数式処理ソフト Maxima
数式処理ソフトとは簡単に言ってしまえばプログラム・グラフ関数電卓のようなもの。単なる数値計算だけでなく、文字式も扱えて、式の変形、展開など、手で行うような計算が出来てしまう。またグラフ出力、統計処理も可能なので守備範囲はすごく広い。この手のソフトで有名なのはMathematica。でも有料かつ高価。それに対してMaximaは無料で利用できる。日本語表示もできるようになって使いやすくなった。
230603
http://maxima.sourceforge.net/
ダウンロードサイズ: 164.6 MB
WindowsではUsersフォルダにアクセスするため、ユーザー名にハイフンとかスペースが入っていると、エラーが起きてしまう。問題ないユーザー名に変更した方が何かと無難。
110718
基本的な使い方はWikibooksあたりを参考にするといいかも。
http://ja.wikibooks.org/wiki/Maxima
そこでパイを単位とするようなグリッドを自分で設定している。こんな感じ。
近似値で適当に設定しているけど、まぁ問題はないです。上のグラフのようにx軸はパイのところにグリッドがあるのが確認できると思う。
たとえば有名なオイラーの公式関係とか。
というやつ。HP35sだと-1,i-2.0676E-13とか出て、そこそこよいのだが、他の関数電卓ではお手上げだ。Maximaでは、こんな感じで入力すると数値計算してくれる。
float(%e^(%i*%pi));
-1.0 と歯切れよく出てくれる。でも、もっと意地悪な計算をさせていくと、結果を歯切れよく出すのはGoogle電卓のみだったりするけど。
230603
maxima-5.47.0
http://maxima.sourceforge.net/ダウンロードサイズ: 164.6 MB
WindowsではUsersフォルダにアクセスするため、ユーザー名にハイフンとかスペースが入っていると、エラーが起きてしまう。問題ないユーザー名に変更した方が何かと無難。
110718
何に使うのか?
数式を扱うシーンなら、どこでも使えるが、個人的にはグラフで確認したいとき、複雑な展開をするとき、きれいな数式を画像として欲しいときに使っている。簡単な数値計算はハードの関数電卓を使った方が早い。簡単な入力例
まず四則演算の例。1+2と直接文字を打って、shift + Enterすることで計算結果が表示される。同じ要領で簡単な演算ならできる。割り算に関しては普通に打つと分数になってしまうので、小数で表示させたいときはfloatをつける必要がある。基本的な使い方はWikibooksあたりを参考にするといいかも。
http://ja.wikibooks.org/wiki/Maxima
LISP言語
中身は古いプログラム言語のひとつLISPで作られている。LISPは数値計算と相性がよいようだ。AudacityのNyqusitでLISPを少しやったことがあるが、どうも馴染めない・・・ちょっとMaximaでもやってみたが、あれれ、コメントアウトは;ではなく、/*・・・ */を使うのか。LISPぽくないなぁ。こういう部分はCライクな感じ。グラフのグリッド
標準の状態でプロットするとグリッド等が10進単位になってしまって、sin,cos波形では見にくくて使えない。
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そこでパイを単位とするようなグリッドを自分で設定している。こんな感じ。
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近似値で適当に設定しているけど、まぁ問題はないです。上のグラフのようにx軸はパイのところにグリッドがあるのが確認できると思う。
関数電卓ではうまく行かない計算
そもそもそんな計算は個人的にはあまり関係ない世界なのだが、複素数関係では、たまにその手の計算が出てしまったりする。たとえば有名なオイラーの公式関係とか。
というやつ。HP35sだと-1,i-2.0676E-13とか出て、そこそこよいのだが、他の関数電卓ではお手上げだ。Maximaでは、こんな感じで入力すると数値計算してくれる。
float(%e^(%i*%pi));
-1.0 と歯切れよく出てくれる。でも、もっと意地悪な計算をさせていくと、結果を歯切れよく出すのはGoogle電卓のみだったりするけど。