BD-1 リアサスペンション交換

12年乗っているBD-1

BD-1は2003年に購入したので、現在12年経っているが、まだまだ乗れそうだ。 それでも、樹脂パーツのサスペンションはさすがに劣化してきた。縦に亀裂が入ってきたので、このまま乗っていたら、一気に崩れることは確実。その前に交換しようと思う。

取外したエラストマー。ボロボロなのがよくわかる。

エラストマーサスの外形は、直径31mm、内径12mm、長さ38.5mmだった。 このサスの固定方法は直径12mm、長さ15mmのアルミ台座にはめるだけ。台座はM6のボルトでフレームに固定されている。


ばねに交換

さて、純正の新品エラストマーサスに交換するのもありだが、アマゾンで1,512円で販売されていた。ちょっと高くないか? ということで、もう少し劣化しにくくて、安いサスにしたいと思う。

単純にバネでよいと思うので、ミスミでサイズが合いそうなものを探す。東京発条製作所のTL30X40(245円税込)にした。ばね定数は74.24なので、やや、やわらかいかもしれないが、使ってみて問題があれば、同サイズのもっと硬いTM30X40TH30X40にしようかと思う。

注文して届いた東京発条製作所のTL30X40

エラストマーとの比較。 ばねを実測すると、自由長40.1、外径29.7、内径15.45だった。

固定方法がちょっと問題。内径が15.45mmで現状の台座に固定することはできない。ということで、台座を製作してみる。 自作台座はアルミ製で、直径15.45mm、内径6mm、長さ15mmとした。直径はバネとの現物合わせ。下の写真は、左がオリジナルで、右が今回製作したもの。

ばねと台座

台座をフレームにセッティングしてみた。

ばねを入れてみる。サイズ的にはエラストマーよりもぴったりだが、やっぱりやわらかすぎた。乗り心地としては、フワフワしている感じで、力が逃げている印象。

ばねは簡単に密着たわみ43%まで行ってしまう。密着たわみに至る力は計算値では130kgfとなる。さらに体重やスピード、ヒンジ位置などを考慮して簡易計算すると瞬間的に300kgf近い力がかかっていそう。そうなるともっと硬いTHかTBにした方がよい。

東京発条製作所 TH30X40

ばね定数275.46 密着たわみが26%なので10.4mm。このときの力を計算すると約292kgfとなる。本当に300kgfの力がかかっていたら、このTHもアウトだが、おそらくもう少し小さい力だと思う。ということで次はTH30X40で試してみよう。 価格はTLよりもちょっと高く342円(税込)だった。

TH30X40届く150624

TH30X40(緑)とTL30X40(水色)の比較

装着してみた。適度な硬さになって、ボワンボワンしなくなった。週末にでもそれなりの距離を走って試してみる。

その後数10キロ走ってみたが大きな問題なし。ただ、もうワンランク硬くてもいいわ。