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11月, 2015の投稿を表示しています

LADSPA Fade In / Out

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Audacityにも昔から built-in effects で Fade In/Out はあるのだが、直線的でやや不自然なので、滑らかに音量を変化させたい。 そこで Nyquist Effects の Adjustable Fade が標準装備されるようになり、滑らかな音量変化ができるようになったが、 これは設定ウィンドウが表示されるので、サクサク作業できない。 ということで、インターフェイスなしのLADSPAでコサインカーブを描くフェードイン/アウトにトライ。 以前に Audacity built-in effects でも作ったのだが、内容的には全く同じ。 今回問題となったのは、インターフェイスなしのLADSPAエフェクトが作れるのか? という点。 調べるのも億劫だったので、いきなり作って試すことにした。 やってみたら難なく動作した。 下は一定音量のサイン波にフェードインを適用したところ。コサインカーブを描いているのがわかる。 下は同じようにフェードアウトを適用したところ。 注意すべき点は、Audacityでは、一度に処理するサンプル数があって、それを超えてしまうと以下のように複数回適用されてしまう。44100Hz、16bitで、約24秒が単位なので、フェードイン/アウトでこんな長い時間やることはないので、実用的には問題ない。 Nyquistで作り直し 170811更新 その後、 NyquistでFade In を作成。30分ほどで問題ないものが完成。サンプル数の壁もなく何かとお手軽なNyquistだった。LADSPAは無限に続く音処理用と認識。 LADSPA Fade In ソースコード /* namagi_fade.c 2015.11.16 compile gcc -shared -o namagi_fadein.dll namagi_fadein.c -ID compile Ubuntu gcc -fPIC -DPIC -shared -nostartfiles -o namagi_fadein.so namagi_fadein.c */ /**********************************************************/ #include &am

多機能ペン 三菱鉛筆
ジェットストリーム 2&1

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自分では買うことはないだろうと思われる多機能ペン。昔は使っていたが、ペンの本数を減らせるメリットは、基本性能を犠牲にしてしまうので使うのをやめていた。今回もらったので、ちょっと試しに使ってみることにした。(そのまま子供にあげた。) ジェットストリーム 多機能ペン 2&1 0.7mm 透明 MSXE3-500-07 本体価格500円 + 消費 (実売411円) リフィル 黒0.7 SXR8007.24 本体価格80円 + 消費税 (実売69円) 赤0.7 SXR8007.15 本体価格80円 + 消費税 (実売69円) この多機能ペンは0.7黒ボールペン、0.7赤ボールペン、0.5シャープペンがセットになったもの。使用頻度の高い3種なので、無駄がなく多機能ペンとしては、とても実用的な感じ。欲張らずに3本なので、軸の太さも許容範囲。 クリップ。軸が透明なので、とてもメカニカルな印象。各レバーはひじょうにスムーズで気持ちよい。カチャンカチャンと無駄に出し入れしてしまう。 クリップとノック部分。シャープペンのノックはクリップと一体となったパーツを押す。気持ちよいノックではないが、多機能ペンだから仕方ない。 ペン先シャープペンを出してみたところ。多機能ペンの芯の取替えは、軸をバラす必要があり、やや面倒。 1日使ってみた印象としては、昔の多機能ペンのシャープと違って、安定していて、芯が折れたりしなかった。それなりに進化しているようだ。まともな製図シャープと比較してしまうと、やはりオマケなのだが。 黒ボールペンを出したところ。ボールペンはジェットストリームなので、くっきり、なめらかに書くことができる。インクがドバドバ出る代償として、インク消耗はかなり早い。さらに多機能ペンなので、リフィルに入っているインク量は少なく、あっという間になくなってしまう。個人的にこの手の多機能ペンを買わない大きな理由のひとつ。ゲルと低粘度油性で多機能はコスパ悪すぎ。 赤ボールペンを出したところ。チェックするときの滑らかさは抜群。 軸の太さは多機能ペンとしては標準的だが、個人的には太すぎ。やっぱり扱いにくい。グリップの形状もイマイチで、軸との段差も気になる。 全体としては無駄のない、よく出来た多機能ペンとい

ゲルインクボールペン 三菱鉛筆 ユニボール シグノ RT

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シグノRT1 を数年使っているが、 インク消耗が激しいので、最近はちょっとしたイラストに使う程度にしている。 ガンガン使う用途では従来の油性ボールペンを使い、表現力が求められる用途ではつけペンを使っている。 ということで、シグノは、たまにリフィルを買い足しているが、購入できるリフィルは黒、赤、青ぐらいの基本色しかない。 オレンジなどの色はリフィルだけ手に入らないので、本体ごと買いなおす必要がある。 リフィルは実売で70円ほどだが、廉価シグノRTは80円ぐらい。この差なら試してみようと思って、シグノRTのブラックとオレンジを買ってみた。ただオレンジインクは0.5はなく0.38しか売っていない。 ユニボール シグノ RT 0.5mm 黒UMN-105 本体価格100円 + 消費税 ユニボール シグノ RT 0.38mm オレンジ UMN-103 本体価100円 + 消費税 この軸のよいところはデザインに凝ることなく普通なところ。RT1がカッコを気にして、使い勝手がイマイチだったのに対して、廉価なRTは普通で問題が少ない。 まずもっとも優れていると思えたのは、透明軸と透明グリップなので、インク残量が一目でわかるところ。軸はインクと同一色なので判別がしやすい。 クリップ部。signo RT ロゴと0.5とボール径が印刷。RT1は印刷が読みにくいのだが、これなら普通に読める。 クリップは極めて普通。それほど耐久性はないので、ガンガン使うと折れると思われる。特に問題なし。 グリップ周辺 オレンジ。グリップ部分でもインク残量が確認できる。 グリップ周辺 ブラック RT1 との比較。スタイリッシュなRT1に対して、RTは事務的な印象。 リフィルを取り出してみる。なんと気泡が入っている。品質イマイチ。 ペン先を収納した状態 ノック部分。RT1と違い普通なので、カチャカチャすることもなく、押し心地も普通で問題ない。 軸太さは RT1 よりも若干細めで、細かい作業をするには、RTの方が向いていると思う。安くて使い勝手が良いので、もう RT1 は買わずに、RTに移行しようと思う。 個人的にはオレンジのリフィルも販売してもらいたいと思っている。 赤シートでしっかり消え

LADSPA Stereo Delay

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久しぶりにLADSPAでエフェクトを作ってみる。 前回作ったのは夏なので、早くも3ヶ月経ってしまった。 今回はステレオディレイで、割と実用的なものにしてみた。 ブロック図にすると以下のような内容。以前Javaで作ったものよりも簡易的にしてしまった。 特徴としては、ディレイをもう一方のチャンネルにも出力できるというもの。 定位のコントロールとかが出来て便利。 夏に作ったIIRのLPF Butterworth 1pole も実装。 ディレイタイムは1サンプルから可能で1秒までとした。1秒以上のロングは必要ないでしょう。 モノラルに適用するときは左チャンネルの設定が有効になる。 サンプル音 まずはドライのモノラル音。 次ステレオディレイを使った音。空間演出が出来ているのがわかると思う。 LADSPA Stereo Delay ソースコード ソースは、不要なものは、なるべく省いてみた。それでもダラダラとして長くなってしまった。 インターフェイス関係があるので仕方ない。 またLADSPAの仕様からちょっと外れた書き方もしている。 /* namagi_delay_stereo.c 2015.11.14 compile windows gcc -shared -o namagi_delay_stereo.dll namagi_delay_stereo.c -ID compile Ubuntu gcc -fPIC -DPIC -shared -nostartfiles -o namagi_delay_stereo.so namagi_delay_stereo.c */ /**********************************************************/ #include &ltstdlib.h&gt #include &ltstring.h&gt #include &ltmath.h&gt #include "ladspa.h" /**********************************************************/ #define INPUT 0 #