シャープペン替芯 0.9mm

コクヨのシャープペンシル Campus Junior Pencil 0.9 用の替芯について

替芯の硬度は同じでもメーカーや種類で大きく違うので、実際にあれこれ試さないと好みのものが見つからない。とりあえず、以下のものを買って試してみた感想。

ぺんてる Ain STEIN 替芯 0.9mm B

長さ60mmで36本入って実売175円

鉛筆のBからすると、ずいぶん硬い印象。また替芯全般に言えることだが、キュッキュ音がするのもマイナス。これは好みではないので2Bを買うことにした。

コクヨ純正(韓国製)替芯 0.9mm 2B

長さ60mmで36本入って実売180円

とりあえず純正を買ってみる。Campus Junior Pencilにはじめに入っている芯。もともとこの芯が気に入ったので、はじめからこれを買えばよかった。でもキュッキュ音が鳴るわ。普通に文字を書くときはそれほど気にならないが、絵を描くと気持ち悪くて仕方ない。鉛筆のuniや9800では、そんな音はなく滑らかに書ける。シャープペンの芯は折れにくくするために、通常の鉛筆のように黒鉛と粘土を混ぜるのではなく、黒鉛とポリマーを混ぜていく。当然書き味は変わってしまう。折れにくい丈夫な芯ほど、書き味が犠牲になっているように思えた。このシャープは0.9mmと太く折れにくいので、今後は粘土芯のシャープペン芯を探してみるつもり。

プラチナ万年筆 プレスマン専用 替芯 0.9mm 2B

長さ100mmで10本入り95円

調べてみると、かなり以前からプレスマンというシャープペンがあって、その専用芯がプラチナ万年筆から出ていた。0.9mmなのでJunior Pencilにも使える。記述はないのだが、何となくポリマー芯ではないような気がしたので買ってみた。10本入りで95円。芯の長さが長く100mmもある。長さ当たりの単価は通常の替芯よりは割高にはなるが、95円は買いやすい。替芯はお試しで買うことも多く、大抵使い切らないので、本数減らして安価な方が個人的には歓迎。ケースは円筒状のシンプルなもの。後々再利用しやすいケースは気に入った。

実際試してみると、ポリマー芯のような妙なキュッキュした音はなく、鉛筆のように書くことができた。かなり気に入ったのだが、芯はもろく、書いた後は粉っぽくなり、手でこすったりすると、ひどいことになる。やっぱり鉛筆の方が優秀だなぁ。シャープペンシルはどうも合わない気がする。

コストパフォーマンスを計算してみる

Campus Junior Pencil 0.9で使用した場合で、芯が使えなくなる長さが15mmということを前提とする。

コクヨ純正とぺんてるは長さ60mmで36本入なので、使える部分の長さは45mm x 36本 = 1620mmとなり、替芯が180円とすれば、1円当たり9mmとなる。逆に無駄になってしまう部分は15mm x 36本 = 540mm となる。

プラチナ替芯は、長さ100mmで10本入なので、使える部分の長さは85mm x 10本 = 850mmとなり、替芯が95円とすれば、1円当たり8.95mmとなる。逆に無駄になってしまう部分は15mm x 10本 = 150mm となる。

コストパフォーマンスはぺんてる替芯が最もよいが、ほとんど誤差。そして芯の無駄が少ないのは長いプラチナ替芯となる。こんな計算をしてみたが、芯が折れたりしたら、順位は簡単に入れ替わってしまう。