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Cakewalk Sonitus fx Gate

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ノイズゲートというエフェクトで、入力信号がスレッショルド以下になったら、ゲートを閉じて出力を小さくする。昔からあるノイズ対策用エフェクトだが応用範囲は広い。 ゲートが開いているときは音が通り、ゲートが閉じると音が通れないというイメージで説明されることが多い。 Sonitus Gateは、さらにサイドチェインでの利用も可能。 またトランジェントの調整も可能なので、積極的な音作りにも利用できる。 個人的には地味ながら結構気に入っているプラグイン。 Helpもあるのだが、説明が分かりにくい部分もあるので、補足程度に書いておくことにした。 Threshold -60~0dB 入力信号に対してゲートが閉じ始めるスレッショルドを決定する。この値を基準にゲートが作動することになる。 環境ノイズ対策などであれば、スレッショルドは低く設定する。 Depth -Inf.、-40~0dB ゲートが閉じているときに入力信号にかかるアッテネートの量。 -infdBだと無音になり、0dBだと全く作動しない状態。 不要なノイズでも無音にすると不自然になる場合もあるため、用途に合わせて調整する。 Low Cut(Off、20~20000Hz)High Cut(20~20000Hz、Off) 入力信号の帯域を選択できる。特定の周波数だけに反応するようなことができる。 両方OFFにすれば、すべての帯域で作動する。 Attack 0~999.9ms スレッショルドを超えてからの反応速度。 Hold 0~2500ms 信号がスレッショルド以下になったときゲートが開き続ける時間を決定する。 たとえ一瞬しかスレッショルドを超えなくても、このHoldで設定した時間はゲートが開いている。 Release 5~4000ms 信号がスレッショルド以下になり、ホールド時間が切れてからのゲートが閉じるレイト。 Lookahead 0~40ms 公式説明では分かりにくいパラメータだが、先読み機能で取りこぼしを防止するために使うパラメータ。 0msでアタックが削れているように感じられたら、値を増やして調整する。 動かす範囲は、ゲートを適用したい素材によって大きく変わるので注意。 グレー色の線が再生位置だと思えばよい。 白線が実

Cakewalk TH3(OVERLOUD社)ギターアンプシミュレーター

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たま~に適当に使っていたCakewalk付属の機能限定版TH3。本物のエレキギターは持っていないので、TTS-1のエレキを通したことぐらいしかない。そもそもTH3の中に何があるかも把握していない。先頭にあるプリセットをちょいといじっていただけの経験値。ということで何が入っているかぐらいは把握しようと思って記事にしてみた。 改めて見ると、機能限定とか、お試し版という印象は全くなく、有り余るほどの内容になっていた。製品版との違いはちゃんとチェックしていないが、この機能限定版で満足してしまう人多いのではないかな?  OVERLOUD社のサイトを見ると、最新版はTH-U(製品版3万円)のようだ。 かなりの数のアンプ、キャビネット、エフェクタがあることが分かる。さらにセッティングの自由度もあるので、ある程度エレキギターを弾いてきた人でないと何を選んでよいのか分からないと思う。 ここでは機能限定版TH3に入っているコンポーネントの公式説明訳とメモを書いておく。 Amp かなりの数があるのね。15モデル。Bass用もあるね。 Bassface '59 (US) Bassface '59は、アメリカのクラシックなオールチューブアンプをモデルにしています。このアンプは元々ベースプレイヤーのために設計されましたが、すぐに世界中のギタープレイヤーに使われるようになりました。ブルースやカントリーのトーンに最適です。元々オーバードライブ・トーンを意識して設計されたわけではありませんが、オーバードライブペダルとの組み合わせは素晴らしいものになるでしょう。Bassface 59'は自然なわずかなゲインを持ちます。全てのサンプルは4x10 OB Tweed '59キャビネットを使用して録音されています。 Fender Bassman。写真は色が違うけど。 Darkface '65 (US) Darkface '65は、スーパークリーンなクラシックアメリカンチューブアンプです。このアンプは、ギター本来の音色を維持する能力があるため、様々な音楽スタイルで使用されるようになりました。このアンプでアルペジオのクリーンコードを演奏してみると、なぜこのアンプが多くのレコードに使用されてきたのか