TTS-1 Organ カテゴリー
無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源TTS-1の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音は、なるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなくPhoenixverbを使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。
オルガンカテゴリー。オルガンと呼ばれる楽器と、フリーリードの蛇腹楽器、ハーモニカ等が含まれる。打ち込みの場合、鍵盤を持つオルガンは、それっぽく表現することは可能だが、蛇腹を持ったアコーディオン系や、音程を微妙に上下させて吹くハーモニカは難しく、ある程度楽器のことを知っている必要がある。音色だけ変えても、それっぽく聞こえるというわけではない。
ハモンドオルガン B3。トーンホイールという歯車を回して音程を作り、それを電磁石で電気信号に変換してアンプに出力する仕組み。パイプオルガンの代替品として開発されたが、トランジスタ技術の発展と共に使われなくなっていった。
オルガン1は、本物のパイプオルガンに近づけようとした音。
60年代のチープな音がする分周回路のトランジスタオルガン。Farfisa Mini Compact、VOX Jaguar Combo Organ ModelVあたりをイメージしていると思われる。
ハモンドオルガンのパーカッションという機能をONにした音。独特なアタック音が出る。
ハモンドオルガンにレスリースピーカーを接続したロックオルガン。このスピーカーは回転することで、ドップラー効果を生み出し、独特なうなりのあるオルガンサウンドを作ることができる。ディープパープルのジョン・ロード、ELPのキース・エマーソンらが愛用していた。
教会等に設置されているパイプオルガン。 TTS-1には3種あるが、音色は基本同じで、倍音の出方が違うという程度。
チャーチオルガン1は、3つの中ではスタンダードな音。
昔学校にあった足踏みオルガン。素朴な音がよい。
小型のパイプオルガンというところ。イメージとしては下写真のようなストリートオルガン。ミュージックロールに書かれた曲を手回しで再生する。メルヘンチックで可愛らしい音がする。
アコーディオン。フランス式。蛇腹を使ってフリーリードを鳴らす構造上、打ち込みでも音量変化などを意識する必要がある。
ハーモニカはフリーリード楽器の中で一番小さいが、音域は立派な楽器に引けを取らない。
下写真がクロマチックハーモニカ。配列はダイアトニックだが、レバーを押すことで、半音上げることができ、すべてのキーを1本のハーモニカで対応できる。
下写真がブルースハープ(10ホールズ)ダイアトニックの配列なので、各キーごとにハーモニカを用意する必要がある。打ち込みではベンドを多用したブルースハープぽくするのは難しい。
単音メロの場合。
ボタン配置が難解なバンドネオンは「悪魔の楽器」と呼ばれている。蛇腹も激しく拡がり、見た目の異様さもある。専らタンゴに使われる蛇腹楽器。
オルガンカテゴリー。オルガンと呼ばれる楽器と、フリーリードの蛇腹楽器、ハーモニカ等が含まれる。打ち込みの場合、鍵盤を持つオルガンは、それっぽく表現することは可能だが、蛇腹を持ったアコーディオン系や、音程を微妙に上下させて吹くハーモニカは難しく、ある程度楽器のことを知っている必要がある。音色だけ変えても、それっぽく聞こえるというわけではない。
017 000 Organ 1
音域 C2-C7ハモンドオルガン B3。トーンホイールという歯車を回して音程を作り、それを電磁石で電気信号に変換してアンプに出力する仕組み。パイプオルガンの代替品として開発されたが、トランジスタ技術の発展と共に使われなくなっていった。
オルガン1は、本物のパイプオルガンに近づけようとした音。
017 001 Detuned Or.1(2 voices)
調律を調整することでうなりのあるサウンドだが、それ以上に倍音が少ない丸い音なので000とは印象が大きく異なる。パイプオルガンから離れたサウンドになっている。017 002 Organ 60
音域 C2-C660年代のチープな音がする分周回路のトランジスタオルガン。Farfisa Mini Compact、VOX Jaguar Combo Organ ModelVあたりをイメージしていると思われる。
017 003 Organ 4(2 voices)
000よりも倍音が少なく丸みのある音。018 000 Organ 2
音域 C2-C7ハモンドオルガンのパーカッションという機能をONにした音。独特なアタック音が出る。
018 001 Detune Or.2(2 voices)
000の調律を微妙にズラすことで、うなりのあるサウンド。018 002 Organ 5(2 voices)
000のバリエーションでかなり明るい音になっている。019 000 Organ 3(2 voices)
音域 C2-C7ハモンドオルガンにレスリースピーカーを接続したロックオルガン。このスピーカーは回転することで、ドップラー効果を生み出し、独特なうなりのあるオルガンサウンドを作ることができる。ディープパープルのジョン・ロード、ELPのキース・エマーソンらが愛用していた。
020 000 Church 1
音域 A0-C8教会等に設置されているパイプオルガン。 TTS-1には3種あるが、音色は基本同じで、倍音の出方が違うという程度。
チャーチオルガン1は、3つの中ではスタンダードな音。
020 001 Church 2(2 voices)
チャーチオルガン2は、3つの中では最も重低音が出ていて、地響きのような音がする。020 002 Church 3(2 voices)
チャーチオルガン3は、3つの中では低域が抑えめ。アンサンブルの中では、使いやすいかもしれない。021 000 Reed Organ
音域 C2-C7昔学校にあった足踏みオルガン。素朴な音がよい。
021 001 Puff Org.
音域 F3-F6小型のパイプオルガンというところ。イメージとしては下写真のようなストリートオルガン。ミュージックロールに書かれた曲を手回しで再生する。メルヘンチックで可愛らしい音がする。
022 000 Accordion F(French)(2 voices)
音域 F3-F6アコーディオン。フランス式。蛇腹を使ってフリーリードを鳴らす構造上、打ち込みでも音量変化などを意識する必要がある。
022 001 Accordion I(Italian)(2 voices)
アコーディオン。イタリア式。丸みのある音。023 000 Harmonica
音域 C4-C6ハーモニカはフリーリード楽器の中で一番小さいが、音域は立派な楽器に引けを取らない。
下写真がクロマチックハーモニカ。配列はダイアトニックだが、レバーを押すことで、半音上げることができ、すべてのキーを1本のハーモニカで対応できる。
下写真がブルースハープ(10ホールズ)ダイアトニックの配列なので、各キーごとにハーモニカを用意する必要がある。打ち込みではベンドを多用したブルースハープぽくするのは難しい。
単音メロの場合。
024 000 Bandneon(2 voices)
音域 F3-F6ボタン配置が難解なバンドネオンは「悪魔の楽器」と呼ばれている。蛇腹も激しく拡がり、見た目の異様さもある。専らタンゴに使われる蛇腹楽器。