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mechanical pencil シャープペンシル
ぺんてる GRAPH1000 FOR PRO 0.5mm

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ぺんてる GRAPH 1000 FOR PRO(グラフ1000 フォー プロ)は、1986年発売以来、途切れることなく現在も売られているロングセラーのシャープペン。1000万本以上売れているという。 あまりにも有名で、ネット上に情報があふれているのでレビューも書いてなかった。また個人的にシャープペンの使用頻度が少なかったのもその理由。 しかし昨年からシャープペンの使用頻度が増えて、ようやくGRAPH1000も本格的に使うようになってきた。一日数時間以上使うと、道具の良し悪しが見えてくるというもの。他と比較してGRAPH1000はかなり良いという結論。自宅で使用するシャープペンはGRAPH1000だけで十分だと思えたので、他の高級舶来品は処分してしまったぐらい。用途は機械設計のラフスケッチ、構想図、製図、イラストの下絵などがメイン。文字も書くが、あくまでも補足説明程度の量。しかも数字やらがメインなので日本語はあまり書かなかったりする。 ここでは、プロダクト単体レビューに留まらず、その周辺も含めて書いてみようと思う。 ぺんてる GRAPH1000 FOR PRO (グラフ1000フォープロ) 0.5mm 主な仕様 http://www.pentel.co.jp/products/automaticpencils/graph1000/ 価格 1000円(税抜) 実売711円(税込) サイズ 10x8x145mm (実測値10.5x8.8x146.5mm) 重量 11g (実測値10.9g) スリーブ(パイプ)長さ 4mm 軸 再生ABS 口金 真鍮 グリップベース アルミ ラバーグリップ シリコンゴム クリップ 鉄 芯表示 3H 2H H F HB B 重心 ほぼ中央 ノック時の芯の出方 0.45mm安定 芯径ラインナップ PG1003(0.3),PG1004(0.4),PG1005(0.5),PG1007(0.7),PG1009(0.9) ざっくりGRAPH1000の何が優れているのか? GRAPH1000は、コストパフォーマンスが高く、精密なコントロールが可能で、堅牢なシャープペンと言える。 精密なコントロールがしやすい理由としては、軸が細く、軽量であり、軸から芯先までの剛性が高いことが上げ

mechanical pencil シャープペンシル
ぺんてる VICUNA ビクーニャ シャープペン

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以前使った低粘度油性の「ぺんてるビクーニャ」の軸が気に入ったので、そのビクーニャ シャープペン(イエローグリーン)を買ってみた。 用途は外出先で使うため。紛失しても惜しくない価格(定価150円税抜)、余計な機能がなく、日本製ぺんてるの工作、組立精度が期待できる。 最近、設計やスケッチなどには「 ぺんてる GRAPH1000 for PRO 」を使用している。よく使っていた「 ステッドラーの芯ホルダー Mars780 」は芯が切れたタイミングで使用を一時停止中。これからシャープペンを使いこなしてみようと思っている。スケッチでは鉛筆も並行して使うけど。 VICUNA シャープペン PX155 主な仕様 発売日:2011年2月24日 価格:150円(税別) 購入価格139円(税込) 内蔵芯:HB 2本 芯径:0.5mm 替消しゴム:XPXE-4 サイズ:15x12x145mm 重さ:11g 機構:ノック式 軸色:ブラック、オレンジ、イエローグリーン、ピンク、スカイブルー、パープル 材質: 軸、クリップ:再生PC ノック:PC グリップ:エラストマー 消しゴム受け:POM 先金:真鍮 芯は11mm程度まで使用可能。これ以下だと回り始める 芯の出方 1回のノックで0.5mm 第一印象 ビクーニャというと低粘度油性ボールペンというイメージで、シャープペンはビクーニャシリーズのオマケ程度の印象しかなく、ネット上でもビクーニャ シャープペンについて触れている記事は皆無だ。 そんな地味な存在だが、予想以上の出来だった。個人的にシャープペンは以下のポイントで評価しているが、ビクーニャはすべてクリア。100円台シャープペンとしては驚異的。 1.ノックの精度 1回のノックで芯の出が0.5mm前後で安定していること。 これが一番過酷なポイント。手持ちの100円程度のシャープペンでクリアしているのは「ぺんてる」だけ。多くは安物シャープペンは1mmぐらい出てしまう。芯を長めに出して折ってくれというメーカーの陰謀だろうか? 個人的には0.5mmが基準。製図用の多くは0.5mmで、これに慣れてしまうと、1mmも出てしまうものは違和感しか感じない。このビクーニャは安定して0.5mmが出ている。 2.

mechanical pencil シャープペンシル
ぺんてる .e-Tint PD115 0.5mm

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0.5mmのシャープペンシルは折れやすイメージがあって長いこと使わなかったのだが、2013年に三菱鉛筆のナノダイアを入手してから少し考え方を改めた。図面関係では小さく書き込む必要があったりして、0.5mmぐらいの細い線はやっぱり重宝する。 自宅では「 ぺんてる GRAPH1000 」を使っているが、外出先でも0.5mmを使ってみようかと思い始める。GRAPH1000は持ち歩きたくなかったので、家にじゃらじゃらある貰い物シャープペンシルを吟味。その中では「ぺんてる .e-Tint PD115」が気に入った。サイドノック式でやや珍しいことと、芯が3.5mmまで使えるので、GRAPH1000で短くなった芯を .e-Tint に入れて使い切れる。 また、こういう貰い物ペンは紛失しても惜しくないので気楽に使えるよさもある。 主な仕様 ぺんてる .e-Tint PD115 0.5mm 105円(税込) 中国製 すでに廃番 (2010年ぐらいまで売られていたようだ) 特徴:サイドノック式 1回のノックで平均0.6mm芯が出る メーカーいわく芯が残り3.5mmまで使える。ただし1本しか入れていない場合は15mmまで。 全長 約142mm 重量 約8.4g グリップ部直径 約9.8mm 素材 リサイクルプラスチック AS PCほか サイドノック サイドノック式の利点は手のポジションをほとんど変えずにノックが行えることだろう。このペンの場合は親指で押すことになるかな。 個人的には、ノックがお尻にあっても不自由は感じないのだけど・・・ 構造的には通常のノック式が素直な方向だと思うし、トラブルも少ないはず。サイドノック式は横向きの力を90度変換してノックを実現しているので、ロスが生じてしまう。.e-Tintは素材を工夫して滑りをよくしているようだ。そういう意味では構造的に無理な印象がある。実際にストロークは4mm必要。一方通常のノックタイプのGRAPH1000は2mmも押せば十分。なんと倍も押す必要がある。 けれど実際には違和感なく使えるので、完成度は高いと思う。 個人的な問題ではあるのだが、ペンを回転させながら書くために、サイドノックボタンが常時違う位置になってしまう。やっぱり回転に影響を受けないお

ギターで五線譜
読譜トレーニング JavaScript

思いつきで15分ぐらいで作ってみた。五線譜上に音符がランダムに表示されるので、それをひたすら読むというプログラム。音域はギターを想定している。ギターでスムーズに弾けるようにするのが目的。 切り替わるタイミングはスライドで調整。初期値は2500msec つまり2.5秒ごとに切り替わる。 その下のスライドは高い音の上限を指定。数値は選択される音の数を意味する。24にするとギター6弦開放のE2から1弦15フレットのG5までの24音。初期値は17音でローポジション範囲の1弦3フレットG4までとした。低い音の下限は常時固定で6弦開放E2。 2500 msec (500 to 5000) 17 notes 6th 1 E2 2 F2 3 G2 5th 4 A2 5 B2 6 C3 4th 7 D3 8 E3 9 F3 3rd 10 G3 11 A3 2nd 12 B3 13 C4 14 D4 1st 15 E4 16 F4 17 G4 18 A4 19 B4 20 C5 21 D5 22 E5 23 F5 24 G5 ギター練習

基準音から各周波数を求める JavaScript

Aの基準音を入力してボタンを押すと各音の周波数を求めるプログラム。 1939年にロンドンの国際会議にて基準音A=440Hzと決められ、1953年にはISOにもなる。 それ以前の時代では周波数を測ることも容易ではなかったため、かなりゆるく、臨機応変に基準音を決めていたようだ。バロック期はA=415Hzあたりと現在よりも約半音低く、その後、徐々に422、432Hzと高くなってきたようだ。1711年にはJohn Shoreによって音叉が発明され、普及はしていたが、音叉そのものの基準音が各社バラバラだったようだ。 基準音をA=440Hzに決めた後もまもられることはなかった。オーケストラなどで、より華やかな印象を与えるために442、443、445Hzにして演奏するのが当たり前となり、せっかく決めた基準が無視され現在に至っている。そして録音や楽器を通して広く一般にも影響を及ぼしてしまっている。結果的に基準である440Hzが軽視され、足並みが揃わないまま。 現在学校に導入されている各楽器も上記の理由から440、441、442Hzとバラバラだったりする。こんな楽器らで合奏したら、ぐしゃっとした音にしかならない。440Hzに統一してくれよと思う。 式は下記で、求めたい周波数 f' と基準音 f となる。n は整数の場合、基準音からの半音毎の距離となる。例えば12でちょうど1オクターブ上になる。基準音よりも低いとマイナスになる。 f' = f * 2 (n/12) Calib.A(Hz): 中学生ぐらいから学ぶフーリエ変換 目次

Diana Deutschの錯聴

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錯視は有名だが、同じように錯聴というものも知られている。ここでは1975年にDiana Deutschによって発表された錯聴の有名なサンプルを再現してみた。 下の譜の上段を再生すると、多くの人の場合、下段のように聴こえるというもの。ただこれは左右の音を完全に分離させる必要があるためヘッドフォンを使う必要がある。 個人的に試したところ、確かに始めの数回はそのように聴こえたのだが、今は左右とも再生通りに聴こえてしまう。ただ不思議なことに左右で音色が違って聴こえることもある。おそらくだが、左右の耳の違いがあって、利き耳というのがあるような気がする。右利きの人は右耳が利き耳かもしれない。より敏感に反応するのかも。低音はそもそも空間把握が苦手な音域で認識の優先順位が低いのかもしれない。 左右の耳から入った音を脳で処理して理解するのだが、その過程でいろいろなことが起きているようだ。 音はなるべく無機質な方がよいように思えたので、Audacityで440Hzと220Hzのサイン波で作ってみた。要ヘッドフォン。 中学生ぐらいから学ぶフーリエ変換 目次

ドップラー効果 Doppler Effect

サウンドエフェクトとしてドップラー効果でも作ってみようと思ったら、意外と複雑であることが判明。経験的には救急車などが近寄ってくると、だんだんと音が高くなるようなイメージがあったのだが、等速で移動している場合には一定であった。実際には速度は常に変化しているので、かなり不安定な音になっている。数式で表すと以下のようになる。 f' = f(V-v o )/(V-v s ) f': 観測者に聴こえる周波数 f : 実際の周波数 V : 音速 v s : 音源の速度 source v o : 観測者の速度 observer 上記計算式を使って計算すると、例えば観測者に向かって時速60kmで走っている車からAの440Hzの音を出すと、観測者は半音高い約A#の466Hzぐらいに聴こえる。通常街で感じるドップラー効果はこの程度が多いように思う。本来の音よりもかなり高ければ、速度もかなり速いことになる。実際小型ジェット機などはかなり甲高く聴こえる。 下はJavaScriptでイメージを作ってみた。 音を出している移動体が右へ等速運動していて、常に画面中央にいる状態。 スライドで0にすると停止状態になり、同心円に音が広がって行く。聴こえる周波数はどこでも一定。 0.5は音速/2のスピードなので、かなり高速。約170m/sec(時速612km)。観測者が進行方向にいると2倍高い周波数に聴こえる。 1.0にすると、音速と同じになる。こうなると移動体よりも先に音は進めなくなる。 speed (0 to 1.0) : 0.5 中学生ぐらいから学ぶフーリエ変換 目次

ギターで五線譜
C/Amキー(固定ド)で楽譜と一致させる

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楽譜とギターのドレミのマッチングのために、C/Amキー(固定ド)でダイアトニックスケール内の各音程をなぞってみる。 アコースティックギターの音域を確認 国際式の音階で指板を色分けすると下記のようになる。オクターブ関係や異弦同音が指板上のどこにあるかを把握しておく必要がある。使用するのは無理なく弾ける15フレットまで。 異弦同音を確認 ギターは異弦同音があるので、瞬時に複数のポジションをイメージする必要がある。下譜の番号は弦。 異弦同音が存在しない低い音から。E2,F2,G2 つづいて異弦同音が2個存在する低い音。A2,B2,C3 最も多く異弦同音が存在する音。3から4個ある。D3〜A4 異弦同音が2個存在する高い音。B4,C5,D5 異弦同音が存在しない高い音。E5,F5,G5 8度の関係 オクターブ違いの同音。 3オクターブ以内なので各音3〜4個。下の譜は低い音順に、Eのオクターブ関係、Fのオクターブ関係という具合にDまでの7音をギターの音域の中で示したもの。最高音をG5とした場合、E,F,G 以外は3音しかない。パターンは音の数と同じで7個。 2度の関係 いわゆるすスケール。普通のCDEFGABで、一番低いE2から一番高いG5まで。昇り降りすると練習になる。パターンは1個。 3度の関係 何かと重要な音程。CEGBDFAC(逆CAFDBGEC)さらっと言えるぐらいにしておくと便利。基本的なコードトーンになるので重要。下譜は音符が線上のときと、線間にあるときで、ギターの音域目一杯に並べた状態。パターンは2個になる。 4度の関係 コード進行において重要な進行。これもBEADGCFB(逆BFCGDAEB)という感じで覚えておくと便利。ダイアトニック・スケール内の4度なので、FとBの間は増4度で、他は完全4度。パターンは3個。 5度の関係 音の並びは4度の逆。パターンは4個。 6度の関係 音の並びは3度の逆。パターンは5個。 7度の関係 音の並びは2度の逆。パタンは6個。 ギター練習