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ギターで五線譜
指板上のCメジャースケール

五線譜を見る前にギターのドレミの位置を把握しておいた方がよいと思う。「ド」と聞いたら、すぐにギターでドを押さえられないと、五線譜どころではない。 指板上のCメジャースケール 指板のドレミ(ピアノの白鍵)は以下のように並んでいる。縦が弦で横がフレット。 最終的には、これを丸暗記という事になるのだが、覚えにくいし、パターンだけ覚えても応用方法が漠然としている。 指板上にはピアノの白鍵に相当する音が60音あるが、異弦同音が含まれるので、それらを1音とすると、五線譜上では24音しかない。意外と音は少ないので攻略は簡単に思える。 s\f 0 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 1 E F G A B C D E F G 2 B C D E F G A B C D 3 G A B C D E F G A 4 D E F G A B C D E F 5 A B C D E F G A B C 6 E F G A B C D E F G そこで以下のような方法で音の配列パターンを覚えていく。 指板上の横方向の並び まずは1本の弦で音の配列を確認。EF間とBC間が半音の関係で他は全音の関係になっている。 C D E F G A B C 指板上のパターンについて 指板上のダイアトニックスケールの配列を整理。ギターの場合2-3弦間のみ長3度の関係でややこしいのだが、それを無視して4度の関係にすると以下のような配列になっている。また上下には同じパターンで無限に音がつながっていると考える。 またFの完全4度上にスケール内の音はなく、増4度にBがあるというところもポイント。他の音はすべて完全4度上にダイアトニックスケールの音が存在している。 実際弾くときは2-3弦間だけシフトさせるという考え。 F G A C D

ギターで五線譜 楽譜の書き方を学習

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楽譜を書くための学習をスタート? ちなみに楽譜は読めないし、読もうと努力したこともない。子供の頃から五線譜の楽譜って理路整然としていない印象があって興味が持てなかった。ただデファクトスタンダードなので、それを利用した方が現実的なのは認める。 今回、書くという目的があるので、ちょっとチャレンジしてみようかと思っている。とりあえずギターと楽譜を自由に行き来できるようになれたらいいかも。気合20%ぐらいからスタート。 学習方法 個人的に独学が多く、その独習方法が定着している。それは、なるべく狭い範囲に限定してスピード習得してしまうというもの。その上で必要に応じて拡張するスタイルを取ってきた。はじめから隈無く完璧に学習しようとか、本を丸暗記しようとかすると時間ばかり浪費して、実際に使うのは、その一部だけということもよくあるので。 今回も範囲を狭くするためにギターで使いそうな部分だけ。またポピュラー音楽用に使われている書き方を優先したい。英語表記優先で日本語のイロハなんてものは使わない。逆に未だに使っているのが不思議。そういう切り捨てられずに引きずって行くのが楽譜の歴史なのかもしれない。数百年に及ぶ継ぎ接ぎ・・・ 音域の制限 Clef(音域記号)はクラシックギターにならって、G clef下に8という記号をつけて1オクターブ下げたものを使う。慣れてきたらベースを扱うF Clefも少しやるかも。 アコースティックギターで素直に弾ける音域の範囲を考えてみる。 低い方は6弦開放弦で上は素直に弾ける1弦15フレットのG5までとしたい。 3オクターブちょっとなので、五線譜上にオクターブ上下させる「8va-----」というOttave記号に頼る必要もなさそうだ。 譜面はMuseScoreを使うという制限 既存曲の楽譜を見て演奏することは考えていない。また書く方は一部手書きもやるかもしれないが、基本的にはフリーソフトのMuseScoreを使いたい。そのためMuseScoreで使える記号やデフォルトを優先する。MuseScoreで扱えないような表記は無視する。 移動ドで考えるのでC/Amだけ使うという制限 読譜が中心なら、すべてのキーで読めないと話にならないが、書く方中心なので、はじめは五線譜上にKey signature(調

ギターで五線譜
五線譜の歴史とギターとの相性

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ギターを放置して半年ぐらい・・・ 完全に忘れないうちに再スタートしたいところ。 音楽をやる上で譜面を避けると損するような気がしたので、ある程度譜面の読み書きが出来るようにしようと思う。その備忘録。 五線譜の歴史 現在の五線譜の歴史は西暦700年代のグレゴリオ聖歌から始まる。楽譜が使われはじめた理由は、政治と宗教にとって都合がよかったからであり、純粋な芸術のためではないところが面白い。この初期の楽譜は、音の長さ指定はなく、休符という概念もないようだ。 それ以前の時代で広く使われてた楽譜形式は見つかっていないようだ。さらにさかのぼって古代ローマ、ギリシャには何か楽譜のようなものがあったようだが、他の芸術と同じくローマ崩壊と共に失われてしまっている。 楽譜は音を記録する道具であったと同時に音楽を作る道具でもあり、ハーモニーなど高度な音楽の創作に貢献し、音楽と共に発展していったと考えられる。 一方、西洋以外では楽譜はあまり発展せず、パート譜的なものにとどまっている。楽器演奏は基本的には行為伝承で伝えられ、楽譜への記録は断片に過ぎないとされ、軽視されていたのだろう。 1200年代になると現在の5線に近づいて、1500年代には印刷技術も発達したおかげで、本格的に楽譜が使われるようになった。1600年代以降は現在の五線譜とほとんど同じようなものになったようだ。このころから作曲家もクレジットされるようになって、バロック音楽の幕開けとなった。バッハの作品には「Prelude BWV 846」のように番号があるが、これは印刷用の整理番号で印刷業者が付けたもの。 当時のバッハの楽譜はすでに現代の楽譜にかなり近いため、現代の音楽家でも慣れれば演奏できるそうだ。日本で言えば江戸幕府が出来たころなので、その当時のものを現代人が読むというのは普通無理だろう。楽譜のシステムがいかに優れていて、それを継承してきたことによるメリットは計り知れない。 楽譜の優れたところ 楽譜は時間軸に対して音符間の比と、相対的な音程をかなり厳密に記している。この部分が大きな特徴だろう。ハーモニーの構築や、正確なリズムなどを記すには適している。それ以外の音量などの要素はやや抽象的だが、演奏で正確に再現できるのはリズムと音程ぐらいなので大きな問題はない。現在は、楽譜で

Ubuntu で C言語

自宅PCのOSをWindowsXPからUbuntu(Lubuntu)へ切り替えて数ヶ月。子供用のPCはUbuntuを入れ、それをフォローするために旧式のPCにはLubuntuを入れて自分用に使っている。ここではC言語のWindowsとの違いなどを少し記録しておこうと思う。 文字コードはUFT-8でいいかな C言語の文字コードはEUCが推奨だが、ubuntuではUTF-8が標準で使われているので、ソースを書くときはUTF-8で行なっている。 実行ファイルは a.out Windowsではa.exeとなるところが、Ubuntu上ではa.outとなる。実行するときは下のように「./」も打つ。 ./a.out math.hのリンクは-lmオプション math.hをインクルードして、sinなどを使おうとすると、コンパイル時に undefined reference to `sin' というエラーが出てコンパイルに失敗する。 そこで、コンパイル時に -lm オプションをつけるとライブラリをリンクしてコンパイルしてくれる。 gcc foo.c -lm C言語 ANSI C89 GCC 目次

Asunder でCDリッピング

手軽にCDの音声をPCに取り込みたい。CDをPCに取り込むことをリッピングという。Ubuntuでのリッピング方法はいろいろあるが、Asunderというリッピング専用ソフトを使っている。このソフトは統合型巨大ソフトと違ってサクサク動き、ストレスが少ない。 インストール Package ManagerでAsunderを検索してインストールすると、Sound&Videoに登録される。またリッピングと同時にMP3に変換したい場合は、MP3エンコーダのlame(レイム)もPackage Managerからインストールしておく。 起動とリッピング 起動して、CDを挿入すると、自動で CDDB(Compact Disc DataBase) にアクセスしてCD情報を収集してきて表示される。サーバはここに設定されている。 freedb.freedb.org リッピングするときのフォーマットを選択する。個人的にWALKMANに転送るのが目的だったりするので、不本意ながらMP3に変換して使うことが多い。下記のように128kbpsのCBRに変換している。Variable bitrate(VBR)にチェックを入れると、可変ビットレートになって音質アップも期待できるはずだが、実はあまり良い音とは思えないので、個人的にはCBRしか使っていない。 操作はシンプルで使い勝手はよい。

Ubuntuの標準的な圧縮フォーマット

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まずはLubuntu(LXDE)での圧縮、解凍方法 GUI 圧縮: ファイルを右クリックしてcompressを選択すると以下のウィンドウが開くので、そこで圧縮フォーマットを設定して圧縮する。 解凍: 圧縮ファイルを右クリックしてExtract Hereを選択すると、同じディレクトリに展開される。 標準的な圧縮フォーマットについて 圧縮フォーマットはOSごとに標準が結構違う。Lubuntuで標準的に扱えるフォーマットは以下のようなもので結構種類がある。また圧縮そのものではなく、複数ファイルをひとつにまとめる(アーカイブ)役目を果たすtarなどと組み合わせることが多い。 .bz2 bzip2 オープンソース zipよりも高圧縮 7zipに近い高圧縮だが高速。原型のbzipは特許のため開発不能。 .cbz 中身はzip圧縮したもの .gz gzip(GNU ZIPの略)zipとは互換性はない。並の圧縮率だが高速に圧縮解凍できる。 .jar Javaのアーカイブ .lzma 高圧縮率。 .xz 一番の高圧縮率。場合によってはgzipの半分ぐらいのサイズまで圧縮可能。ただ圧縮に時間がかかるのが難点。とにかくサイズを小さいしたいときにはよいかも。 .zip Windowsなどの他OSで開くことを前提とした場合これが使われる。 .ar 現在はあまり使われない。これは圧縮するのではなく、複数ファイルのアーカイブを作成するものでtarに代わられた。 .tar 現在Linuxの標準であるtarは複数ファイルのアーカイブを作成することができる。アクセス権等の情報を保持できる。tarアーカイブは無圧縮なので、上記の圧縮形式と組み合わせて使う。拡張子は以下のようになる。 .tar.bz2 (linux全般としてよく使われる 高圧縮) .tar.gz (gzip圧縮 一番使われるが圧縮率はイマイチ) .tar.lzma (高圧縮) .tar.xz (圧倒的高圧縮) よく使われる圧縮フォーマット 今は.tar.bz2が多いように思うが、高圧縮の.tar.xzも健闘している印象。 コマンドで解凍 実際に複数のファイルを一括して解凍したい時も

ubuntu nkfで文字コード一括変換
Shift-JISからUTF-8へ

Windowsは文字コードがShift-JISなので、そのファイルをUbuntu(Lubuntu)で扱うにはUTF-8に変換する必要がある。エディタで1ファイルごとに変換することもできるが、大量にあると面倒ないので、コマンドで一括変換させてみる。 nkfをインストール Lubuntuには標準でiconvというコマンドが用意されていて、これで文字コード変換できるのだが、上書きが簡単にできなかったりと、何かと不自由なので、nkfという文字コード変換ソフトをターミナルから以下のコマンドを打ってインストール。 sudo apt-get install nkf これでnkfが使えるようになる。 nkf単体で変換 主なオプションは以下。 -e : EUCに変換 -w : UTF-8に変換 -s : Shift-JISに変換 -Lu : 改行コードLF(UNIX)に変換 -Lw : 改行コードCR+LF(Windows)に変換 -Lm : 改行コードCR(Macintosh)に変換 --overwrite: 上書き -g : 文字コードを出力 ファイルを調べるときに使う 以下のコマンドは、カレントディレクトリで、ファイル名に.txtがあるファイルを一括してEUC変換。上書きするように指定している。 nkf -w -Lu --overwrite *.txt findコマンドと組み合わせてディレクトリ配下一括変換 ディレクトリ配下のすべてのtxtを変換するにはfindコマンドと組み合わせるなどの工夫が必要。 find . -name '*.txt' | xargs -n 20 nkf -w -Lu --overwrite 内容はfindで.txtが含まれたファイルを探し、結果をxargsに渡し、そしてnkfで文字コードを変換している。 さらに複数の種類のファイルを同時に変換するには-oオプションを使う。 find . -name '*.c' -o -name '*.h' | xargs -n 20 nkf -w -Lu --overwrite 内容はカレントディレクトリ配下の.cと.hのファイルを一括してUTF-8の文字コ

SoundCloud を使ってみる

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webで音声ファイルを公開する場合、以前はファイルの保存先で苦労したものだが、現在は音声ファイルを扱えるサービスが出てきて状況は変わってきた。 個人的にはbloggerを使っているので、同じgoogleサービス内に保存しているのだが、保存容量が限られているので、すぐにいっぱいになってしまう。Youtubeは容量を気にする必要がなくよいのだが、音質はそれほどよくはないし、映像にする必要があるので、何かと手間である。今回かなり浸透してきた音声ファイル専門のサービスであるSoundCloudを試してみることにした。 SoundCloudは音楽を中心としたSNSというところで、どちらかというと本格的な楽曲をアップし、それに対してリスナーがいて、共有や交流などが緩やかに行われる場所。個人のファイル置き場として使うのは、やや邪道かもしれないが問題はないようだ。 SoundCloudの制限 無料で使えるのはファイル形式にかかわらず合計 2時間 までのようだ。つまり容量計算ではないので、高音質なファイルでも2時間までOKであるということ。これなら可逆圧縮のFlacとかでも現実的になる。また2時間以上使いたい場合は有料サービスがある。趣味で利用する分には2時間もあれば十分だろう。 サポートしている音声ファイルは、AIFF, WAVE (WAV), FLAC, ALAC, OGG, MP2, MP3, AAC, AMR, WMA で、ひとつの最大ファイルサイズは5GBまでのようだ。 アカウントを作る https://soundcloud.com 公式ページにアクセスして、上部のバーから Sign upボタンを押すと別ウィンドウが開く。 メールとパスワードを設定してサインアップ。ユーザー名を決めて登録。これで利用可能になる。簡単。 音声ファイルをアップしてみる 上部バーのuploadボタンをクリック。 Choose file to uploadをクリックして、ローカルファイルを選択してアップ。今回flac形式の音声ファイルをアップしてみた。 ちゃんとアップできたかどうかを、自分のホームから再生して確認。 bloggerに埋め込んでみる 曲を選択して矢印アイコンのShareをクリック

ギターのフレットの位置を計算してみる

フレットの位置を計算するスクリプトを考えてみる。いろいろな方法があり得るが、平均律を求める式を変形するのがスマートかもしれない。maximaで以下のように計算してみた。nが任意のフレットで、scaleがギターのブリッジから0フレットまでの距離。 float(2^((12-n)/12)*scale/2); これをJavaScriptに改造。Scaleに任意の数値を入れて、ボタンを押すと0フレットから24フレットまで連続計算する。 デフォルトのスケール644mmは所有しているタカミネTSS-08。スケールは各社それぞれで Martin 645.2mm、Gibson J-45 628.6mm、YAMAHA 651mm などがある。 Scale(mm): fret(mm): 中学生ぐらいから学ぶフーリエ変換 目次はこちら

10 Holes Diatonic Harmonica SUZUKI OLIVE
10ホールズ・ダイアトニック・ハーモニカ
(ブルースハープ)

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最近リード楽器について調べていたら、ダイアトニック・ハーモニカの音の配列やら、テクニックが興味深く、サンプルとして鈴木楽器の「OLIVE」を買ってみた。目的がハーモニカを吹きたいというのでなく、構造やらのチェックだったりする。それでも演奏について、ある程度は知っておきたいので、しばらくは地道に練習もしみようとは思っている。 フリーリード楽器 ハーモニカはフリーリードという一定の音程を出す金属パーツで作られている。リードの一方が固定されていて、もう一方が固定されていないため、フリーリードと呼ばれている。基本的には、ひとつのリードはひとつの音程しか出せないため、各音程分のリードが付いている。 フリーリードの発音原理は、空気がリードの隙間から抜ける際にリードが振動し、空気が通ったり、さえぎられたりして空気の疎密波を作ることができる。これが聞こえる音そのものとなる。ハーモニカは小さくても、それなりの音量が出せるのはこのためであり、他のフリーリード楽器もボディのサイズと音量は関係がない。 下図はOLIVEのリード構造。吹くと上リードが振動し発音する。その際、下リードからは空気は漏れるが音は出ない。逆に吸うと下リードが発音し、上リードからは音が出ない。上下リードは影響しあっている。 リードの振動パターンから波形は非対称で、矩形波に近く、多くの倍音を含んでいるのが特徴。特に人間の耳に敏感な周波数が豊富に含まれているので、実際の音量よりも大きく聞こえたり、よく通る音になる。下はA4(440Hz)の音の波形。 フリーリード採用楽器は構造に自由度があるため、さまざまな楽器が考案されてきたようだ。原理的には中国の笙(しょう)とも同じなので、2500年以上の歴史を持つ。それがヨーロッパに伝わって現在のフリーリードになった見方が強いようだ。1810年代にリード・オルガンとして普及し、その製造工程での検音用道具からハーモニカが誕生したらしい。1830年代には早くもハーモニカは流行したようだ。1857年には現在のホーナー社がハーモニカ製造で創業している。 現在フリーリードを使ったメジャーな楽器としては、大きく分けてアコーディオン、オルガン系の楽器とハーモニカ系に分けられると思う。ハーモニカはもっともコンパクトで、シンプルな構造を