YouTubeに高音質、静止画でアップする方法

はじめに

2014.2.28 修正
目的はYouTubeに音をアップしたい。ただYouTubeは動画である必要があるため、適当なjpg画像1枚と組みあせて動画を作成し、それをアップする。

YouTubeのシステムは日々変化するため、その都度アップ方法を変えないと不都合が起きてしまう。下記は2014年2月現在うまくアップできた方法。短時間で作成からアップまでできるところが長所。

使うソフトウェア等は、すべてフリーのものを使っている。マイクは自作(100円)で安価に仕上げた。パソコンはノートPCのThinkPad X61&WindowsXPを使用。

1.生録

パソコン(Windows)と自作マイク(WM-61A)で録音。レコーディングソフトはAudacity。PCのマイク端子に挿して使っているだけ。重要なのはPC側の余計な設定、たとえばノイズキャンセラー等を無効にすること。

自作マイク Panasonic WM61Aを利用している。

Audacity 録音及び編集のソフトウェア

使っているパソコンのマイク設定。SoundMaxの画面。「フィルタリングなし」を選択。フィルタリングはノイズを除去するような働くをするのだが返って不自然な音になってしまう。

2.音の編集

Audacityでの編集&加工は、今のところ前後のカットぐらい。これを音声ファイル無圧縮のWAVとして保存。

3.動画作成

VirtualDubModというフリーの動画編集ソフトで、上記の音声ファイルと、適当な画像(jpg)を組み合わせて無圧縮AVIファイルにする。音質の劣化は当然ない。また、この作業は1分以内に終了する。この速さが気に入っている。

VirtualDubMod のダウンロード先
http://sourceforge.net/projects/virtualdubmod/files/
VirtualDubModはフリーながら、自由度の高い動画編集ができる優れたソフト。ただし操作が難しい。ここでは静止画と音声ファイルを合成してAVIファイルを作る手順だけ説明する。

VirtualDubModを起動~静止画を読み込む
適当なjpgファイルをVirtualDubModの画面にドラッグすればいい。個人的に使っている画像の大きさは640x360。

ドラッグすると上記のように表示される。

音声ファイルを読み込む
Streams > Streams list
を選択して、Available streamsウィンドウを開く。
Addボタンを押して音声ファイルのwavを読み込む。読み込んだらOKを押してウィンドウを閉じる。

音声ファイルの長さにフレーム数を一致させる
Video > Frame rate
を選択して、Video frame rate control ウィンドウを開く。
下記のように Change so video and audio durations match を選択して、映像と音声をマッチさせる。
また、ここでは Convert to fps: に 1 を入れた。これは1秒間に1コマという意味。これを実効しないと、ローカルではうまく再生できても、YouTubeにアップすると1秒間の動画になったり、不都合が生じる場合がある。以前は Process all frames を選択してうまく行っていた。YouTubeのシステムが変更されるたびに、この辺の設定は変わる。
OKを押してウィンドウを閉じる。

AVIファイルの書き出し
File > Save As...
を選択してAVIファイルとして保存すれば出来上がり。慣れれば作業は1分以内で完了すると思う。ファイルの大きさはほとんど音声ファイルの大きさになっているはず。


4.YouTubeにアップ

作ったAVIファイルをブラウザからYouTubeにアップする。フレームレートの設定にもよるが、一番小さい動画ではほとんど音声ファイルの大きさしかないので、アップはかなり高速に行える。また現状では下手に最適化して圧縮ファイルをアップするよりも、AVIそのままをアップする方が高音質になる。

以上で終わり。