2008/01/26

電球形蛍光灯

個人的に白熱電球が好きなのだが、徐々に電球形蛍光灯へ切り替りつつある。省エネ=電気代節約を考えると蛍光灯が有利だからだ。1990年代の電球形蛍光灯は性能、安定性、使い勝手に不満があったが、2000年以降は小型化、長寿命化など改善されてきており、2004年以降はかなり満足の行く電球形蛍光灯になったと思う。

海外では温暖化対策のひとつとして白熱電球からの切り替えを行っている。国際的に照明の省電力化は急務のようだ。日本でもそのような動きが昨年から水面下で起きている。

白熱電球の代替として考えられる照明は、最近ではLED照明もあるが、まだ40W相当で十分な明るさとは言えず価格も高いので、現在は価格・性能もこなれてきた電球形蛍光灯が第一候補だろう。しかし一体型構造ゆえにリサイクルが難しかったり、蛍光灯ゆえに微量ながら無機水銀を使っていたり、点灯直後が暗いなど、気になる点はまだ多い。せめて点灯回路と蛍光管をセパレートにしてもらいたいところ。本来、蛍光灯を使うなら照明器具からごっそり切り替えるべきだが、白熱電球の代替、手軽さということでは電球形蛍光灯の需要は増えていくだろう。
上記は自宅の歴代電球形蛍光灯その一部。
○左からパルックボールの初期のもの。大きく重い。管は黒ずみかなり劣化している
○左から2番目は無電極パルックボール60W相当
○3番目はパルックボールスパイラル40W相当。スパイラルシリーズで一気に小型化した。
○右は最新のパルックボールプレミア60W相当

全部ナショナル製。以前は東芝も使っていたが短命に終わってしまい、それ以来ナショナルばかり買っている。
無電極パルックボール
上記左から2番目の画期的な無電極パルックボールは2003年ぐらいから発売されて、すでに5年ぐらい経つのだが、一般的に無電極蛍光灯は、あまり知られていないようだ。店頭でも扱いは渋めで、目立たないところにわずかな数しか置いていない。買う人がほとんどいないのかもしれない。白熱電球が100円程度、普通の電球形蛍光灯が1000円前後に対して、無電極パルックボールの5000円はなかなか理解されないのかも。

松下の人のインタビューでは、無電極への取替需要は「ほとんどない」ということ、また3万時間の長寿命をオーバースペックと受け止める消費者が多いらしい。やっぱり売れていないのね。

しかし、その実力はすごい。一般の蛍光灯のようなフィラメントがなく、誘導電界による発光を行う。これにより蛍光管の劣化が起きず明るさを保ち続け、3万時間(シリカ電球の30倍、最新パルックボールプレミアの3倍)と長寿命。大きさは最新電球形蛍光灯と比べると、ちょっと大きめだが、消費電力は60Wタイプで12Wと他の電球形蛍光灯と同等。普通、蛍光灯は使い続けると段々と暗くなってくるものだが、無電極の場合はそれがない。不点寿命の原因はバルブ内水銀の消耗と回路の劣化ぐらいと思われるので、普通の蛍光灯のように管が黒ずんだりして暗くなるということは起きそうもない。うちでは4年以上使っているが、その気配は今のところない。さすが無電極。うちの使い方だと、3万時間=10年使えそうなので、そう考えると5000円も高くはないと思う。点滅性能も普通の蛍光灯より有利のはずだ。欠点としては、他の電球形蛍光灯と同じく、点灯直後は暗く55%程度で、100%の安定した発光まで数分から10分程度かかるらしいが、使ってみると点灯直後から結構明るく不満はない。また無電極パルックボールだけだと思うが、電球表面にやわらかめのコーティングがされていて埃などがくっついてしまう。これはいただけない。でもそれ以外は優れていることが多い。この無電極パルックボールが公証値通り8年以上ほとんど劣化なく使い続けられるかどうか見ものである。

2006~2007年に発表された最新のパルックボールプレミア。60W相当の明るさで、ついに10Wを実現。他が12~13Wなので、さらに省電力になったことになる。あとはさらに長寿命になったが、無電極には遠く及ばず、1/3程度。しかしながら、現時点で魅力的なバランスを示しているモデルといえるので、買いやすさはピカイチだろう。
色は電球色を買った。その理由は元々白熱電球を使っていたからであるが、もうひとつ、蛍光灯の分光分布をみると紫外線のレベルが少し低いから。(気分の問題です。)

うちの場合、電球形蛍光灯の使用場所は部屋の照明が中心。1日の点灯回数が少なく、一度点けたら長時間使う場所に限っている。トイレのように点灯回数が多く、一回あたりの点灯時間が短いところは、白熱球を使った方が経済的だ。近いうち、こういう場所はLED照明にするかもしれない。でもLEDだったら自作も可能だな。 むしろ、その方が安価に高性能な照明が作れそうだ。