TTS-1 Ethnic Misc カテゴリー

無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源TTS-1の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音はなるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなくPhoenixverbを使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。



このカテゴリーは、癖のある民族楽器揃いなので、打ち込みするにも、ある程度楽器を知る必要がある。

105 000 Sitar

音域 C3-F5
シタール(インド)エスニック系では割と知られた楽器。



105 001 Sitar 2(2 voices)

同じシタールだが、減衰の仕方が違って、こちらの方が素直に聞こえる。


106 000 Banjo

音域 C3-C6
バンジョー(アメリカ)。太鼓のような皮の上にブリッジがある構造で、ギターよりも大きな音が出る。そのためカントリーミュージックではギターよりも主力の楽器。



107 000 Shamisen

音域 C3-G5
三味線(日本)名前の通り弦が3本の楽器。一般的な調弦は、C3・G3・C4、もしくはC3・F3・C4。曲のキーで開放弦の音程は変化させる。この開放弦の音はよく使うので、それを意識すると三味線ぽく聞こえてくる。



108 000 Koto

音域 G3-C6
琴(日本)らしさを表現するのが厄介な楽器。やっぱり決め手はグリッサンドとトリルだろうか。



108 001 Taisho Koto(2 voices)

音域 G2-Bb5
大正琴(日本)は、名前の通り大正元年に開発された楽器。音楽初心者向けのお稽古楽器というのが一般的なイメージだと思われる。タイプライターのようなボタンで音程を決定し、ピックで弾くという独特のスタイル。弦の数は5~6本と機種によって様々だが、4本セットのメロディコースと1本のベース弦しかない。響きのために一度に複数弦弾くので、12弦ギターや、マンドリンなどと同じような考え方になる。基本単音楽器扱いで、ベース弦のチューニングだけは曲によって変える。



109 000 Kalimba

音域 C3-G5
カリンバ(アフリカ)音色自体は素直で、民族的な匂いは少なめ。そういう意味では使いやすく、オルゴールに近い。ただTTSの音は随分とリリースが短く、本当のカリンバからかけ離れている。



110 000 Bag Pipe

音域 C2-F5
バグパイプ(アイルランド)ベース音が鳴り続けると、それっぽくなる。



111 000 Fiddle

音域 G3-C7
カントリー音楽でいうフィドルは擦弦楽器の総称で、多くの場合バイオリンだったりする。屋外の反響不足な感じを演出してみた。



112 000 Shanai

音域 C3-C5
シェーナイ(インド)Shehnaiなぜ綴りが違うかは不明。インドなので音程をあやしい感じにすると、それっぽくなる?