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TTS-1 Percussive カテゴリー

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無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源 TTS-1 の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音はなるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなく Phoenixverb を使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。 パーカッションカテゴリーのほとんどの楽器は音程が希薄。また広い音域を持つものは無いので、本来の音がどれぐらいの位置にあるかを把握しておいた方が無難。Tinkle BellとSteel Drumsは明確な音程がある。 113 000 Tinkle Bell 音域 C4-C6 ティンカーベル、もしくはハンドベルは音程がある楽器。ひとつのベルは1音程なので、メロディを演奏するには数本が必要。数人でベルを持ち替えながら演奏する。 114 000 Agogo Bells 音域 C4-C5 本来は音程感が希薄で大小の2個組、もしくは3個組となっている。サンプリングされたこの音は、中低域においては音程感があるので、メロディを演奏させることも可能。実際にはあり得ないので、メカニカルな演奏にしてみた。 115 000 Steel Drums 音域 E3-E5 スティールドラム、スティールパンと呼ばれる。カリブ海の国で1940年ぐらいに生まれた楽器。音程がある楽器で、サンプリングした音は鍵盤で扱いやすい。 116 000 Wood Block ドラムセットにもある楽器だが高低の2種しか扱えない。こちらは広く高低可能だが、使いどころが難しい。 E5 ドラムセットの高いWood Block F#4 ドラムセットの低いWood Block 116 001 Castanet これもドラムセットにあるが、こちらは高低が選べる。微妙なニュアンスを作るときに使えそう。 117 000 Taiko Drum 和太鼓。らしさを表現するには高低をうまく使う必要がありそう。 11

TTS-1 Orchestra カテゴリー

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無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源 TTS-1 の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音は、なるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなく Phoenixverb を使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。 オーケストラに不可欠な弦楽器とティンパニーがあるカテゴリ。 041 000 Violin 音域 G3-C7 バイオリン。ソロ向けの音になっている。いろいろな表情を出すのはたぶん厳しい。 041 001 Slow Violin アタックの遅いバイオリン。 042 000 Viola 音域 C3-C6 ビオラ。ビオラはソロ楽器としてはあまり使われないので地味な存在。 043 000 Cello 音域 C2-C5 チェロ。TTSの音は重厚さがないけど、使い方によっては、十分チェロに聞こえる。 044 000 Contrabass 音域 E1-G3 コントラバス。意外と使える!と思った。ベロシティがある値以上になるとバチッというアタックノイズが入る。 045 000 Tremolo Str 音域 E1-C7 小刻みに弾くトレモロなので、ソロではなくアンサンブルとしての音になっている。ただし低い音はサンプリングの関係上トレモロまで遅くなっているので使えない。チェロの音域が限界かも。 ホラー系メロを、より不気味にするために使ってみた。 046 000 Pizzicato Str 音域 E1-C7 ピッチカート。これもアンサンブルの音だが、無理やりバイオリンのフレーズをやってみた。ベロシティを低めにすると、それっぽくなる。 047 000 Harp 音域C1-G7 ハープ。 オーケストラで使われているのはダブル・アクション・ペダル・ハープ。ハープをハープらしく聞かせるには、演奏方法と構造を知る必要がある。 弦はダイアトニックスケールで張

TTS-1 Drum Set(パーカッションほか)

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無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源 TTS-1 の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音はなるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなく Phoenixverb を使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真で、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。 9種類のDrum Setの基本キット以外のパーカッションを紹介。 ほとんどの物理的打楽器はラテン音楽用の南米生まれのもの。 多くは2音ぐらいがセットになっている。サンプルはリバーブOFFにしている。 Eb1 High Q アナログシンセで作るザップサウンド。 E1 Slap スラップスティック F1 Scratch Push、F#1 Scratch Pull ターンテーブルを楽器のように扱うスクラッチ。 G#1 Square Click 矩形波を1波形出力する電子的クリック音。 A1 Metron Click、Bb1 Metron Bell メトロノームのクリック音とチーンというベルの音。 D#2 Hand Clap 手拍子。元々リバーブがかかっている。 F#3 Tambourine タンバリン G#3 Cowbell カウベル Bb3 Vibra-slap ヴィブラスラップ。この名前はLP社の登録商標。ラテンパーカッションだが、昔の日本のアニメでよく耳にした音。 C4 High Bongo、C#4 Low Bongo ボンゴ。 D4 MuteHi Conga、D#4 OpenHi Conga、E4 Low Conga コンガ F4 High Timbale、F#4 Low Timbale ティンバル。 G4 High Agogo、G#4 Low Agogo アゴゴ。 A4 Caba

TTS-1 Pipe カテゴリー

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無料のCakewalkに付属している20年ほど前のGMマルチティンバー音源 TTS-1 の音色を各カテゴリーごとに紹介。古い音源だけれど意外とポテンシャルは高く、多くの音色は現役で使えると思います。サンプル音はなるべく楽器の持ち味が生きるようにしてみました。リバーブはTTS-1ではなく Phoenixverb を使っています。これだけで音が蘇ります。またオリジナル楽器の簡単な説明と写真を載せましたので、各音色の理解を深め、TTS-1を見直してみてはいかがでしょうか。 Pipeカテゴリは、エアリード系を扱っている。一般的には木管楽器ということになるが、それだとリード楽器と区別できなくなるので、発音構造で、きっちり分けるのはよいことだと思う。 管楽器全般に言えることだが、メロディなど目立つパートを担うことが多いので、打ち込みでは注意が必要なカテゴリー。特に音量変化などのニュアンス調整は必須。 073 000 Piccolo 音域 D5-C8 管楽器で最高音域を出すことができる。原理はフルートと同じで、約1オクターブ上となる。 074 000 Flute 音域 C4-C7 フルートは、エアリードの代表的楽器。テオバルト・ベームによって現在の表現力豊かなフルートが完成される。1851年にロンドン万博で公開された。 075 000 Recorder 音域 C4-C7 バロック時代からあるリコーダー。小中学ではソプラノ、アルトリコーダーを音楽の時間に吹いた人も多いと思う。表現力はフルートには及ばないが、扱いやすい楽器。 076 000 Pan Flute 音域 C4-C7 パンパイプとも呼ばれる。原始的な構造で1音程ごとに管があり、メロディを吹くには、移動が必要となる。原理は下のBottle Blowと同じ閉管楽器。 077 000 Bottle Blow(2 voices) 音域 C4-C7 ビンを使ったボーという音。ヘルムホルツ共鳴原理に基づく。 実際に、ボトルを使って正確に音階を吹くには至難の業であるが、サンプリングしたものを利用するならば、実用的な音色となる。もはや本物に近づけようとも思わない。 音色としてはパンフルートに近いが、アタックに息を吹きか