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ペンケース sun-star アーム筆入

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子供用にアーム筆入を購入。まだ使用していないが、とりあえずレビュー。 ペンケースには、大きく分けてソフトタイプとハードタイプがある。ソフトタイプは革製をはじめ数多くあるが、鉛筆を使うことを前提にすると、子供が使うにはいろいろ問題がある。ハードタイプはカンペンケースが主流。プラ製は品質の悪いものが多い。また子供向けのマグネットを使用した筆入れもあるが、仕掛けが多く耐久性に難がありそうだ。鉛筆をしっかり保護してくれて、そこそこの耐久性があるという条件で探してみたが、候補はあまりなく結局昔からあるアーム筆入れとなった。 アーム筆入れ 「象が踏んでも壊れない」 と、発売当初の怪しい文句だが、現在では「象のマークは強さのしるし」と曖昧な表現になっている。確かに材質がポリカーボネイトなのでプラの中では丈夫な方。実はそれよりも複雑で壊れやすいヒンジなどがないところが耐久性をつながっているように思う。精度はそこそこで必要充分と思える。製造元であるsun-starのホームページをみると、アーム筆入れが発売されたのは1965年で、その後モデルチェンジをしながら40年以上も売られ続けている。当然それなりの改善もされているようで、随所に工夫が見受けられる。以前はいくつかサイズのバリエーションがあったようだが、現在は1種類しか存在していない。サイズ的には大きいという印象があるが、子供用の筆入れはどれも同じような大きさのようだ。鉛筆がしっかり入った上で、消しゴムやら定規やらカッターなどいろいろ入れるにはこれぐらいの大きさになるのだろう。個人的には大人用のスリムなタイプも作ってもらいたい。色のバリエーションは透明色の青と赤のみ。色は安易で、決して今の時代に合っているとは思えない。 鉛筆のホールド感はまずまず。三菱uniは良好。細身のSTAEDTLERは緩め。様々な鉛筆の太さには対応しきれていない。また鉛筆の硬さ表記は隠れないようになっている。この筆入れは日本PTA全国協議会推薦商品らしい。中プレート(鉛筆をセットする皿)は穴が多く、強度に不安がある。手で力を入れただけでバキッと折れてしまうだろう。 フタ両サイドに「PUSH」とあり、ここを押すとテコの原理でフタを取ることができる。フタ&本体には爪があるのだがスーと閉まるだけでカチッとロックし

ランチプレート / ミニプレート Corelle

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家で使っている食器の多くは業務用を使っている。その理由は、丈夫で、手入れも簡単、数年後の追加も容易、そしてシンプルであるから。どれも10年ぐらい使っているが、まだ一枚も割れたりはしていない。特にグラスのDURALEXは何度もテーブルの上から落ちているのだが割れたことがない。このランチプレートのコレールも業務用プレートであり、学食やお子様ランチでおなじみのかたち。実用性からすると、この仕切りは邪魔であったりするのだが、コレールの特徴がよく出ているし、何よりもチープで、かわいいのが気に入っている。 コレールとは商標であり、米コーニング社の積層強化ガラスのことを言う。日本では岩城ハウスウエアから販売されている。素材の特徴としては耐熱性があり、強度もあり、薄く作れるところ。磁器で、ここまで薄く作ると強度が不足するが、コレールはプラスチックのように薄い。薄さのメリットはお皿を重ねると明らかであり、下の写真のようにぴたりと重なる。特にこのランチプレートのような形は、その恩恵が大きい。また表面がガラスなので、つるっとしていて油汚れが落ちやすいという利点もある。プラスチック製ランチプレートもよく売られているが、環境ホルモン、耐熱性、表面硬度、素材の劣化など問題だらけ。また陶器製ランチプレートは分厚く重たく、いただけない。ランチプレートはコレールがベターに思う。 食器類は、工芸的、伝統的なものも多く流通しているが、個人的には、ありがたみを感じない。手入れが大変で、おろそかにしていると変色していったり劣化していく。ある場合は味わいが増すという評価になり、ある場合は使い方が悪いということになる。私としては単にモノの品質が悪いと思う。伝統やあいまいな芸術性に重きを置くのはほどほどにしたいところだ。コレールはとても工業的であり、職人とか味とかいう世界とは無縁、15分でどろどろのガラスから仕上げまでが一気に行われてしまう。そのスピードゆえに全世界のコレールはアメリカの工場だけで、すべて生産できてしまう。こういう近代的なものは温かみが薄れるという印象もあるが、素直に実用性を評価したい。 コレールをデパート等でよく見かけるが、どういうわけか柄付ばかり。個人的には柄は邪魔でしかなく絶対に買わない。コレールは無地もラインナップされているのだが、店頭で売っていたのはハ

ボールペン Bic Orange Midium 1.0mm

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このボールペンは、ヨーロッパへ行くとホテルの部屋に無造作に置いてある普通のボールペンであり、大抵ホテルの名前なんかが印刷されている。あちらではかなりポピュラーなボールペン。日本では、大型文具店、ロフト、ハンズなどで取り扱っているが、実は100円ショップが一番安い。値段は2本で100円。一本当たり50円という安さ。場合によってはビックボーイストラップまで付いている。 このボールペンはフランス製。フランス=「おしゃれ」という印象があるが、実際にプロダクトも「おしゃれ」なものが多いように思う。 Bicのロゴとビックボーイというボールペンのボールをイメージしたキャラが刻印されている。そのとなりの墨入れされた部分にも同じマークがあり、普通ではありえないレイアウト。こういう部分が、もうひとつのフランス製らしさが出ている。つまりアバウト。 このボールペンを長年使っている理由はいくつかある。 鉛筆に近いフィーリング 鉛筆と同等の太さで、直径は約7.5mm。断面形状も鉛筆と同じ6角形。エッジも鉛筆に近く、持った感じがかなり近い。国産のボールペンは、太かったり、グリップ部分に滑り止めなど細工があるものが多くダメダメ。鉛筆好きとしては、鉛筆に近いフィーリングが重要な要素であり、近ければ近いほど自在に操れるようになる。また重量も大切な要素。鉛筆は新品の状態で6g前後と軽いのだが、このビックのオレンジも約6gで鉛筆と同じで軽い。こういう視点で見ると鉛筆を意識しまくったボールペンに思えてくる。 軸の処理 特に気に入っている点は、軸と先のジョイント部分。軸がすぼまっているのだが、個人的にここがすごく重要で、どんな持ち方をしても、触れるのは軸だけで、ジョイント部に触れることはない。普通のボールペンは、ジョイント部がもっと上で、持ち方によっては指がジョイント部に触れてしまう。こうなると、違和感があってダメなのだ。鉛筆と比較すると、形状の処理が類似しているのがわかる。 ボール径1.0mm ペン先ボール径1.0mm。国産のボールペンはボール径が小さい(0.5~0.7mm)ものが主流で、小さい字、しかも漢字を書くには適している。ビックのオレンジは、1.0mmと太めであり、小さい字を書くには厳しいが、その代わ

ぺんてる サインペン

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個人的に気づいたときには使っていたというペンで、調べてみたら1963年発売。それからほとんど仕様変更はなく、未だに売られ続けている超ロングセラーの水性ペン。調べたついでに出てきたのだが、ヒットの火付け役はアメリカのようだ。大統領が使ったり、NASAが使ったりしていたようだ。 ぺんてる サインペン http://www.pentel.co.jp/ 定価105円 水性染料 線幅 0.8mm ペン先 アクリル繊維 軸、キャップ 再生PP 先金 真鍮 エンドキャップ 再生PE サイズ 18×13×133mm 重さ 10g 書き味が独特で、紙にちょっとひっかかるような感じがし、カスカスと音がする。これが意外と気持ちいい。水性なので、裏に染みることもなく安心して書ける。その名の通りサイン用ということもあって、宛名書きには太さもちょうどよく使い勝手もよい。 インク詰め替え式ではないため、どうしても数年で消耗してしまう。本来、使い捨ては避けたいのだが、代わりになるようなペンも見つからず、使い続けている。 形状は、見た目以上に微妙なラインで構成されている。60年代ぽさが、こういうラインに現れている。お尻の樹脂のクリーム色も微妙だな。今は見かけなくなった黒電話に似合うペン。 ぺんてる社の品質はすごく安定していると思う。どのぺんてる製を使っていても、こりゃひどいと思ったことはない。このサインペンも数本目だが、インクがなくなるまで、安定して書くことが出来ている。長いものでは10年ぐらい使っていたが、その間全く問題が出なかった。また独創性もすごいものを感じる。興味深い会社だ。 ペン先はアクリル繊維で出来ている エンドには材質の明記がある。 インクは染料系の水性インクなので、顔料系に比べ耐光性には劣る。ただ屋内でのラベルとして使う分には10年以上、視認性で問題が出たことはない。これで顔料系であれば、より広範囲に使えるのだが。 その後、ぺんてるの水性顔料インキを使用したサインペンを入手。詳細は こちら 。