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サドル交換

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オクターブチューニングの精度を上げるためにサドル交換を行う。以前サウンドハウスで買ったTUSQのサドルを使う。 サウンドハウス サドル Graph Tech社 TUSQ(タスク) 101.6 x 3.17 x 12.70 mm 630円 http://www.graphtech.com/ 通常サドルは1~6弦まで1枚のサドルで作られているのに対して、Takamineは、サドルが1~2弦と、3~6弦用に分かれている。チューニングの精度を上げるための構造だと思うが、個人的には普通のサドルの方がいいなぁ。どうしてもこのポジションの中でオクターブチューニングすると、1、2弦は弦高が3mm(12フレット)ぐらいになってしまう。個人的には2mm以下にしたいのに、このサドルではオフセットしないと無理。今回は微妙にオフセットしてみた。 今回はお試しに1~2弦のサドルのみ交換してみた。 サドルは以前に1回交換したことがあって、サドルの微調整のたびに、すべての弦を緩めてサドルを取り外し、調整の時にはチューニングをやり直してと、やたら手間がかかった。今回はサドルを6等分にして、各弦独立してサドルの調整が出来るようにしてみた。こうすれば、調整中の弦だけを緩めたりチューニングしたりすれば済むので作業効率がよくなる。 下は調整後のサドル。プラ用やすりで適当に削って仕上げてみたが、工作精度がイマイチになってしまった。 溝幅は2.5mmだったが、サドルの厚みは3.17mm。この厚さをそのまま利用して0.67mmネック側へオフセットさせることにした。溝に入る部分を2.5mm厚にして上は3.17mmのままで使った。オクターブチューニングに影響が出るほどのオフセットではなく、やっぱり弦高は3mm程度になった。 オクターブチューニングは狙い通り0~12の各フレットでプラスマイナス3cent以内に落ち着いた。でも半年以上使っている古い弦なのであやしい。新品で再度オクターブチューニングする必要がある。若干弦高を低く設定できる可能性がある。弦は古くなると、オクターブチューニングでは低めに出る傾向があるようだ。オクターブチューニングで1cent以内の調整は難しそうだな。このレベルの調整になるとギターそのものや、ネック、フレットとかの精度がシビアに要求されてくると思う

ナット交換

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ギターのナットの調整が不十分でビビリが出たので、ナットを交換した。ナットは名古屋にある大和マークというところで購入。フレットなどのギターパーツなどを一般にもネット販売していて、リペアする人には有名な店らしい。 大和マーク http://www.daiwamark.com/   牛骨ナットNo.T-1420 44×5×8mm 315円 元々のナットを取り外して、クリーニング後、買ったナットを適正サイズにしてはめ込む。作業は簡単そうだが、かなり繊細な作業で、それなりに苦労した。 見た目はイマイチの出来となってしまった。なんか波打っている。弦は半分ナットに埋まって、半分は出ている状態。 溝の深さについて フレットの高さよりも若干高く設定した。以前はフレットと同程度で調整したら、使っているうちに、フレットよりも低くなって音がビビリ出した。それを考慮してフレットよりも0.1mm程度高くした。本来はフレットと同じ高さに調整した方がオクターブ調整などもよりスムーズになると思う。 溝切りは適当なヤスリを使って行ったが、これはかなり重要な作業なので、もう少し慎重にやるべきだった。弦が挟まってしまうような溝は最悪で、チューニング時にカキッとか鳴るのは、この部分の調整が悪い証拠だと思う。弦がスムーズに動けるような溝で、なおかつ左右(上下?)にはズレない溝であるべきで、かなり繊細な作業だ。ルーペで見ながら調整したけど、今後は溝切り方法と、精度の出し方は考えたほうがよさそうだ。ナットの加工がうまいと開放弦を鳴らしたときの音が全然違うと思う。初めてのナット加工は40点といったところ。次回は0フレットの考え方で作ってみようかな。

Audacity DC-offset 自作プラグイン Nyquist

引っ越し sound programming 目次

Audacity Amp 自作プラグイン Nyquist

引っ越し sound programming 目次

Apple iPod Shuffle 4th generation &
ELECOM EHP-SPNBS01GY

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自分用ではないが、iPodとヘッドフォンを購入した。作業しながら聞けるものということでApple iPod Shuffle & ELECOM EHP-SPNBS01GYの組み合わせになった。通常のiPod+付属インナーフォンでは、ケーブルがブラブラして都合が悪かった。買ったエレコムのヘッドフォンは、本体に直接iPod shuffleをセットして使うためケーブルがなく、引っかかったりする心配がない。またジョギングなどのスポーツシーンで利用することを想定しているので、安定した装着が期待できる。 まずはiPod Shuffleからレビューしてみたい。アップル製品を購入したのは久しぶりだ。改めてプロダクトへのこだわりがすごいなぁと感心させられた。でも見た目重視の比重が大きすぎるようにも思えたが、満足度は高い。 iPod Shuffle 4th generation MC750J/A 定価:4800円 (参考価格 4368円 Amazon) 発売日: 2010/9/2 メモリー容量 : 2GB サイズ: 29x31.6x8.7mm 重量: 12.5g パッケージ パッケージ凝りすぎ。プラケースまで作って凝りまくった結果こうなりましたという感じ。このパッケージは捨てられないなぁ。とりあえず、付属品を入れておこう。 完全にディスプレイだ。店頭での陳列を意識しているのが伺える。 同梱物 シンプルな内容だ。ドックじゃないのがよかった。個人的にドックタイプは嫌い。本当は接続用USBケーブルなんてないほうがよいのだけど。 説明書は小さすぎるでしょ。最小限の記述で、日本製品とは明らかに違う。 本体と箱の固定方法が不思議。 ひっくり返すとテープで止めていた。これで十分ということか。なかなか驚きの固定方法だ。 USBケーブル USBは4芯なので、ミニプラグ形状の4芯を使ってUSB接続を実現している。端子を減らしたい、本体を小さくしたいというのは分かるが、汎用性はなくなるねぇ。 付属インナーフォン これはフォスター電機製かな? 不明だ。音は悪くないと思う。無理していない音は好き。今回の用途では使わないけど。 説明書、ステッカーなど たったこれだけでいいのか?というぐらいの説明書。 本体

Ogg Vorbis と ACC, MP3 位相比較

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YouTubeがようやく完全WebMになったので、改めて音声コーデックについて考えてみようと思う。WebMは音声にVorbisというコーデックを使っている。従来はAAC だったので、その違いはあるのだろうか。特にYouTubeでは解像度の低い動画をアップすると、低ビットレートでコーデックされたので音質は著しく劣化した。ビットレートは不明だったが、音質とデータ容量から60kbpsもしくはそれ以下と思われる。ここでは57kbpsを基準にしてVorbis、AAC、MP3を比較しようと思う。 http://www.vorbis.com/ Ogg Vorbisについて簡単に紹介 対応フォーマットなどでOggと書いてある場合 Ogg Vorbisを指している場合が多い。本来Oggはコンテナで、Vorbisは音声フォーマット。OggコンテナにはFlacなど他の音声フォーマットが入る場合もある。そうなるとOgg = Ogg Vorbisでは混乱を招き兼ねない。ということで好ましい言い方ではないと思うのだが、すでにこの言い方が普通になってしまっているので慣れるしかないようだ。 ライセンスについて。MP3, AAC, Ogg Vorbisの中で、オープンソース&パブリックドメインはOgg Vorbisだけ。他はライセンスが発生するので、使用する場合は料金を払う必要がある。ユーザーとして利用するだけなら無料であるが、メーカーなどはライセンス料を支払っている。この関係でオープンソフトウェアはMP3,AACを手軽に扱うことは出来ない。Audacityにしても、MP3,AACは別途組み込む必要がある。Chromiumに至ってはmp3,AACをaudioタグで再生することすらできない。 Ogg Vorbisは普及しているのか? メモリオーディオなどのハードはMP3のサポートは当然だが、Ogg Vorbisをサポートしている機種は数えるほどしかない。そういう意味ではハード寄りの普及はメーカーの姿勢が変わらない限り見込めない。 一方ウェブ上ではこれから徐々に普及していくと思われる。知らず知らずの間に使われるようになるのではないかな? やはりライセンスの問題が発生しないというのは強いと思う。このBlogでも音声はOgg Vorbisを使っている。 Ogg V

FIR LPF及びHPFの係数を求めるプログラム

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前回のFIR LPF(ローパスフィルタ)に加えて、HPF(ハイパスフィルタ)にも対応させてみた。ちゃんとした資料もない中、適当に作っているので問題があるかもしれない。LPFの改造でHPFは実現できるので手軽に作れるかなと思ったら甘かった。少々苦労したが、まぁ結果はそれなりに出たかな。 LPFはタップ数が少ない方向で作れるが、HPFはサンプリング周波数に応じてかなりのタップ数を要求してくる。タップ数が少ないと全くHPFにならないこともあるので注意。またタップ数が増えるとデジタルフィルタの高速化を検討しないとだめだと思った。 FIR LPF/HPF Low-Pass Filter High-Pass Filter Tap N (odd number) Sampling Frequency Hz Cutoff Frequency Hz Rectangular Window Hamming Window Hanning Window Coefficient n Audacityで周波数スペクトル表示 タップ数による違いがどうでるか確認してみた。 ホワイトノイズにHPFをかけてみた。 サンプリング周波数は44100Hz。 150Hz以下をカット。 201タップ 501タップ 1001タップ 201タップでは効きが弱くHPFとしては不十分。501タップはそれなりの効き方をしている。さすがに1001タップもあると理想的な形になってくる。まじめに処理するとなると1000タップ以上は欲しくなる。 さらに低いカットオフ周波数で多めのタップ数で試す HPF カットオフ周波数80Hz 8001タップ これだけのタップを使うとかなりの精度になることが分かった。でも処理に時間がかかるので、デジタルフィルタの効率化をしないとダメだわ。 スクリプト 110727 今までHTMLソースを見れば分かると思って記載しなかったのだけど、そうでもないようなので改めて置いておきます。下記をコピーしてhtmlファイルにして、ブラウザで実行

FIRの係数を求めるプログラム Javascript

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勉強がてらにデジタルフィルタの係数を求めるプログラムをJavaScriptで作ってみた。信号処理の基本的なローパスフィルタになる。フーリエ級数の単純打ち切り法で得た係数に対して、打ち切りの影響を最小限にするためにハミング窓関数をかけている。直線位相特性を持つデジタルフィルタなのでタップ数は奇数。サンプリング周波数とカットオフ周波数を入力すると、カットオフ周波数よりも上の周波数が滑らかに削られるフィルターになる。位相が乱れない優れたフィルタ。数式はこんな感じで、これを元にプログラムを作ってみた。 FIRの係数を求める式。 n はタップのn 0 , n 1 , n 2 ・・・のこと。ωはカットオフ周波数。 0~π の範囲で設定する。周波数(サンプリング周波数の1/2)の半分なら π/2 。 1/3 であれば π/3 という具合。 下がハミング窓関数を求める式。 -M < n < M M は (N-1)/2 で求めている。この N はタップ総数。 21タップであれば、 M = (21-1)/2 = 10 となる。 これをもとに素直にプログラムにしてみるが、苦労したのはテキストエリアに配列の数値を改行しながら出力する部分だったりした。テキストエリアはマウスでぐぐぐっと広げられるのね。おおっすげ~と思った。作ってからJavaAppletで作ったほうが早かったとも思ったが、まぁJavaScriptの勉強なのでよしとする。 最終的には音の加工を目的にしているので、下のサンプルは音を前提とした数値になってます。 使い方 tap N に作りたいデジタルフィルターのタップ数(奇数)を入力。 Sampling Frequency に処理したいサンプリング周波数を入力。 Cutoff Frequency にカットオフしたい周波数を入力。これ以上の周波数がカットされる。ローパスフィルターなので、低い周波数のみ通過する。 calculate ボタンを押すと計算される。 下のテキストエリアに タップ数分の係数が出力される。タップ数が多くてテキストエリアに表示しきれなかった場合は、スクロールするか、テキストエリア右下をマウスでドラッグするといくらでも広げられます。 FIR LOW PASS Filter hamming w