Meadow キーボードのキー入替え

JIS配列キーボードのキー入替えをレジストリで行う

MeadowはWindowsユーザーからすると特殊なキーバインドなので、現状のキーボードのレイアウトでは使い勝手が悪い。これまでもCapsLockだけはCtrlにして使っていたけど、それだけでは不足で、今回思い切って以下のように配置した。

無変換Alt
変換半角/全角
カタカナひらがなBackSpace

無変換をAltにした理由はMeadowではM-x(Alt x)などのAltを使う頻度がかなり高い。これを左手親指で打つのだが、初期位置では親指を曲げて打たなくてはだめ。そこで無変換をAltにすることで素直に打つことが出来るようになる。

変換キーを半角/全角にした理由は、半角/全角キーの使用頻度が高いにも関わらず、一番端に配置され、小指をぐいっと伸ばさないと届かないので以前から不満だった。そこで、使わない変換キーに割り当ててみた。しばらく使うと、これは快適だった。もっと早くこうすればよかった。キーボードの1列目は本来打ちやすいのに、使わないキーが複数ある。有効利用しなくちゃもったいない。

カタカナひらがなキーも使わなかったキーのひとつ。しかも間違って押すとイライラするキーでもあった。ということでBackSpaceにした。BackSpaceも小指をぐいっと伸ばす位置にあるので、この位置に来たことですごく楽になった。JIS配列は小指の負荷でかすぎ。基本的な配置を崩さずにキーを詰め込んだ結果小指の担当キーが増えて、使用頻度の高いものが遠くへ移動してしまったわけだが。

キーの配置変更方法(WindowsXP)
ファイル名を指定して実行からregeditと打って開く。

HKEY_LOCAL_MACHINE > System > CurrentControlSet > Control > KeyBoard Layout >

に入って新規でScancode Mapを作成する。すでにあれば、それに修正を加える。
16進数になっているので、キーのコードをマイクロソフトなどで調べて割り当てる。ドキュメントがあるので、そこにすべてのキーが書かれている。個人的な設定はこんな感じ。%以下はコメントです。書き込みはリトルエンディアンなので注意。下記はすべてリトルエンディアン表記。

00 00 00 00 % ヘッダ
00 00 00 00 % ヘッダ
05 00 00 00 % DWORDの数(nullも含める)
1d 00 3a 00 % 1 ctrl < Caps
38 00 7b 00 % 2 Alt < 無変換
29 00 79 00 % 3 半角/漢字 < 変換
0e 00 70 00 % 4 BackSpace < カタカナ
00 00 00 00 % 5 null

実際の編集は下のようになる。

120514 問題あり
Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB2686509) が失敗する。
レジストリでキーボードレイアウトを変更していたため失敗したようだ。一度マップを削除して更新プログラムを入れて、再度マップを変更する。

主なキーコード
Esc 01 00
BackSpace E0 00
Delete 53 E0
Tab 0F 00
Caps Lock 3A 00
Enter 1C 00
L Shift 2A 00
R Shift 36 00
L Ctrl 1D 00
R Ctrl E0 1D
L Alt 38 00
R Alt E0 38
Space Bar 39 00
Num Lock 45 00
Scroll Lock 46 00
L Win 5B E0
R Win 5C E0
Application 5D E0
ひらがなカタカナ 70 00
半角/全角 29 00
無変換 7b 00
変換 79 00

他にも色の設定とか、折り返しマークの色とか、気になる部分を修正している。かなり快適なMeadowになってきた。