Cakewalk by Bandlab TTS-1でマルチ・アウト

TTS-1はマルチ・アウトできる音源で、最大4チャンネル(各ステレオ)扱える。これを使うことによって、特定の楽器だけ出力後にエフェクトを掛けたりできるようになる。

やり方は、以下のようにトラック追加のときに、「詳細設定」で「各出力のインスットゥルメントトラック」にチェックを入れてトラックを作成する。

以下のように2つのトラックが作成される。今回はピアノとドラムということにして、ピアノにはリバーブのBREVERB2を使って、ドラムは何もエフェクトを使わない設定にしてみた。

重要なのはTTSのSYSTEMにあるOPTIONボタンで、ここで各チャンネルの出力先を設定する。

OPTIONボタンを押すと下記のウィンドウが表示される。ここでは「マルチ・アウト機能を使用する」にチェックを入れて、ドラムの10チャンネルだけOUTPUTを2にしてみた。

以上で、ピアノにはBREVERB2を掛けて、ドラムはTTSのまま出力するということができる。 ということで久々にピアノを弾いてみた。そして大げさにリバーブを掛けてみたサンプル。ドラムにはディレイがかかっている。


BREVERB2のポテンシャルは高く、どうってことのない音も素晴らしくしてしまう。 こうして録音してみると、個人的にはソフト音源はTTSメインでいいかなと思えてきたよ。


インストゥルメントトラックを分離する方法

MIDIトラックとオーディオトラックを分離させたい場合は以下のようにする。 MIDIトラックを4個より多く作りたい場合は上記よりも管理しやすくなると思う。

下はトラックを作成した状態。1~4トラックがオーディオのアウトプットで、5~8がMIDIトラックとなる。シンセラックにはTTS-1は1個しかない状態。