VSTi u-he ZEBRA HZ Resonator

Zebra2もLegacyとなりZebraHZも扱えるようになった。ZebraHZにはZebra2にないモジュールがいくつか追加されている。そのひとつであるResonator。これは1975年のPolymoogに搭載されていたパラメトリックフィルターが元ネタとなっている。



Resonatorは、FX GRIDで3個まで使える。 内容的には、周波数の可変幅が違うパラメトリック・フィルターが4つ搭載されていて、それぞれのフェーダーで周波数、エンファシス、出力レベルを設定する。おそらく4つは並列で接続されているので、お互いの設定は影響を受けないと思われる。

INPUT

入力レベルを設定。

MODE

以下のモードが選択できる。
  • LP:ローパスフィルタ
  • BP:バンドパス
  • BPi:バンドパス位相反転(オリジナルにはない機能)
  • HP:ハイパスフィルタ


COLOUR

3種類のアナログフィルターモデルを選択。 CPU負荷にも関係しているようで、0<2ということかな?

スライダー

オリジナルがロー、ミッド、ハイの3つの周波数域に分かれているのに対し、フルレンジをカバーする4つ目が追加されている。ちなみにオリジナルのパネルは以下のようになっている。


スライダーは黄、青、赤の3個がセットで4組ある。左から以下の周波数域で機能する。

  • LOW:60Hz ~ 300Hz
  • MED:300Hz ~ 1.5kHz
  • HIGH:1.5kHz ~ 7.5kHz
  • FULL:60Hz ~ 7.5kHz

F = Frequency

黄色のスライダーは、カットオフ周波数を設定。

E = Emphasis

青いスライダーは、エンファシス(レゾナンス)を調整。自己発振なし。

G = Gain

赤いスライダーは、出力レベルを設定。 この設定が4つとも0だとResonatorからは音が出力されない。

かなり強力なResonator

オリジナルが3個セットなのに対してZebraでは4個セットになっている。 さらにResを直列で2個使うことで、さらに強調させることもできる。 古いアナログシンセ風にしたり、人の声のようなフォルマントも割と簡単に作れてしまう。 下サンプルはプレーンなノコギリ波にResだけを適用した例。