VSTi DEXED 音作りは動的波形でイメージ

DAWのCakewalkで、VSTiが問題なく動くかどうか、DX7クローンのDEXEDを試してみた。動作は問題ないどころか、SAVIHostよりも安定していた。さすが元有料ソフト。 しかしFM音源の音作りのノウハウをすっかり忘れていた。

そこで改めて、どのようにイメージしたらFM音源を使いこなせるか考えてみた。 思いついたのは波形を視覚的に理解するということ。

基本的に周期波形をしっかり作ってしまえば、後はアタック、リリースの調整ぐらいなので簡単な話。 FM音源の周期波形はキャリアとモジュレータの周波数比とレベルで決まる。これを感覚的に使いこなせれば、音作りもそれほど難しくはない。 そのためのツールをJavaScriptで作ってみた。

FM音源の波形合成シミュレーション


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スライダーでいじれるのはキャリア(青)、モジュレータ1(赤)、モジュレータ2(オレンジ)、モジュレータ3(紫)のcoarse(周波数比)とLevelになる。これは接続順でもある。そして緑の波形がキャリアからの出力波形となる。

またモジュレータは上記のように3つ直列してあり、DEXED(DX7)の最大(アルゴリズム1、2)の状態。モジュレータを少なくしたい場合はLevelを0にすれば無効となる。値の範囲はDEXEDと同じにしてみた。
これをしばらくいじっていればDEXEDで音作りする際、迷うことは少なくなると思う。 たとえば、理想に近いのこぎり波や矩形波を作ろうと思うと、モジュレータは多いほどいい。DEXEDではモジュレータ3つが最大なので、その範囲で作るしかない。 上記でシミュレーションすれば、簡単にのこぎり波、矩形波の値を導き出せる。 ただDEXEDの数値とは一致しない。最大レベルで調整してあるので、途中のレベルの場合は調整が必要。 (その後、dexedのソースをチラ見したら、曲線ではなく、ステップ上の数値になっているぽいので、再現するにはステップごとの数値を見極めないと無理っぽい。)


VSTi DEXED 音作り
ギター日記 VST