油性ペン ゼブラ マッキー極細

長いこと使い続けている油性ペン。どこでも売っていて安価。70円ぐらいで買える。それでいて十分使えるのがマッキー。ラインナップとしては太いハイマッキーが1976年に発売され、その後に極細が出ている。小学生の頃、極細を買って気に入ったのを覚えている。それ以来ずっと使い続けていることになる。ウン10年だ。現在は4、5本目というところかな。不思議とハイマッキーは自宅では使ったことがない。

ゼブラ マッキー極細
http://www.zebra.co.jp/index.html
1976年にハイマッキー発売。極細は少し遅れて発売。ラベルのデザインもそのままのようだ。
定価126円 実売価格70円ぐらい
細1.0~1.3mm
極細0.5mm
インクタイプ 油性染料(アルコール系)
サイズ 軸径11.9mm(太い部分 クリップ含まず) 全長141.8mm
重量 8.5g


マッキーは油性ペン(染料系)の代表的な存在のようだ。あまり意識したことはなかったが、確かにどこでも売っているし、定番的な油性ペンなのだろう。もうひとつ寺西化学工業のマジックインキがあるが、こちらの方が先に定番化したと思う。子供の頃はマジックインキばかりだった。マッキーは新参者という印象が未だにある。

マッキーの用途
油性ペンの最大の特長は、水性ペンがはじいて書けないところにも書けること。プラスチックや金属、ガラスなど。ちなみにガラスはこすれば消えてしまう。紙に書く場合は裏うつりに注意する必要がある。紙に書く場合は普通水性ペンを使うが、広い面積を均一に塗りたいときは油性という手もある。一般家庭では、学用品などに名前を書いたりするときに使うかもしれない。ただ、布に書く場合はにじみやすかったり、洗濯に耐えられなかったりするので、各社名前用(布対応)のペンを発売している。
個人的には、仕事でのプラ、金属へのマーキングなどが多い。あとはDVDラベルなど。

インクの出方
インクはこってり出る。そのためインクの減りは早いが、使用頻度が少ないので、10年ぐらい使い続けている。一番気に入っているのは常にインクがしっかり出てくれるところ。油性ペンは揮発しやすいので、使わなくても乾燥してカスレやすくなる。使おうと思ったときにカスレてしまっては残念だ。マッキーはキャップさえちゃんとしておけば、そういうトラブルに遭遇したことはない。

線の品質
ツルツルの面に書くと、にじむことなく、シャープなラインを引くことができる。DVDのラベルなどを書くときなどは保存前提なので、きれいに書いておきたい。ペンには癖があるので、それを見越して書く必要がある。マッキーは必ずインクが溜まった玉になる部分が出るので注意する必要がある。最近はDVDラベル用の油性顔料ペンも発売されているので、そのうち試してみたい。

DVD/CDRのラベル
ペン先はフエルトなので、DVD/CDRなどのラベルを傷つけることなく書くことができる。ただ丁寧に扱う必要がある。筆圧が強すぎるとペン先を痛めてしまう。マッキー極細は油性染料なので耐光性はあまりよくないと思われるが、DVDを屋外に置くようなことはないと思うので、通常問題ないはず。

線の太さ
他のペンも使ったことはあるが、マッキー極細の適度な太さが好み。細が1.0~1.3mmで、極細0.5mmとある。各社両端のペンの太さが違う油性ペンを出しているが、細すぎたり、太すぎたりして個人的には使いにくかった。マッキーの極細よりも細いペンを使いたいこともあるが、これ以上の細さは詰まりやすい印象がある。結局この極細で対応することが多い。ゼブラのホームページを見たら、2012年にマッキーケア超極細が発売されたので、ちょっと試してみようかな。

間違えたらエタノールできれいに消せる
プラなどの上に書いた後で、消したいときがあるのだが、消毒用エタノールで拭き取ればきれいに消せてしまう。これは使い勝手が良い。エタノールであれば、通常のPSやABSのプラスチックを溶かすことないので、安心して使える。マジックインキなどではそう簡単に消すことはできない。

匂い
匂いが許容範囲。マジックインキはインクそのものの性能は高そうだが、匂いがきつくどうもダメだった。油性ペンに限らず、匂いと塗膜の性能は比例しているように思う。匂いがきついほど塗膜は丈夫。

カセットテープを巻き上げる
このペンの細い方のキャップって、変な形をしていてる。

これってカセットテープにあまりにもぴったりとフィットする。適度に入ってがっちり固定される。巻き上げるための形状にしか思えない。

そして、このペンの名前は、マッキー、まっきー、巻ー! そういうことか! テープのために生まれたペンだったのか・・・(笑)


まとめ
マッキー極細は、インク自体の性能というよりは、全体の使い勝手のバランスが気に入っている。安価でどこでも入手できて、上記のような特長を兼ね備えている。一部の用途には適さないが、かなり守備範囲の広い油性ペンだと思う。