キーボード&マウス
Logicool ワイヤレス コンボ MK260
子供用にキーボードとマウスを探す
2011年春に発売された安価なワイヤレスキーボード&マウス。子供パソコン用(WinXP)に購入。Amazonで2652円。いきなり高級なキーボードを使わせるのも無駄な気がしたので、安くて使い勝手のよさそうな無線タイプをチョイス。無線タイプ
PCは定位置での使用とは限らないので、ワイヤ付きだと毎回数本のケーブルを接続する必要があるので面倒だし、だからと言ってケーブルをつなぎっぱなしにすると、運ぶときにトラブルの元になる。ということでワイヤレス(無線)にした。セッティング面で圧倒的に楽ができる。箱とキーボード、マウス、レシーバー
MK260主な仕様
2011年発売モデル
Windows XP、Windows Vista、Windows 7
USB2.0
USBレシーバー
キーボード
108キー日本語レイアウト
キーピッチ 19.0mm
ショートカット Eメール、ウェブブラウザ、電卓、一時停止/再生、ボリュームアップ、ボリュームダウン、スリープ
電池寿命 24ヶ月 単四形乾電池×2
サイズ 450 x 155 x 18
重量 470g
マウス
スクロールホイール : 有
水平スクロール : 無
解像度:1000dpi
ボタン数:3
電池寿命 5ヶ月 単三形乾電池×1
サイズ 44.83 x 17.1 x 9.5
重量 5g
箱裏
全景
ピッチは19.0mmの標準的なサイズのキーボードにしてはコンパクトにまとめている。幅は450mmとあるが、実測では443mmだった。奥行きは実測で最大150mmぐらい。ケースの余計な部分をそぎ落とした感じで好感が持てる。全体的に余計な装飾とか、塗装はなく、シンプルな印象。また黒色樹脂は変色が気にならないので、数年後も古びた色にならないくてよい。ホコリは目立つけど。ただ、スペースキーの辺りを中心にケースごと大きなアールをもたせているがよくない。ストレートであったらもっとよかった。ストロークは浅め。ノートパソコンほどではない。まぁちゃちな感触ではあるが、普通のノートパソコンよりも質は高いかな? キーによっては引っかかる感触のものもある。
全体的に薄いキーボード。剛性はなさそうだ。型番のK260のKってキーボードの頭文字なのね。マウスはM260かなと思ったら、M210/MK260とあった。
配列
普通のJIS配列で日本語108キーボードというもの。普通を評価したい。意外と妙な配列のキーボードが多く、同じLogicool製品でも妙な配列のキーボードが存在する。多くのメーカーはキー配列を忠実に再現することは重要ではないようだ。そんな中、東プレ社だけは印刷文字から印刷位置、記号の形に至るまでかなり忠実だった。配列ディテール
下図がOADGが標準化した日本語109キーボード配列。テクニカル・リファレンスから抜粋。 109と108に違いは、Winキーの数だけ。108は左側に1個だけで、これが最も普及している配列になる。MK260は、かなり忠実なのが分かる。
OADGは部分的にキー側面に印刷を推奨している。たとえば「半角/全角」キーの側面に「漢字」と印刷される。
MK260ではコスト的にすべてキートップ上面に印刷されている。ちなみにキートップの印刷は廉価なキーボードやノートパソコンで主流のオーバーコート印刷。文字を印刷した上に透明な印刷をして耐摩耗性を高めている。
テンキー部
配列はテンキー部も忠実だ。
独自のショートカットキー
一時停止/再生、ミュート、ボリュームダウン、ボリュームアップ、ウェブブラウザ、Eメール、スリープ、電卓がある。個人的には歓迎できない余計なキー。これがなければ評価はさらに高いのだが。まぁとりあえず試しに使ってみる。
何の設定もしない状態だが、foobarという音楽プレーヤーの再生一時停止も有効だったのには驚いた。他はシステム準拠なので普通に機能する。使い慣れれば便利かもしれない。それにしてもキーの形が妙で、下側が大きなにアールなっている。デザイン的にもイマイチの処理にしか見えないし、機能的には何の意味もない。
底面
単4電池2本で駆動。24ヶ月持つそうだ。ネジ穴に1枚シールが貼ってある。はがして分解すると保証しないよという警告か。しばらく分解はやめておこう。でもクリーニングするには分解は必須なのだけど。足はやや頼りない。(約3年使ったら折れた)
水切りの口がある。安価なキーボードなのに実用的な耐水処理をしかっリしている。個人的にキーボードに珈琲などをこぼすということは今までないのだが、子供が扱う場合はいろいろ事故が起きるので、こういう処理もありがたく思うかもしれない。
マウス
塗装レスのシボあり表面。グレーのキラキラしているところも塗装ではなく、樹脂にアルミ粉を混ぜてそのように見せている。とても普通でいいと思う。塗装で高級感を出すというマウスは嫌い。バッテリーは単3電池1本なので軽め。電池の持ちは5ヶ月とある。実際には3か月で電池は切れた。その後eneloopを使っているが、数か月程度で充電というサイクルになっている。常時電源が入っているのだから、こんなものだろう。電源スイッチがあれば、もっと持つのだろうけど。
裏面
センサーが中心からずれているのが気になるが、それほど微妙な操作をしなければ気にならないだろう。電池蓋に足があるので、がたつくのでは? と思ったが、精度が高く、全く問題ない。数年使うとどうなるか分からんけど・・・ 設計的には蓋に足はナシだろ。それから特筆すべき点は、トラッキング性能で、ツルツル真っ白のテーブルの上でも問題なく使えてしまう。他のLED光学マウスが太刀打ちできない面でも平気で使えてしまう。同じロジクールのマウスでも、MK260だけが優れているのだ。ある意味一番安いマウスなのに、何でこんな高性能なんだ?
レシーバー
最近のレシーバーにしてはデカイ。USB端子に挿すと30mmは出っ張る。安さがこういうところに出てしまっている。主にLinux上で使っているが、設定の必要もなく動作も全く問題なく使えている。Windowsでも専用ソフトなしで、レシーバーを挿すだけで動作可能。キーボード、マウス共にレスポンスはワイヤレスとしては普通によい。キーボードのタッチは普段使っている東プレのRealfoceと比べてしまうといろいろあるが、すべてが許容範囲という感じ。コストパフォーマンスは素晴らしいと思う。
2014.6.20
約3年で足が折れた
子供の激しいタイピングに耐えられなかったようだ。見るからに耐久性のなさそうな足だったので、やっぱりという結果。対策としては手持ちのゴム足を貼ってみた。若干角度が足りないけど、無いよりはマシ。もう少し背のあるゴム足があったら交換しようと思う。
2015.10.10
4年でマウスの中クリックが利かなくなった
たまに有効になることもあるが、ほとんど反応しなくなった。 これでは使い物にならないので、修理をしてみようと思う。 はじめて分解してみる。 電池収納部にあるネジ一本を外せば分解は可能であるが、 いじり止め付きのトルクスネジT10が使われていて、分解を拒む構造だった。 こんなネジ使ってられないので、普通のプラスネジに交換しておいた。黒いネジがオリジナルのトルクスネジT10。
無線でも内部はすっきり。
基板裏面
無線の制御部はどこか不明だが、裏面チップのこれだろう。
LRクリックはマイクロスイッチが使われていて、中クリックはタクトスイッチだった。
中クリックのタクトスイッチを押し込むパーツはケース一体のパーツだった。
LEDとセンサー部
問題と思われるタクトスイッチ
中クリックの問題はどうもタクトスイッチが壊れているみたい。 分解してチェックするとそれなりの機能するが、 やはり確実ではない。 強めに押すと機能するので、4年間力任せに押され続けて接点が引っ込んでしまったのか? とりあえず交換を考える。サイズは6mm角で、高さはスイッチ頭までで4.5mm程度ある。 調べてみるとアルプスのSKHHAJA010というものに酷似している。 接点のパターンも同じなので、これ相当であれば交換は可能とみた。 大須で手に入ればよいのだが。来週にでも探してみよう。
外形図
接点の回路
何が問題なのかバラしてみる。 構造はシンプルで、ドーム状の金属板をプラスチックのポッチでペコペコ押して、接点をつなげるというもの。
タクトスイッチケース内に接点が見えるが、中央の接点が引っ込んでしまったのかな? 肉眼では確認できないが、おそらく距離に問題が出てしまったのだろう。
ドームパーツとプラパーツ。
2015.10.13
マウス タクトスイッチ交換
大須のアメ横で、使えそうなタクトスイッチを買う。日本のシンデン製で53円。 調べてみると、たぶん SDTJ-1232AL というモデルだと思う。 サイズは6mm角で高さはスイッチの頭まで5mmぐらいあって、もともと付いてたものよりも若干背が高い。 足は5本あったので、不要な1本は切り落としてしまった。下写真は切り落とした後のもの。 回路はテスタで確認した。押すと接点がつながる仕様。オリジナルと同じで問題なし。オリジナルタクトスイッチを抜いたところ。半田吸い取り線を使って半田を除去して抜いた。
交換した状態。
早速試してみたが、問題なく使用できるようになった。 今回の中クリックが利かなくなったのは明らかにタクトスイッチの問題だった。