TTS-1 Chromatic Percussion カテゴリー
無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源TTS-1の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音は、なるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなくPhoenixverbを使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。
Chromatic Percussionカテゴリーは、音程を持った体鳴楽器。基本叩くことで発音するため、MIDIキーボードとの親和性も高いカテゴリーといえる。
鍵盤を持った幻想的な音が出る体鳴楽器チェレスタ。 ピアノ奏者が弾けるメリットは大きい。 チェレスタを使った楽曲としては「くるみ割り人形」などが有名。 また最近ではハリーポッターのサウンドトラックで使用され再び脚光を浴びている。 サンプルはサウンドを似せるためにattackを若干遅らせてみた。
グロッケン(鉄琴)。かなり音域が高く、ビブラフォンのようなダンパーペダルもない。 ミュートしたいときは手で押さえるのだが、高音域ということもあり、サスティーンはあまり伸びないので問題はない。 もっぱらキラキラしたサウンドを出すことが、この楽器の役割。
サンプルは上のハリーポッターを鳴らしてみる。随分と雰囲気が変わる。音作りで何よりも気をつかうのはリバーブ処理だと思う。アタックの鋭い音はリバーブの質が問われる。
オルゴール。「さよなら銀河鉄道999」で使われていたオルゴールのメロをやってみた。劇中ではテンポが落ちると共に音程も落ちるという、オルゴールではなくテープか?という演出だった。オルゴールはゼンマイの力が尽きるとき、テンポだけが落ちて、音程は落ちないが正解。
ビブラフォンは共鳴筒のある鉄琴で、モータによって共鳴筒の開閉を行うことでヴィブラート効果を作っている。名称もヴィブラート効果があるからビブラフォンという。モーターを回すために電気を使うので、主にジャズなど比較的新しい音楽ジャンルで使われている。ピアノのようなダンパーペダルがあるので、これをうまく利用した演奏が重要。
TTSビブラフォンは控えめなヴィブラートとなっていて調整ができないのも難点。cakewalk付属のエフェクトを使ってヴィブラートを強調してみた。
000と同じ音にしか聞こえない・・・
マリンバは大きな共鳴筒のある木琴で、ラテン音楽に欠かせない楽器。シロフォンとの違いは、音板形状の違いと、大きな共鳴筒により、音がよく響き、まろやかな音がする。
マリンバの有名曲として冨田勲のNHK「きょうの料理」テーマかな。
シロフォン(木琴)は古くからある楽器でクラシック音楽の中でも利用されている。マリンバよりも鋭い音が特徴。
サン=サーンスの「動物の謝肉祭 化石」は、シロフォンと化石のイメージが合うと思ったのだろう。骨っぽくも聞こえる。
NHKの「のど自慢」で使われている鐘。本物は、非整数倍音が多く含まれているが、このサンプルは割と整えられている印象を受ける。
教会の塔に設置された鐘。数個の鐘なので、基本的にメロディを演奏するものではない。大抵2個セットで設置してあって、5度音程が多いと思う。機械的に連動するようになっているけど、タイミング的にも音量的にもムラがある。またベルを打つ振り子の打ち方で一打一打の強弱や音質差も著しい。
カリヨンは教会の塔などに設置された演奏可能にした鐘。Church Bellと似たような形と音であるが、メロディ演奏を前提とした扱いがされる。写真のように演奏席があり演奏することができる。一人で演奏する場合は、手は握りこぶしで一つの鍵盤を操るので、手足を使っても4和音までとなる。
TTSのカリヨンは安定した音程が得にくいので、メロディに使うには工夫が必要。学校のチャイムをカリヨンでやってみた。伝統を重んじる古い学校という印象になる。
サントゥール。アメリカではハンマー・ダルシマーとも呼ばれる。 イランの打弦楽器で、弦を木の棒で叩いて発音する。 カテゴリー的にはEthnic Miscだと思うが、なぜかここに配置されている。
Chromatic Percussionカテゴリーは、音程を持った体鳴楽器。基本叩くことで発音するため、MIDIキーボードとの親和性も高いカテゴリーといえる。
009 000 Celesta
音域C4-C8鍵盤を持った幻想的な音が出る体鳴楽器チェレスタ。 ピアノ奏者が弾けるメリットは大きい。 チェレスタを使った楽曲としては「くるみ割り人形」などが有名。 また最近ではハリーポッターのサウンドトラックで使用され再び脚光を浴びている。 サンプルはサウンドを似せるためにattackを若干遅らせてみた。
010 000 Glockenspiel
音域C5-C8グロッケン(鉄琴)。かなり音域が高く、ビブラフォンのようなダンパーペダルもない。 ミュートしたいときは手で押さえるのだが、高音域ということもあり、サスティーンはあまり伸びないので問題はない。 もっぱらキラキラしたサウンドを出すことが、この楽器の役割。
サンプルは上のハリーポッターを鳴らしてみる。随分と雰囲気が変わる。音作りで何よりも気をつかうのはリバーブ処理だと思う。アタックの鋭い音はリバーブの質が問われる。
011 000 Music Box
音域C4-C6オルゴール。「さよなら銀河鉄道999」で使われていたオルゴールのメロをやってみた。劇中ではテンポが落ちると共に音程も落ちるという、オルゴールではなくテープか?という演出だった。オルゴールはゼンマイの力が尽きるとき、テンポだけが落ちて、音程は落ちないが正解。
012 000 Vibraphone
音域F3-F6ビブラフォンは共鳴筒のある鉄琴で、モータによって共鳴筒の開閉を行うことでヴィブラート効果を作っている。名称もヴィブラート効果があるからビブラフォンという。モーターを回すために電気を使うので、主にジャズなど比較的新しい音楽ジャンルで使われている。ピアノのようなダンパーペダルがあるので、これをうまく利用した演奏が重要。
TTSビブラフォンは控えめなヴィブラートとなっていて調整ができないのも難点。cakewalk付属のエフェクトを使ってヴィブラートを強調してみた。
012 001 Vibraphone w(wide)
上記を音域ごとに左右に振った音作り。低域は左側で、高域は右側から鳴るはずだが・・・・000と同じ音にしか聞こえない・・・
013 000 Marimba
音域C3-C6マリンバは大きな共鳴筒のある木琴で、ラテン音楽に欠かせない楽器。シロフォンとの違いは、音板形状の違いと、大きな共鳴筒により、音がよく響き、まろやかな音がする。
マリンバの有名曲として冨田勲のNHK「きょうの料理」テーマかな。
013 001 Marimba w(wide)
上記を音域ごとに左右に振った音作り。低域は左側で、高域は右側から鳴る。014 000 Xylophone
音域F4-C7シロフォン(木琴)は古くからある楽器でクラシック音楽の中でも利用されている。マリンバよりも鋭い音が特徴。
サン=サーンスの「動物の謝肉祭 化石」は、シロフォンと化石のイメージが合うと思ったのだろう。骨っぽくも聞こえる。
015 000 Tubular-bell
音域C4-F5NHKの「のど自慢」で使われている鐘。本物は、非整数倍音が多く含まれているが、このサンプルは割と整えられている印象を受ける。
015 001 Church Bell
音域教会の塔に設置された鐘。数個の鐘なので、基本的にメロディを演奏するものではない。大抵2個セットで設置してあって、5度音程が多いと思う。機械的に連動するようになっているけど、タイミング的にも音量的にもムラがある。またベルを打つ振り子の打ち方で一打一打の強弱や音質差も著しい。
015 002 Carillon
音域カリヨンは教会の塔などに設置された演奏可能にした鐘。Church Bellと似たような形と音であるが、メロディ演奏を前提とした扱いがされる。写真のように演奏席があり演奏することができる。一人で演奏する場合は、手は握りこぶしで一つの鍵盤を操るので、手足を使っても4和音までとなる。
TTSのカリヨンは安定した音程が得にくいので、メロディに使うには工夫が必要。学校のチャイムをカリヨンでやってみた。伝統を重んじる古い学校という印象になる。
016 000 Santur
音域C4-C6サントゥール。アメリカではハンマー・ダルシマーとも呼ばれる。 イランの打弦楽器で、弦を木の棒で叩いて発音する。 カテゴリー的にはEthnic Miscだと思うが、なぜかここに配置されている。