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VSTi u-he ZEBRA2 FX EQ

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FX上で最大2個まで使える4バンドのパラメトリックイコライザー。 グラフィカルで非常に使いやすく、迷うことなく使える。 直接ハンドルをマウスで操作して調整すればいい。 ハンドルを右クリックし、垂直方向にドラッグしてバンドのQ(幅/傾き)を調整できる。 ハンドルをダブルクリックでリセット(ゼロレベル)される。 ハンドルの機能 Point 1 = LowShelf Point 2 = Mid1 Point 3 = Mid2 Point 4 = HiShelf 特筆すべき点としては、MATRIXからモジュレーションターゲットとして使用できることだろう。ワウワウのようなことをEQを使ってできないこともないという話。サンプルは下図のようにPoint 2 = Mid1の周波数をLFOで揺らしている例。 VST Zebra menu

VSTi u-he ZEBRA2 FX COMPRESSOR

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FX上で最大2個まで使えるコンプレッサー。 普通のパラメータが並んでいるので分かりやすそうだが、とても癖があるコンプだった。 特にTYPEごとにカラーが大分違うので切り替えると、設定をやり直す必要がある。特にレベル差が大きいので注意。 TYPE eco オリジナルのローファイバージョンで、CPUへの負担が非常に少ない。 smooth スムーズなコンプレッションで、ほとんどのサウンドに最適。 strong 非常にパワフルなコンプレッションで、大胆なパーカッシブ・サウンドに最適。 Threshold -96.00~0.00dB 圧縮開始するスレッショルドの設定。 注意点として論理的に使ってはいけない。基本的にGRメータを見て、コンプのかかり具合をチェックしつつ、音で判断するのが、このコンプの使い方。 Comp 1.00~100.00 圧縮比の設定。 これも音を聞きながら判断した方がいい。タイプによって、挙動が違うため。 GRメータ ゲイン低減インジケータ。 このコンプにとっては目安になるメータなので、意外と重要。 Attack 0.00~100.00 スレッショルドを超えて、コンプレッサーが効き始めるまでの時間設定。 ゼロに設定されている場合、Attackの長さは1サンプル。 出力レベルも変化してしまうので、結構注意が必要。アタックの出方を聞いて、好みのところでOKとする使い方がよいと思う。何msecでとか考えてはいけない。 Release 0.00~100.00 入力信号がスレッショルドを下回った後、コンプレッサがユニティーゲインに戻るまでの時間。 ecoのときは特に注意。これをゼロ設定にしない方がいい。 Input -24~24dB 信号が圧縮される前の入力レベルを調整。 ecoと他のタイプでは入力レベルが大きく違うようで、コンプの効き具合が悪かったり、GRメータが全然動いていないようなら、これを容赦なくガンガン上げて行くのが正解。 Output -48~48dB 出力レベルを調整し、圧縮によるゲイン差を補正。 基本的に、このコンプは、入出力レベルはコンプ機能とは切り離して考えていいと思う。最後の調整用と考えてよいかと。 またecoの

VSTi u-he ZEBRA2 FX NU REV

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標準Reverbよりも滑らかなNU REV。 プレートリバーブを模しているようだ。 簡素なパラメータだが一般的なものなので迷いはない。 比較的滑らかなテールを持っているリバーブだが、エコー感は出てしまう。 音色づくりの範囲で利用するのがよいと思う。 PreDelay 初期反射の時間設定。 Damp フィードバックループ内のローパスフィルター。 Decay リバーブテールが静寂にフェードするまでの時間。 Size 空間のサイズを調整。 Tone 強力な「傾き」イコライザー。 Dampと組み合わせてリバーブを「色付け」する。 わずかでも激変するので注意。 Width リバーブ信号のステレオスプレッド。広がりを調整する。 Dry/Wet ドライ信号とウェット信号のバランス調整。 VST Zebra menu

VSTi u-he ZEBRA2 FX REVERB

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ReverbはFXグリッドで1個しか使えない。 種類は違うが同じリバーブであるNuRevもある。これも1個しか使えない。 リバーブは処理が重くなりがちなので、使用できる数を制限しているように思える。 シンセに付属しているリバーブの多くは、おまけ程度で、硬い響きの使えないものが多い。 その点、ZebraのReverbはシンプルな構造にも関わらず、キンキンすることもなく、比較的柔らかい音がする。特にテールがきれいだと思う。 これならば、積極的に使ってもよいと思えてくる。 u-heは音のまとめ方がうまいと思う。それほど大げさなことせずに、使える音にまとめてくるのだから。 操作性は必要最小限の一般的なパラメータで構成されている。 突っ込んだ設定はできないが、その分迷うこともなく、作業性はよいと思う。 ただ、上下に似たようなパラメータを配するなど、少し変わったコンセプトを持っているので、その部分を紐解いてみたい。 MODE Reverb スタンダードモード Metalverb 人工的でワイドなサウンド。 PreDelay 0.00~250.00 リバーブが始まる前のディレイ。 Range, D-Range 0.00~100.00 リバーブの長さで、空間の大きさの印象を左右する。 Feedb, D-Feedb 0.00~100.00 フィードバック。 Damp 0.00~100.00 フィードバックループ内のローパスフィルター。ゼロにすると無効になる。 D-Mix 0.00~100.00 DIFFUSORのミックスレベル。これをゼロにするとおそらくDIFFUSORからの音は出ていない。 Speed, D-Speed 0.00~100.00 Range,Feedbを変調するLFOのレート。 D-Range,D-Feedbを変調するLFOのレート。 分かりにくいがレベルを上げることで密度を上げられる。 当然だが、レベルを操作するModの設定も上げる必要がある。 Mod, D-Mod 0.00~100.00 Range,Feedbを変調するLFOのレベル。 D-Range,D-Feedbを変調するLFOのレベル。 Speedとセットで使う。 Dry, W

VSTi u-he ZEBRA2 OSC Waveform

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OSCのWaveform LOWER BARのOSCタブを選択するとLOWER PANEに以下のような画面が表示される。 OSCの波形管理及び編集をする部分。 対応するOSCモジュールの一部であり、切り離すことはできない。 Wavetable OSC1のみ以下のような機能がある。 OSC2~4は以下のようにPresetボタンのみとなっている。 OSC1の場合、上の方、OSC2~4はPreset下の黒ボタンをクリックすると以下のような別ウィンドウが開き、波形をインポートできる。 また右クリックすると以下のコンテキストメニューが表示される。ここでウェーブテーブルの保存ができる。 それ以外の部分は、Zebraのウェーブテーブルを他のシンセ、Hive2やXfer Serumにエキスポートするための機能。 詳細はマニュアル参照のこと。 Waveform 編集モードは4タイプあるが、大きく分けると波形編集と周波数スペクトル編集の2種類となり、編集方法として曲線か垂直バーを選択できる。いずれもDCカットが自動で行われるようで、適当な波形を描いても大きな問題は起きなさそう。 厄介なのは、それぞれが独立しているため、表示だけが切り替わっているわけではないということ。 しかし、ふたつのMorphモードのデータは共通しているので、一方を動かすと、もう一方も変化してしまう。Blendでも同じことがいえる。つまりモードを切り替えると音が変わってしまう。 いろいろ混乱を招く仕様だ・・・ そのため途中でモード切り替えはお勧めできない。 また波形左にあるEDITORというボタンを押すと拡大表示できる。 GeoMorph 1周期分の波形を曲線で編集。 波形もそれっぽくなっているが、サインやコサインをここで書くのは諦めた方がいい。そういうのはSpectroBlendを使った方が確実。 波形編集に関しては こちらのページ に詳細を書いた。 GeoBlend 1周期分の波形を128本の垂直バーで編集。マウスでちまちまと描けるのだけど、キーを兼用するときれいに早く描ける。 ctrl+ドラッグ:複数線のレベルを直線で揃えて一度に描ける alt+ドラッグ:複数線を一度に消せる

VSTi u-he ZEBRA2 OSC

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OSC(Oscillator) オシレーターは最大4個まで同時に使える。 パラメータ構成は基本的にZebraletteと同等。 タブで切り替えられる。 通常のシンセのオシレータと大きく違うとろが2点ある。 1点目は、OSC FXというスペクトル・エフェクトが26種が内蔵されていること。音作りに必要なフィルタや変調がすでに組み込まれていて、直列で2個同時使用できる。 2点目は、ウェーブテーブルを持つことができるという点。 波形を16個自由に描くことができ、それぞれをモーフィングすることができる。 ZebraletteはZebraのオシレータ1個だけのシンセだが、独立したシンセとして使えるレベルにある。 かなり強力なオシレータであることがわかる。 STACK single 1個 dual 2個のスタック quad 4個のスタック eleven 11個のスタック。スーパーソー以上。 下サンプルはsingleからelevenまで順番にデフォルト波形(ノコギリ)を鳴らしたもの。位相と音量を揃えている関係上、eleven以外の差は微妙だったりする。elevenはMP3に圧縮するとジュワジュワと劣化する。それだけ複雑な波形になっているということ。 PWMボタン PWM効果を強制的にONにするボタン。例えばノコギリ波に対してONした場合は以下の図のようになる。オリジナル波形を反転コピーし、位相を操作して合成する。 Syncボタン ハードシンク効果を有効にする。後述のSyncノブと関係している。 Resetボタン ONにすると、ノートを弾くたびに、Phaseノブで設定した位置からスタートさせる。 Wave(1~16) ソース選択付変調ノブ オシレータの波形をここで設定。ウェーブテーブルなので、16個の波形を1セットとして管理している。 値は16個のうち何番目を使っているかを表す。 小数の場合は、補間したものが使われる。 波形を編集管理するLOWER PANE部にあるOSCの詳細は こちらのページ 。 Tune(±48半音)ソース選択付変調ノブ 変調が可能。後述するVibratoは最大振幅が半音なので、それ以上のビブラート効果

VSTi u-he ZEBRA2 MMAP

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MMAP(Modulation Mapper) モジュレーションマッパーは、同時に最大4つ利用可能で、128個の値からなる汎用マップで、広い用途で利用できる。 MODE 4つのモードがあるが、機能的には大きく違うため、理解して使う必要がある。 Key MIDIノートに値を割り当てることができるモード。 マップの分割を128にすればピアノでも88鍵盤だから足りなくなることはない。 また12に分割した場合は、オクターブで繰り返される。 下絵は、高い鍵盤ほどフィルターが開く設定。鍵盤ごとに細かく設定をしたいときに有効なのが分かると思う。 Map Smooth 値間を補間するモード。 他モジュレーションをリマッピングするなどして使う。 下はLFOを置き換えている。左右を行き交う時間はLFOの設定値となっている。 下サウンドはLFO(サイン波)を掛けた場合と、それを上記のようなマップで置き換えた場合の比較となっている。 Map Quantize 補間されないモード。補間されない以外はMap Smoothと同じ。 Increment マップを参照して音を鳴らす。 1音弾くと、次の値に進み、マップの値をパラメータに反映していく。最後まで行ったら、最初に戻る。 MODULATOR このボタンは、Map SmoothモードとMap Smoothモードで有効。 マッピングするモジュレーションソース(LFO、エンベロープなど)を選択する。 KeyモードまたはIncrementモードでは無視される。 Expand 右上アイコンをクリックすると下絵のようにマップが拡大表示され、作業がしやすくなる。 下のペインはすべての用途のリスト。 ここではモジュレーションの深さを調整したり、追加ボタンをクリックしてソースのアサインを追加することができる。 コンテキストメニュー マップ上で右クリックをすると、コンテキストメニューが表示される。マップサイズから編集まで、かなりの数のコマンドが並ぶ。 Shapes あらかじめ登録されている波形。 Ramp Triangle Sine Cosine Root Quadri