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VSTi u-he ZEBRA HZ Diva HPF

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u-he DivaのフィルタをそのままZebra HZに移植。 実機のHPFをエミュレーション。 HPF Pre(Roland Jupiter 8) メインフィルターの前に設けられたハイパスフィルターで、カットオフの設定のみ。 上物サウンドを作るときなど、低音のかぶりを控えめにできる。 HPF BITE(Korg MS-20) Korg MS-20のRESONANCE付きのHPF。 REVISIONで特性の違う1と2の切換えが可能。 RESONANCEを上げることで、カットオフの低域にピークを持たせることが出来る。そのためLPFとは違った特徴的な音作りが可能。 BITE1 LFOでCUTOFFを少し揺らしている。 BITE2 レゾナンスの効き方がだいぶ違う。 ResonanceとFreqModDepthはマトリックスにターゲットとして表示されるが効果はないそうだ。 VST Zebra menu

VSTi u-he ZEBRA HZ DIVA VCF

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Zebra HZの売りのひとつであるDIVA VCF。u-he Divaに使われているフィルターが、そのまま入っている。Urs Heckmannが掲示板で言っているので間違いない。 基本的に実機のフィルタをエミュレートしたVCFで、実機を知っているとより楽しめる。 メイングリッドで最大4個利用可能だが、CPU負荷が高くモノラルになっているとのこと。 サンプルはモノラルで、OSCはノコギリで統一して、Diva VCFだけ掛けたノンエフェクト状態にした。 パネルはModulator Rackではなく、Lower Paneに右側に表示される。左側はDIVA HPFになる。 VCF/HPF共通の設定 ACCURACY CPU負荷を以下4択で設定する。下に行くほど負荷が上がる。 draft fast great divine OFFLINE ACC オフラインのオーディオレンダリングに使用される精度。 best:最高品質でオーディオにレンダリング Same:ACCURACYに追従だろうか? CUTOFF SLOP カットオフのランダマイゼーションの量を調整。 RND これを押すことで、CUTOFF SLOPの新しいランダム値が生成される。 VCFの設定 MODEL 5種類選択できるが、モデルによって、表示されるパラメータは変化する。実機の写真と共に各フィルターの特徴を見てみる。 Ladder(Moog Minimoog Model D) Moogの有名なラダー・フィルター。モノフォニック用。その後の基準になったサウンド。 カットオフ、レゾナンスとキーフォローがある。自己発振可能。 MODEは24dB/1oct(4ポール)、12dB/1oct(2ポール)の切替が可能。24dBは急激な減衰で12dBは比較的緩やかなな減衰となる。このDIVA VCFは、どれも音量が下がり気味になるので、入出力の際にレベルを調整する必要がある。特に入力レベルは音質にもかかわってくるので注意。 OSCで下のような理想的な矩形波を作って、Ladderを通してみる。 結果は下のようなアナログらしい、いびつな矩形波になる。これは今までZeb

VSTi u-he ZEBRA HZ Lane Compressors

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HZでは、メイングリッドの各レーン最下部にコンプレッサーが接続されている。 内部的にはZebra2のコンプと同じようだが、Zebra2では最大2個までしか使えなかったが、これらを含めると最大6個使えることになる。 各パラメータは説明は こちら VST Zebra menu

VSTi u-he ZEBRA HZ Resonator

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Zebra2もLegacyとなりZebraHZも扱えるようになった。ZebraHZにはZebra2にないモジュールがいくつか追加されている。そのひとつであるResonator。これは1975年のPolymoogに搭載されていたパラメトリックフィルターが元ネタとなっている。 Resonatorは、FX GRIDで3個まで使える。 内容的には、周波数の可変幅が違うパラメトリック・フィルターが4つ搭載されていて、それぞれのフェーダーで周波数、エンファシス、出力レベルを設定する。おそらく4つは並列で接続されているので、お互いの設定は影響を受けないと思われる。 INPUT 入力レベルを設定。 MODE 以下のモードが選択できる。 LP:ローパスフィルタ BP:バンドパス BPi:バンドパス位相反転(オリジナルにはない機能) HP:ハイパスフィルタ COLOUR 3種類のアナログフィルターモデルを選択。 CPU負荷にも関係しているようで、0<2ということかな? スライダー オリジナルがロー、ミッド、ハイの3つの周波数域に分かれているのに対し、フルレンジをカバーする4つ目が追加されている。ちなみにオリジナルのパネルは以下のようになっている。 スライダーは黄、青、赤の3個がセットで4組ある。左から以下の周波数域で機能する。 LOW:60Hz ~ 300Hz MED:300Hz ~ 1.5kHz HIGH:1.5kHz ~ 7.5kHz FULL:60Hz ~ 7.5kHz F = Frequency 黄色のスライダーは、カットオフ周波数を設定。 E = Emphasis 青いスライダーは、エンファシス(レゾナンス)を調整。自己発振なし。 G = Gain 赤いスライダーは、出力レベルを設定。 この設定が4つとも0だとResonatorからは音が出力されない。 かなり強力なResonator オリジナルが3個セットなのに対してZebraでは4個セットになっている。 さらにResを直列で2個使うことで、さらに強調させることもできる。 古いアナログシンセ風にしたり、人の声のようなフォルマントも割と簡単に作れてしまう。 下サンプルはプレーンなノコギリ

VSTi rgc:audio sfz(SoundFont Player)

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SoundFontをサンプラーのTX16Wxでいじっていて、再生だけのプレーヤーも欲しくなり漁っていたら、意外と存在しないことに気づく。GM音源のsf2を扱えるようなプレーヤーがない、ない、ない。あっても大抵古くて不安定だったり、音がおかしくなったり、マルチティンバーでなかったり。結局Cakewalkと一番親和性の高いsfzに落ち着く。このsfzはCakewalk公式からダウンロードできなくなっていたし、VST2で32bitの仕様なので現在のCakewalkでは動かないものと思っていた。そしたら一番安定して動くSoundFontプレーヤーだったというオチ。これの上位版のsfz+というものもあるのだが、エディット機能があるだけで、そういうことはTX16Wxを使うので、より簡便なsfzがよい。なんか15年ぐらい遅れているような気がする・・・ インプレッション ちゃんとオートメーションできる 実際使うとなるとオートメーションは重要。よく使うExpression、Bend、Panなどは問題なくできた。あと使わないけどReverbとChorusも調整可能。なんなら ADSRとかCutoffもできそうなので、シンセ的な音を扱いたいときには便利かもしれない。 使い勝手が良い 右クリックで次、左クリックで前とか、一覧が出たりとか、ドラッグ&ドロップとか、簡素なインターフェイスに似合わず、ストレスなく作業ができる。 比較的安定 他のSoundFontプレーヤーと比較すると、最も安定して再生できた。それでもたまに音が出なかったりするときもあるけど、大抵はプラグイン再起動ぐらいで正常に戻る。とりあえず10MB以内の小ぶりのSoundFontを扱っている分にはストレスフリー。 ダウンロードとインストール 入手先は検索するといくつか、ダウンロードできるサイトが見つかると思う。 中身はVST2のdllなので、Cakewalkの場合は、Cakewalkフォルダ内のVstPluginsフォルダの中にdllを入れるだけで完了。 使い方 インストゥルメントVSTとしてDAWに読み込んで、FILEから使いたいSoundFontを選択して読み込む。Channel、Bank、Programでパッチを選択して使用する。マルチティンバーなの

VSTi TX16Wx SoundFontを読み込んでみる

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テストという感じでSoundFont版GM音源をTX16Wxに読み込んでみた。 SoundFont版GM音源を探す SoundFontはE-MU Systems社が1990年代に規格したもので仕様が公開されているためメーカー以外の一般人でも作れる状態になっている。 そのためGM音源のSoundFontだけでも数は膨大にある。しかし情報が古くてンク切れになっているものも多く、せっかく見つけたものもクオリティ的にひどいものが多く、使えるサウンドフォントを見つけるのは結構時間がかかってしまった。 さらにTX16Wxに読み込めることを前提に探すと、かなり手こずった。できればTTSに近い音が希望だったが、試していくうちに、まともに扱えるという最低条件さえクリアすれば何でもよいという思いに至る。 TX16Wxのマニュアルにはsf2を限定的にサポートとあるので、SoundFontの作り方によってはパラメータが無視されることもあるようだ。ということで、試したサウンドフォントのほとんどはTX16Wxでは扱えなかったという残念な結果になった。 まず使っている譜面ソフトMuseScoreもSoundFontを使っていたので試したら、フォーマットがsf3なので、TX16Wxに読み込めなかった。sf3はMuseSore専用ともいえる圧縮フォーマットなので、これは使えない。以前のMuseScoreで使われてたsf2のリンクがホームページにあったので、それを試してもみるが、SFXの音が途切れたり、オーケストラセットが他ドラムの音で全然オーケストラ用になっていなかったりして、ちょっと使う気になれない。 ということで、ネットで探しまくってみる。そして、ようやくたどり着いたのが元祖E-mu版GM音源SoundFontのEmuAPS8。 他の多くのSoundFontがTX16WxでENVが無視される中、唯一普通に音が出たのがこれ。 この普通に音が出るというのに、感動したのは久々。バランスもそこそこで、変にエフェクトもかかっていなくて、使いやすくまとまっていた。音質は古いSoundFontの継承なので、当然時代遅れ的な音だが、ここでは問題が起きないことの方が重要!  調べてみるとEmuAPS8は、以前E-muの公式ページで無料でダウンロード出来たようだ。 しかし公式

VSTi u-he ZEBRA Preset Browser

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u-he独自の検索も可能な使い勝手の良いPreset Browser。 プリセットを選択するだけなので、普通はそれほど凝らないのだが、u-heはかなりこだわりがあるようだ。 膨大なプリセットがあることを前提とした作りで、検索や絞り込みが自在に出来るようになっている。 タグ、キーワード、履歴、演算子などを使って検索が可能。 検索 プリセットは保存時に、プリセット名以外にAuthor、DESCRIPTION、USAGEを自由に書ける。 プリセット名で感心するのは、例えば「bass 1」のようなパッチがすでにあった場合、新たに保存しようとすると「bass 2」と自動で番号がつく。上書きする場合は、ちゃんと訪ねてくるので、何かと失敗がないし、効率よくパッチを作っていける。 またPRESET INFOにて、CATEGORIES、FEATURES、CHARACTERなどのタグ情報も入れることが出来る。 またお気に入りを色別で目印がつけられるので、用途に応じて目印をつけておくと何かと便利。 下は、TAGSのところで検索した例。 CATEGORIES=Bass FEATURES=Mono CHARACTER=Clean 上記を選択すると、それらのタグが付いたものをリストアップしてくれる。 もちろんキーワードで普通に検索することも可能。 カーソルでパッチを選択 カーソルで次々パッチを切り替えたい場合はよくある。 はじめカーソルが機能していても、何かの操作をすると、カーソルが無効になってしまうときがある。 cakewalkの場合は「キーストロークをプラグインで使う」ボタンをアクティブにすることで、常時カーソルでパッチを選択できるようになる。 MIDI Programs このMIDI Programsフォルダは特別で、ここにパッチを入れておけば、MIDIプログラムチェンジメッセージでパッチを選択できるようになる。最大128個なのはMIDIの仕様。 注意点としてはDAWがZebraを読み込むときにMIDI Programs内のプリセットを読むため、新たなパッチを作った場合は、Zebraを再読み込みする必要がある。 VST Zebra menu

VSTi u-he ZEBRA Oddsound MTS-ESP サポート

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