VSTi u-he ZEBRA2 ARP/SEQ

LOWER PANEにあるARP/SEQ (Arpeggiator/Sequencer Programming)
アルペジエータ兼シーケンサーとなる。この機能を有効にするにはGLOBALのMODEをarpeggiatorにする必要がある。

テクノ系の人にはお馴染みなのだろうが、個人的には、この手の機能は使ったことがない。 どんなことができるのか、試してみることにする。

まずは各パラメータを左の設定パネルからチェック。



SEQ +A +AB

これを切り替えることで、追加表示されるようになる。
一番シンプルな表示がSEQで以下のような表示。


+Aにすると下記のようにA欄が追加される。


+ABにすると下記のようにAB欄が追加される。ABのパラメータはプラスマイナス100で設定できる。


ABはシーケンサーを使ってモジュレーションしたいときのパラメータになる。AとBがあるので2種類のパラメータを組めることになる。 モジュレーションとして使うとき、表示はそれぞれ、ArpMod、ArpMod2となる。


Sync

ここで選べるのは以下のような内容で、基本となる音符の長さ。




Steps


1~16まで選択可能で、これはARP/SEQにある横にズラリと並んだパターンのうち、いくつ使用するかを決定するためのもの。


Order

これは鍵盤を同時に弾いた時に、どういう順番で演奏するかを決定するためのもの。by noteでは低い順に並べられる。 as playedでは弾いた順番になる。



Octave


0~2が選べる。0だとオクターブ内の音が使われ、1にすると、もう上の同音も使われる。2にするとさらに上のオクターブまでが使われる。


Loop

以下の4つが選択できる。

  • F--> forwards 順番に演奏される。(CEGCEG・・・)
  • B<-- backwards 逆順に演奏される。(GECGEC・・・)
  • FB<-> forwards / backwards 順番に演奏されて、行き来を繰り返す。(CEGECEG・・・)
  • BF>-< backwards / forwards 逆順に演奏されて、行き来を繰り返す。(GECEGEC・・・)


Slide

Glideのかかり方を調整する。

offの場合はGlide設定がそのまま適用される。


onにするとGateの設定で、前の音とつながっている場合のみGlideが効くようになる。


ここからは各パターンごとの設定。

Step



  •  next 次の音を演奏
  •  same 前の音と同じ音を演奏
  •  first 初めの音を演奏
  •  last 最後の音を演奏


Lenght

1~4が選べる。これはSyncで決めた音の長さを何倍にするか設定するところ。




Gate

音の長さもしくは次の音との間隔を0から5の範囲で設定できる。
0だと音程がある音でもアタックだけになる。
5にすると、Slideの設定次第で次の音へ滑らかにつなげることもできる。




Voices

ステップでの和音の設定。1にすると単音だが、2にすると2つの和音となる。




Transp.(-12~0~12)

トランスポーズ。プラスマイナス12半音ごとに設定できる。



何か組んでみる

個人的に、ARPを駆使しようとも思っていないのだが、ベースのパターンチックなものを組んでみた。 白玉でルートさえ弾けば、後はZebraがやってくれる。なんて楽なんだ。