データ復旧ソフト Recuva

デジカメ(FUJIFILM FinePix F100fd)を使っていたら、突然撮影が出来なくなった。カメラがxDピクチャーカードを認識しなくなってしまったようだ。PCからもxDピクチャーカードを認識できなかった。xDピクチャーカードの中には大切な撮影データが大量にあったので、なんとか復旧したい。

問題のxDピクチャーカードはTypeMの1GBのもの。ブランドはオリンパスだが、中身は東芝製のようだ。

PC上で復旧ソフトを試すのだが、WindowsXPが認識しないドライブには当然全くアクセスすらできない。そこで、OSからFAT32でフォーマットしてしまうことで、xDピクチャーカードを無理やり認識させた。本来はカメラでフォーマットすべきで、FAT32でのフォーマットは禁止されている。またフォーマットすることで、一部データはダメージを受けると思われるが、全く復旧できないよりはマシだ。これで空のxDピクチャーカードをPCで認識することはできた。見た目はフォーマットされて空に見えるが、データのほとんどはそのままの状態のはずだ。

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続いて復旧ソフトの出番。今回いくつか試した結果、Recuvaという復旧ソフトだけがデータのサルベージに成功した。手順としてはRecuvaを起動して、xDピクチャーカードにアクセスして、画像ファイルをサーチして、表示させ、それらのファイルにチェックを入れて、「復元ボタン」を押す。そして任意の場所に保存(復旧場所以外)すれば完了。すべてのデータは無理だったが、多くの撮影データを救済することができた。Recuvaは使い方もシンプルでサルベージは強力という印象を持った。

下は「高度な設定に切替」を押した場合。復元の可能性があるのかを判断することができる。

データの復旧後は、xDピクチャーカードをカメラ内(FUJIFILM FinePix F100fd)でフォーマットして、その後は問題なく使えている。お騒がせなxDピクチャーカードだ。そもそもあまり信頼できない規格のカードだな。ちょっとしたことでトラブルという印象がある。もはやSDカード1色の時代だから、さっさと乗り換えたいところだ。