Apple iPod Shuffle 4th generation &
ELECOM EHP-SPNBS01GY

自分用ではないが、iPodとヘッドフォンを購入した。作業しながら聞けるものということでApple iPod Shuffle & ELECOM EHP-SPNBS01GYの組み合わせになった。通常のiPod+付属インナーフォンでは、ケーブルがブラブラして都合が悪かった。買ったエレコムのヘッドフォンは、本体に直接iPod shuffleをセットして使うためケーブルがなく、引っかかったりする心配がない。またジョギングなどのスポーツシーンで利用することを想定しているので、安定した装着が期待できる。

まずはiPod Shuffleからレビューしてみたい。アップル製品を購入したのは久しぶりだ。改めてプロダクトへのこだわりがすごいなぁと感心させられた。でも見た目重視の比重が大きすぎるようにも思えたが、満足度は高い。

iPod Shuffle 4th generation MC750J/A
定価:4800円 (参考価格 4368円 Amazon)
発売日: 2010/9/2
メモリー容量 : 2GB
サイズ: 29x31.6x8.7mm
重量: 12.5g

パッケージ
パッケージ凝りすぎ。プラケースまで作って凝りまくった結果こうなりましたという感じ。このパッケージは捨てられないなぁ。とりあえず、付属品を入れておこう。
完全にディスプレイだ。店頭での陳列を意識しているのが伺える。

同梱物
シンプルな内容だ。ドックじゃないのがよかった。個人的にドックタイプは嫌い。本当は接続用USBケーブルなんてないほうがよいのだけど。
説明書は小さすぎるでしょ。最小限の記述で、日本製品とは明らかに違う。
本体と箱の固定方法が不思議。
ひっくり返すとテープで止めていた。これで十分ということか。なかなか驚きの固定方法だ。

USBケーブル
USBは4芯なので、ミニプラグ形状の4芯を使ってUSB接続を実現している。端子を減らしたい、本体を小さくしたいというのは分かるが、汎用性はなくなるねぇ。

付属インナーフォン
これはフォスター電機製かな? 不明だ。音は悪くないと思う。無理していない音は好き。今回の用途では使わないけど。

説明書、ステッカーなど
たったこれだけでいいのか?というぐらいの説明書。

本体
かなりキレイな作りだと思う。アルミ削り出しで、アルマイト処理かな。スイッチの白い部分の表面は膨らんでいるので、手探りでも操作可能。

上の写真は左から、電源兼再生モードスイッチ、VoiceOverスイッチ、ヘッドフォン端子。VoiceOverを押すと、再生音が一時的に小さくなってから、現在の曲名などを音声で知らせてくれる。また停止中に次のボタンを押したりすると次の曲名を音声で知らせてくれる。おせっかいな感じもなく、わずらわしくもなく、よくチューニングできていると思う。ディスプレイがないから、このような手法を取ったのだろうけど、なかなか興味深い。目に頼りすぎる操作系というのはどうかと思っているので。

裏面のクリップにはりんごマークがある。よく見ると本体裏に合わせ目が見える。こういう部分を目立たなくさせようとする気持ちはよく分かるが、本当に実現できるメーカーは少ないのだよね。

さて、音についてはSONYのWALKMANの方がよさそうだ。でもiPodで不満ということはない。購入前、再生モードがどうなるのか気になったのだが、シャッフルはよいとして、普通に順次再生する場合、最後の曲まで行くと最初に戻って再生するようだ。これでは気づかずにずっと再生しっぱなしもありえるなぁ。1回のみ再生というのは出来ないのかな? また再生中に誤操作を防ぐロックはないのかな? よく見てはないがなさそうだな。何かあるのかな? 今回の用途では誤操作は起きないのでよいのだが気になるところではある。軽くいじった感触としては、操作系は、すごくシンプルにまとめられている。必要最小限というところ。これはこれでよいかも。

iTunes
巨大になってしまったiTunes。ダウンロードサイズは77MB。メディアを一元管理するソフトウェアということだが、foobar2000をシンプルに使っている身としては、あまりにも高機能というか、使わない機能だらけで、重くなりすぎという印象。アップルとしては重要なビジネスツールなので力は入っているが、そのサービスを利用しないのでほとんど関係ないという感じ。転送はドラッグ&ドロップでは無理だよな。きっと。出来たとしても間違いなくVoiceOver使えないと思うし。まぁ自分で使うわけではないので、素直にiTunesで行きましょう。

ELECOM EHP-SPNBS01GY
次はヘッドフォン。iPodを直接セットすることで、わずらわしいケーブルがないところが最大のポイント。しかし他社製品の1機種にしか使えそうもない製品をよく出せると感心してしまう。しかも製品のサイクルは他社が握っている。エレコムは前世代のiPod shuffle用も作っていたから、それなりにビジネスになるのだろう。それだけiPodが売れているということか。
音質は聞ければよいという話なので、まぁ問題はないでしょう。ドライバはエレコムで作っているとは思えないので、おそらくオーディオテクニカか、フォスター電機だと思うが、ひょっとしたら中国製の謎ドライバという可能性もある。

定価4200円(参考価格 2289円 Amazon)
発売日: 2010/11/27
オープンエア型
ドライバ 30mm
インピーダンス 32Ω
音圧感度 104dB/1mW
周波数帯域 20Hz-20kHz
重量 40g

パッケージ
iPodに比べてしまうと安っぽい普通のパッケージ。不満は何もない。即リサイクル行き。

本体
すっきりシンプルな印象。好印象。
ひっくり返すと下のような感じ。バンド部分は固めのプラスチック製。購入前はゴムのような素材かと思っていたら違っていた。裏からはスリットが見える。中にはケーブルのみ入っているようだ。中に金属が入っているかなと思っていたが、どうもないような気がする。未確認。

右側のiPodをセットする部分
端子は通常の3.5mmのステレオミニジャック。iPod Shuffleでなくても利用可能だ。
iPod Shuffleを固定するための板があるのだが、iPodのクリップでがちっと固定するわけではなく、クリップの隙間にスーと入るだけで実は固定用ではなかった。固定はミニステレオプラグで行うことになる。でも無理な力がかかったら板とクリップでフォローする仕組みになっている。

左側
右を意識したデザインになっていて、無理もなく無難にまとまっていると思う。

耐久性のなさそうなウレタンスポンジ
このウレタンはすぐに劣化しそうだ。また音にも大きく関わってくる部分で、工夫すると音の改善ができるかもしれない。現状では重低音のない気が抜けた音になっている。無理のない音と言えばいいかな・・・ またオープンエアー型なので、外の音がよく聞こえる。これはうるさい屋外では環境音にかき消されることを意味する。でも遮音し過ぎると、それはそれで危険なので、スポーツ用ならある程度外の音が聞こえた方が好ましいのだろう。ちなみに屋内で使用するので問題なし。

スペア
こういうパーツが始めから付属というのはありがたいが、すぐに劣化しますよと宣言されているようにも思えてしまう。

elecom & ipod
iPodをセッティングしたらこうなる。色とか素材的にちょっと異質な感じもするが、ケーブルがぶらぶらしないというのは何かと都合がよい場合が多い。音質優先じゃない今回の用途では十分と思えた。
このヘッドフォンって、首の後ろを回ってくるので、寝たり、ソファにくつろいだりしながら聞けないのね。メリットとしては髪型を崩さないということらしいけど、一長一短といったところ。でも、装着感も軽く、違和感もほとんどない。音質とか気にせず、気楽に使う分にはよいのではなかろうか。ケーブルレスが最大のメリット。ディスプレイを持たないシンプルな操作系のiPod shuffleは、手探りだけで一通りの操作が出来てしまう。shuffleのよさはこれだと思った。見えない位置に装着しても問題が起きないのだ。これはいいかも。

2012.4.01

その後

iPodを色違いでもうひとつゲット。ヘッドフォンも同じものだが、パッドが違う。予備のパッドが付属していたので、両方とも新しいパッドにした。ウレタンスポンジパッドは音がスカスカだが、このパッドにすると随分マシな音になる。