2011/11/21

オーブン デロンギ コンベクション オーブン 95FL 修理

10年以上使っているデロンギのコンベクション オーブン 95FL。上下に電熱線のヒーターがあるのだが、上が点かなくなってしまった。この手の家電はシンプルなので自分で修理することにした。とりあえず分解して故障箇所を見つけることにした。

デロンギのホームページを見たら、すでに95FLは修理を受け付けないようだ。部品の保有期間が過ぎたためという理由。

分解を始めると、工作精度が悪い・・・イタリア製・・・強引に組み立てられている印象。まずは背面のネジをはずす。

底面のネジをはずす。設計もひどいなぁ・・・足の構造とか、あり得ないだろう・・・

下写真は裏パネルをはずしたところ。今回取り外したねじは3種類ある。統一してくれよ・・・。ネジ穴らしきものも数箇所あるのだけど、全く利用されていなかったりする。どういう設計だ・・・

白いカバーを取り外したところ。正面の黒い枠もはずせる。内部のネジは6箇所ある。ついでにフロントのガラスもクリーニング。内部の鉄板は結構錆びていた。

このオーブンの一番メカニカルな部分が下の写真。中央には、このオーブンの売りであるファン(イタリア製のモーター)がある。でも剥き出しで錆が出ている・・・ 電気部品は基板らしきものはなくて、かなり古い設計という印象。こういうアナログ設計は自分で修理しやすいので好きだけれど・・・配線がゴチャゴチャしやすいのよね。

今回の故障箇所を発見。ダイオードが露骨に破裂していた。これは整流用ダイオードで交流を直流にするもの。設計がおかしいのではないかと思われる壊れ方だ。配線をたどっていくと、これは上のヒーター用のダイオードで、下のヒーター用のダイオードもあった。チューブで保護されてるが、同じものが入っているようだ。今回はこの明らかに壊れたダイオードだけを交換することにした。近々下ヒータも壊れるかもしれないけど、壊れた時点で交換しよう。

壊れたダイオードを取り外す。見事に真っ二つ。型番はP600Kと書いてある。ネットで調べると800V 6Aの整流用ダイオードのようだ。
同じスペックのダイオードだと、また破裂するかなと思って、もうひとつ上の1000V 6Aのダイオードをネット通販で買ってみた。メーカー不明のあやしいダイオードだ。でも1個60円で安い。とりあえず予備ということで4つ買ってみた。品物は安いのだが送料が倍以上で何ともお得感のないショッピング。電車で買いに行く手間や交通費を考えたら割安だけど。
新しいダイオードを取り付けて組立。ただ使用時に高熱になるので、はんだで固定するぐらいでは溶けて外れてしまうので、圧着する必要がある。

ついでなので、全体をクリーニング。ホコリとかそれなりに溜まっていたけど10数年使っていた割にはきれいだな。イタリアシールはさすがにボロボロ。なんとなくかわいいので、そのままにしておく。

組立完了。正常に動くようになった。

早速アップルパイを焼いてみる。問題なく動作。故障箇所はダイオードだけだった。
自分で修理する場合は自己責任で
内部の回路、原理が理解できなければ修理しないほうが無難です。高電圧を直接扱う製品なので、それなりの知識がないと事故になりかねないのでね。