最近、街を歩いていると、iPodなどのメモリ、HDDタイプのポータブルプレーヤーを使っている人を多く見かける。CDを持ち歩かないので、オリジナル音源を破損させないという安心感はあるし、小型で、振動に強いのは魅力だが、個人的にはCDの音源をわざわざパソコンを使って変換してから、プレーヤーへ転送させるのは面倒に思えてしまうし、屋外で聴くことはないので、まだまだ普通のCDプレーヤー(MP3も再生できない)でいいですってかんじ。でも、これだけメモリタイププレーヤーが主流になってしまうと、各社PCDP(ポータブルCDプレーヤー)は、明らかに力が入っていない。(2007年12月にPanasonicのホームページをチェックしたら、PCDPはすべて生産終了じゃん。もう作らないのか?) そんな時代と逆行して2005年にPCDPを6000円で買った。パナソニックのSL-CT352という廉価モデル。音はその価格に似合わず、デジタルアンプとやらの効果か、音がクリアでびっくりした。以前使っていたものが、16年以上前のソニーのディスクマンD-101(これも廉価モデル)だったのでモコモコの音から、すっきりはっきりした音へのギャップは大きい。このPCDPのよいところは操作性。表面に操作ボタンがあるので楽。最近のPCDPは、どれもコストを下げるために、操作ボタンが横あるいは底面にあったりする。持ち歩いて聴くことを前提に割り切ったのだろうが、私みたいに卓上で使うニーズからすれば、使いにくいだけ。単4電池x2で駆動。持ちは悪いが汎用型なので専用バッテリーよりマシ。本当は、本体が厚くなっても単3電池が使えるとよかった。付属の外付け電池ケースがあって、これには単3電池x2を入れるようになっているが、こんなブラブラするようなケースは使いたくない。 裏面には銘板が貼られているが、凹みが浅すぎ、さらにシール位置がずれている。組み立てが雑。銘板には2005年製と書かれている。裏面には足がなく滑りやすい。バッグなどに入れて使うことを想定しているのかもしれないが、机上で使う場合は、滑り止めがないと落下事故が多発する。個人的には滑りにくいシートの上に乗せて使っているので問題はないけど。 表面は細かな溝がある。おそらくデザイン的処理だろう。Panasonicのロゴはわざわざ貼られている