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10月, 2021の投稿を表示しています

アコギで音楽理論 メロディックマイナースケールから派生するコード

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melodic minor scale(上行形) エオリアンスケールの6thと7thを#する。 ハーモニックマイナースケールの6th-7th間が広すぎるので、6thも#して使いやすく修正されたものだが、結果的にアイオニアンスケールに近づき、違いは3rdの差しかない。 そこでマイナーを強調するために下行形はナチュラルマイナーを使用する。 派生する基本となるコードは以下の通り。I、III、Vはハーモニックと同じなので省く。 melodic minor scale コード一覧 テンションは11thのみ。 すべてのテンションが利用可能。 テンションは11thのみ。 V7の根音省略形として省く。 アコギで音楽理論

EXPONENTIAL AUDIO PHOENIXVERB リバーブ プラグイン

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元Lexicon社のMichael Carnesが2012年にEXPONENTIAL AUDIO社を設立して、2012年10月にリリースしたリバーブが、このPHOENIXVERBとなる。すでに9年も経っているが、地味にバージョンアップされ続けていて、現在は2020年1月にリリースされた6.0.1が最新となっている。EXPONENTIAL AUDIO社は2019年からiZotope社の傘下に入っている。 Michael Carnesは、世界的に使われたLexicon社のリバーブアルゴリズムを作ってきた人なので、その響きはLexicon的であるが、PHOENIXVERBは、よりナチュラルな方向で調整されている。 オンマイクで録音されたアコースティック楽器にかけるのに購入。 今まで使っていたCakewalk付属のBREVERB2は無料で使えるリバーブとしてはダントツの出来だったが、PHOENIXVERBと比較すると、人工的な響きに聞こえてしまう。 まぁBREVERB2もLexiconリバーブの再現なので、PHOENIXVERBではなくて、EXPONENTIAL AUDIO R2やR4と比較すべきなのだが。 EXPONENTIAL AUDIO社からリリースしているリバーブは数種類あるが、このPHOENIXVERBはエントリーモデルとなっている。負荷は軽めなので、センドだけでなく各トラックにインサートしても使える。 参考価格 9980円(サウンドハウス) 2022年10月 買収先のiZotopeから残念なお知らせが届く。Exponential Audioの製品はStratus と Symphony以外はサポートを打ち切るという。 そしてMichael Carnesは引退してしまった。 iZotopeに買収された時点で嫌な予感がしていていたが、ついに来た。Stratus(PhoenixVerb Surround版) と Symphony(R4 Surround版)のサポートはしばらく継続されるが、開発はあり得なくなった。iZotopeには、せめて天才の作った資産を大事にしてもらいたものだ。 デジタルリバーブとコンボリューションリバーブ 現在一般的に使われているリバーブには、大きく分けて2種類ある。デジタルリバーブとコンボリューション