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ダイレクトボックス自作(アクティブ - Bass&Guitar兼用)

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トランスの入手が困難なため、 先週末に考えたアコギター専用DI と製作した ベース専用DI を一体化することにした。改造ではなく作り直してみた。 個人的にギターとベースのDIが同時に必要になることはないので、切り替えて使えれば問題ない。ベースは増幅が約1倍で、ギターは約8倍とした。 ファンタム電源を利用したFET1石(東芝2SK30A)で、トランスにより、バランス出力している。 念のためスルーアウトプットも付けてみた。 回路図は以下の通り。 切り替えは内部基板上の1本のジャンパーを差し替えることで行っている。本当はスイッチにしたかったのだけど、手持ちで使えそうなものがないため諦めた。 PIN1にジャンパーを差すとRD1とRD2が並列になり、約5kオームになる。この状態がベース用となる。 PIN2に差すとRSがキャンセルされ、ギター用となる。 仕様的にはファンタム電源33~48Vで安定動作。低い電圧だと正常に動作しないと思われる。FETに流れる電流は2mA程度。 完成 ここんとこ毎週末DIの設計やら製作をしていたので、今回はかなり要領よく作ることができた。 早く出来、仕上げがきれいで、動作も一発で完璧だった。当たり前だが、似たようなことを何度もやると上達するね。以下が完成したダイレクトボックス。 スペース的にゆとりがあったので、回路図をそのまま投影したような基板レイアウトにした。 何事もわかりやすいのは、よいと思うのだ。 上写真はスルーアウトは未接続状態。 音も不思議とよくなっている気がする。多分気のせいではないと思う。ノイズも減っているので、おそらくアースの取り方がよかったのだろう。 音 ベース、ギターともに個人的には不満ない音。回路的には先々週作ったDIと同じなので、音も当然同じはずなのだが、丁寧に作ったおかげでノイズは減っている。 Fishmanパッシブピックアップを付けたアコースティックギター用に先週末考えた8倍増幅で製作したが、インターフェイスの入力レベルを、それほど上げる必要もなく、使い勝手がよくなった。音はギターの高音域がきっちり拾えている。 Fishmanパッシブのような出力レベルの低いピックアップは、プリアンプが必須。 まとめ とりあえずD

ダイレクトボックス自作
(アクティブ - アコギ専用)

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先週末は ベース専用のDI を作ったので、今週末はアコギに付けたFishmanピックアップ専用のDIを設計。 ただ、トランスを入手してないので設計だけ。 基本的にはベース専用DIの8倍増幅バージョンで、ファンタム電源を使うアクティブDI。 本来DIは増幅させないのだが、 fishmanのピックアップはエレキの1/10程度の出力しかないので、増幅しないと使いにくい。 回路図は以下のようになった。 ベース用がそれなりに使えるので、これも使えるとは思う。 しかし、トランスの入手が困難になりつつあるようだ。メーカーに在庫もなく、生産の目処も立っていないとか。 そうなると、トランスはやめて、トランジスタのエミッタフォロワか、FETのソースフォロワを出力にしてもいいかもしれない。そっちのバージョンは暇を見つけて設計してみようと思う。 つづき アクティブ - Bass&Guitar兼用