁器は普通足をつけるのだが、コレールは製法的な利用だろうか足がないのね。その代わり、底面中心は僅かに凹んでいて、安定して置くことが出来る。

印字は相変わらず適当なかんじ。

パイナップルを盛り付けてみたところ。