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TTS-1 Orchestra カテゴリー

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無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源 TTS-1 の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音は、なるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなく Phoenixverb を使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。 オーケストラに不可欠な弦楽器とティンパニーがあるカテゴリ。 041 000 Violin 音域 G3-C7 バイオリン。ソロ向けの音になっている。いろいろな表情を出すのはたぶん厳しい。 041 001 Slow Violin アタックの遅いバイオリン。 042 000 Viola 音域 C3-C6 ビオラ。ビオラはソロ楽器としてはあまり使われないので地味な存在。 043 000 Cello 音域 C2-C5 チェロ。TTSの音は重厚さがないけど、使い方によっては、十分チェロに聞こえる。 044 000 Contrabass 音域 E1-G3 コントラバス。意外と使える!と思った。ベロシティがある値以上になるとバチッというアタックノイズが入る。 045 000 Tremolo Str 音域 E1-C7 小刻みに弾くトレモロなので、ソロではなくアンサンブルとしての音になっている。ただし低い音はサンプリングの関係上トレモロまで遅くなっているので使えない。チェロの音域が限界かも。 ホラー系メロを、より不気味にするために使ってみた。 046 000 Pizzicato Str 音域 E1-C7 ピッチカート。これもアンサンブルの音だが、無理やりバイオリンのフレーズをやってみた。ベロシティを低めにすると、それっぽくなる。 047 000 Harp 音域C1-G7 ハープ。 オーケストラで使われているのはダブル・アクション・ペダル・ハープ。ハープをハープらしく聞かせるには、演奏方法と構造を知る必要がある。 弦はダイアトニックスケールで張

TTS-1 Drum Set(パーカッションほか)

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無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源 TTS-1 の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音はなるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなく Phoenixverb を使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真で、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。 9種類のDrum Setの基本キット以外のパーカッションを紹介。 ほとんどの物理的打楽器はラテン音楽用の南米生まれのもの。 多くは2音ぐらいがセットになっている。サンプルはリバーブOFFにしている。 Eb1 High Q アナログシンセで作るザップサウンド。 E1 Slap スラップスティック F1 Scratch Push、F#1 Scratch Pull ターンテーブルを楽器のように扱うスクラッチ。 G#1 Square Click 矩形波を1波形出力する電子的クリック音。 A1 Metron Click、Bb1 Metron Bell メトロノームのクリック音とチーンというベルの音。 D#2 Hand Clap 手拍子。元々リバーブがかかっている。 F#3 Tambourine タンバリン G#3 Cowbell カウベル Bb3 Vibra-slap ヴィブラスラップ。この名前はLP社の登録商標。ラテンパーカッションだが、昔の日本のアニメでよく耳にした音。 C4 High Bongo、C#4 Low Bongo ボンゴ。 D4 MuteHi Conga、D#4 OpenHi Conga、E4 Low Conga コンガ F4 High Timbale、F#4 Low Timbale ティンバル。 G4 High Agogo、G#4 Low Agogo アゴゴ。 A4 Caba

TTS-1 Pipe カテゴリー

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無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源 TTS-1 の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音はなるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなく Phoenixverb を使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。 Pipeカテゴリは、エアリード系を扱っている。一般的には木管楽器ということになるが、それだとリード楽器と区別できなくなるので、発音構造で、きっちり分けるのはよいことだと思う。 管楽器全般に言えることだが、メロディなど目立つパートを担うことが多いので、打ち込みでは注意が必要なカテゴリー。特に音量変化などのニュアンス調整は必須。 073 000 Piccolo 音域 D5-C8 管楽器で最高音域を出すことができる。原理はフルートと同じで、約1オクターブ上となる。 074 000 Flute 音域 C4-C7 フルートは、エアリードの代表的楽器。テオバルト・ベームによって現在の表現力豊かなフルートが完成される。1851年にロンドン万博で公開された。 075 000 Recorder 音域 C4-C7 バロック時代からあるリコーダー。小中学ではソプラノ、アルトリコーダーを音楽の時間に吹いた人も多いと思う。表現力はフルートには及ばないが、扱いやすい楽器。 076 000 Pan Flute 音域 C4-C7 パンパイプとも呼ばれる。原始的な構造で1音程ごとに管があり、メロディを吹くには、移動が必要となる。原理は下のBottle Blowと同じ閉管楽器。 077 000 Bottle Blow(2 voices) 音域 C4-C7 ビンを使ったボーという音。ヘルムホルツ共鳴原理に基づく。 実際に、ボトルを使って正確に音階を吹くには至難の業であるが、サンプリングしたものを利用するならば、実用的な音色となる。もはや本物に近づけようとも思わない。 音色としてはパンフルートに近いが、アタックに息を吹きか

TTS-1 Synth Lead カテゴリー

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無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源 TTS-1 の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音は、なるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなく Phoenixverb を使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。 このカテゴリは、Moogのようなアナログシンセを模した音になっている。 前半は基本的な波形が並んでいる。使いこなすためには波形の基礎を学習する必要がある。 TTS-1内で積極的にエディットして使うと、よりアナログシンセ的な音として楽しめる。 083以降は作りこまれたリード用シンセサウンドとなっている。 Minimoog 1970年 また、全体的にリード用ということで、メロディの演奏が可能なように、アタックがはっきりした傾向にあり、主張するサウンドとなっている。 081 000 Square Wave(2 voices) 2つの矩形波のオシレータをディチューン(ピッチをズラす)して、動きのある矩形波になっている。周期的に落ち込むところが出てしまうのは矩形波ディチューンだから。 サンプルはA1、A2、A3、A4と鳴らしている。 081 001Square 静的なアナログ的にきれいな矩形波。矩形波は奇数倍音で構成されている。 Decayがやたらと長く7秒ぐらいかかる。 素のまま使うとゲームぽい音になる。矩形波はデジタルで一番ローコストに作れる波形なので、昔のデジタル機器ではよく使われていてた。ただTTSの矩形波はデジタル系の矩形波ではなくアナログ系。 081 002 Sine Wave 実験に役立つサイン波。基音だけの音で、倍音は含まれていない。 これもDecayがやたらと長く7秒ぐらいかかる。 パート編集画面のENVELOPEでDecayを最小の-63にすると、わりとすぐに落ち着く。 サイン波は倍音がないので、低い音だと通りが悪い。 そこで高音域を使うオカリナに似せてみた。 アタックを少し遅くすると、