ゲルインクボールペン ユニボール シグノ RT1
ボールペンを探す 今までBICの昔ながらの油性ボールペン(オレンジや4色ボールペン)を使っていたが、中国製になったので、国産の最新式に乗り換えようかと思い、何本か買って試してみた。比較したボールペンは使い勝手からノック式を選択。 三菱鉛筆 シグノRT1 ゼブラ サラサクリップ 三菱鉛筆 ジェットストリーム ぺんてる ビクーニャ の4本。その中で気に入ったのはシグノRT1だった。それぞれ特徴があり、どのペンも素晴らしいのだが、決め手は印刷にも使える線が引けることだった。 ボールペンの守備範囲 そもそも油性ボールペンは守備範囲が広く、一本あれば何かと重宝する。乾燥に強くキャップ不要なため使い勝手がよい。書いた文字は簡単に消えず、耐水性もあることから、公文書での利用も可能。そして複写紙への記入はボールペンの独壇場だろう。ただアバウトな線しか引けないので、精密な用途や印刷用には使えなかった。ところが最近のボールペンはそういう用途でも耐えうる品質になりつつある。また昔は油性しかなかったボールペンだが、さまざまなタイプのボールペンが市場に出回るようになった。 ボールペンの種類 大まかに油性、水性、ゲルの3種類に分類できると思う。 油性は昔からあるタイプで、速乾性に優れている反面、ある程度の筆圧で書く必要があり、紙を痛めやすい。書かれた線もカスレやダマが問題となっている。染料系で色も薄い傾向にある。インク消耗は遅くコストパフォーマンスは最強。 水性はサラサラとした書き味で比較的綺麗な線が書けるが、乾燥しやすいのでキャップが必須。うっかりすると、すぐに乾燥して駄目にしてしまう。インクはサラサラなので紙によく浸透するが、にじみやすく耐水性は劣る。 ゲルは3種の中では新しく、水性の書き味と、キャップレスを実現し、一気に油性と水性の市場を奪った現在主流とも言えるボールペン。 ゲルは通常状態では高粘度で、筆記時にせん断応力がかかると低粘度(ゾル)になるという特徴がある。紙に転写されたインクは再度ゲルの高粘度に戻っていくため、にじみも少ない。 ただ代償としてインクの消耗は早く、筆記距離は同じ容量であれば 1/10ぐらいしかない。速乾性も油性には劣る。 またゲルボールペンは顔料系と染料系に分かれる。顔料は耐水性、耐光性にすぐれ保存に有利だが、