DAW Reaper 試す3

Reaperお試し3回目。何だろう? このDAWは他と違う匂いがする? 初めから感じてはいたが、使うほどマニアックさがにじみ出てくる。この手のソフトは好きなのだが、ダメな人はダメだろうなぁと思った。人を選ぶ優しくないツールという感じ。この雰囲気に近いソフトとしては波形編集のAudacityや動画編集のAviUtlだろうか。一般的に受け入れられることを諦めているというか、興味がないという感じ。歩み寄ろうともしない。その代わり、痒い所にどこまでも手が届いていく感じ。

Synthesizer Vを使ってみる

今回はボーカロイド系のSynthesizer Vを無料の範囲で使ってみる。無料版はスタンドアローンタイプなので、DAWと連携するわけではないけど、これを使ってカバー曲を作ってみる。

Synthesizer Vを使ってみた理由は、モデルにもよるけど英語ができるということ。 あとはNEUTRINO以外のボーカロイド系を知らないので、どんなものか試してみようということ。

ちょっと感動したのはダウンロードサイズが小さいこと。本体31.5MBでボーカルライブラリが各14.5MB程度。この容量の小ささは気に入った。NEUTRINOはGBオーダーで、今現在モデル含めて4GBぐらい占めている・・・AI=大容量というイメージがあったのだが、Synthesizer Vは、うまく軽量化しているようだ。素晴らしい。でもSynthesizer Vという名前は、よくある単語の連結で、インパクトもなく、あまりよいネーミングではないねぇ。



地道にReaperの基本機能も学習していく。

Audioファイルの波形

サンプルまで確認できるのは波形編集ソフト並みだ。ただエディットは出来ないね。まぁそのような用途はAudacityに飛べばよい。簡単にAudacityを開けるのはありがたい。


また波形のレベル方向の拡大表示は、Shift+upカーソルで、元に戻すときはShift+downカーソル。縮小表示はできないのかな? 必要性はなさそうだけど。



メータにdBスケール表示

トラックにメータはあるがdBスケール表示がない。表示方法は意外と厄介だった。
Options > PreferencesからTrack Control Panelsを開いて
Show dB scales on track meters
をチェック。

さらに
Options > Layouts > Track Panel > B
を選択。
これで以下のようにメーターにdB表示がされるようになった。

波形のレベルを確認するためにトラック左にdBスケールも欲しいのだが、どうもReaperにはないようだ。 フォーラムを見ると10年以上前から望まれている機能のようだが、未だ実装されていない・・・ 他のDAWは常識という感じで搭載されているのだけど・・・ とりあえず、メーター見て判断してねというところかな。

Grid line

デフォルトでは4分ごとに垂直Grid lineが配置されているけど、16分がちゃんと演奏されているかどうかをチェックしたいときは16分ごとにGrid lineが配置されてほしい。
Options > Snap/grid > Snap/grid settings
から以下のパネルを開く。

赤枠部分で使いやすいGridを選択する。下は4分と16分で切り替えたときの見え方。


デフォルトでは線の色や太さが小節区切りと判別しにくいのでカスタマイズしてみる。

メニューのActionsからShow Action listを選択して以下のパネルを開く。

Theme Development: Show theme tweak/configuration window
を選択して以下のパネルを開く。

そして以下の3つのGrid linesの色を調整する。

とりあえず、下のように調整してみた。まだ見にくいなぁ。