投稿

6月, 2011の投稿を表示しています

サドル交換

イメージ
オクターブチューニングの精度を上げるためにサドル交換を行う。以前サウンドハウスで買ったTUSQのサドルを使う。 サウンドハウス サドル Graph Tech社 TUSQ(タスク) 101.6 x 3.17 x 12.70 mm 630円 http://www.graphtech.com/ 通常サドルは1~6弦まで1枚のサドルで作られているのに対して、Takamineは、サドルが1~2弦と、3~6弦用に分かれている。チューニングの精度を上げるための構造だと思うが、個人的には普通のサドルの方がいいなぁ。どうしてもこのポジションの中でオクターブチューニングすると、1、2弦は弦高が3mm(12フレット)ぐらいになってしまう。個人的には2mm以下にしたいのに、このサドルではオフセットしないと無理。今回は微妙にオフセットしてみた。 今回はお試しに1~2弦のサドルのみ交換してみた。 サドルは以前に1回交換したことがあって、サドルの微調整のたびに、すべての弦を緩めてサドルを取り外し、調整の時にはチューニングをやり直してと、やたら手間がかかった。今回はサドルを6等分にして、各弦独立してサドルの調整が出来るようにしてみた。こうすれば、調整中の弦だけを緩めたりチューニングしたりすれば済むので作業効率がよくなる。 下は調整後のサドル。プラ用やすりで適当に削って仕上げてみたが、工作精度がイマイチになってしまった。 溝幅は2.5mmだったが、サドルの厚みは3.17mm。この厚さをそのまま利用して0.67mmネック側へオフセットさせることにした。溝に入る部分を2.5mm厚にして上は3.17mmのままで使った。オクターブチューニングに影響が出るほどのオフセットではなく、やっぱり弦高は3mm程度になった。 オクターブチューニングは狙い通り0~12の各フレットでプラスマイナス3cent以内に落ち着いた。でも半年以上使っている古い弦なのであやしい。新品で再度オクターブチューニングする必要がある。若干弦高を低く設定できる可能性がある。弦は古くなると、オクターブチューニングでは低めに出る傾向があるようだ。オクターブチューニングで1cent以内の調整は難しそうだな。このレベルの調整になるとギターそのものや、ネック、フレットとかの精度がシビアに要求されてくると思う

ナット交換

イメージ
ギターのナットの調整が不十分でビビリが出たので、ナットを交換した。ナットは名古屋にある大和マークというところで購入。フレットなどのギターパーツなどを一般にもネット販売していて、リペアする人には有名な店らしい。 大和マーク http://www.daiwamark.com/   牛骨ナットNo.T-1420 44×5×8mm 315円 元々のナットを取り外して、クリーニング後、買ったナットを適正サイズにしてはめ込む。作業は簡単そうだが、かなり繊細な作業で、それなりに苦労した。 見た目はイマイチの出来となってしまった。なんか波打っている。弦は半分ナットに埋まって、半分は出ている状態。 溝の深さについて フレットの高さよりも若干高く設定した。以前はフレットと同程度で調整したら、使っているうちに、フレットよりも低くなって音がビビリ出した。それを考慮してフレットよりも0.1mm程度高くした。本来はフレットと同じ高さに調整した方がオクターブ調整などもよりスムーズになると思う。 溝切りは適当なヤスリを使って行ったが、これはかなり重要な作業なので、もう少し慎重にやるべきだった。弦が挟まってしまうような溝は最悪で、チューニング時にカキッとか鳴るのは、この部分の調整が悪い証拠だと思う。弦がスムーズに動けるような溝で、なおかつ左右(上下?)にはズレない溝であるべきで、かなり繊細な作業だ。ルーペで見ながら調整したけど、今後は溝切り方法と、精度の出し方は考えたほうがよさそうだ。ナットの加工がうまいと開放弦を鳴らしたときの音が全然違うと思う。初めてのナット加工は40点といったところ。次回は0フレットの考え方で作ってみようかな。