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ピアノ練習 2018年 4回目

週末のピアノ練習。「はじめてのギロック」の2曲目「のろし」を少し弾いてみる。 キーがGmの曲だが、途中に出てくる印象的なDb部分をどう解釈してよいか迷うが、たぶんコードEb7/Gだろう。単純じゃないのでギロックの曲は面白い。 やっぱり左手のスケール練習をしないとダメだわ。力のコントロールができていない。 特に低音域できれいに音を出すのは難しい。さらに最低音を押さえるのは、一番非力な小指になってしまう。 左手の小指を重点的に鍛える必要がある・・・ ベース&キーボード練習の記録

VSTi DEXED 音作りは動的波形でイメージ

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DAWのCakewalkで、VSTiが問題なく動くかどうか、DX7クローンのDEXEDを試してみた。動作は問題ないどころか、SAVIHostよりも安定していた。さすが元有料ソフト。 しかしFM音源の音作りのノウハウをすっかり忘れていた。 そこで改めて、どのようにイメージしたらFM音源を使いこなせるか考えてみた。 思いついたのは波形を視覚的に理解するということ。 基本的に周期波形をしっかり作ってしまえば、後はアタック、リリースの調整ぐらいなので簡単な話。 FM音源の周期波形はキャリアとモジュレータの周波数比とレベルで決まる。これを感覚的に使いこなせれば、音作りもそれほど難しくはない。 そのためのツールをJavaScriptで作ってみた。 FM音源の波形合成シミュレーション carrier coarse 1.0 carrier level 99 modulated1 coarse 1.0 modulated1 level 99 modulated2 coarse 1.0 modulated2 level 99 modulated3 coarse 1.0 modulated3 level 99 スライダーでいじれるのはキャリア(青)、モジュレータ1(赤)、モジュレータ2(オレンジ)、モジュレータ3(紫)のcoarse(周波数比)とLevelになる。これは接続順でもある。そして緑の波形がキャリアからの出力波形となる。 またモジュレータは上記のように3つ直列してあり、DEXED(DX7)の最大(アルゴリズム1、2)の状態。モジュレータを少なくしたい場合はLevelを0にすれば無効となる。値の範囲はDEXEDと同じにしてみた。 これをしばらくいじっていればDEXEDで音作りする際、迷うことは少なくなると思う。 たとえば、理想に近いのこぎり波や矩形波を作ろうと思うと、モジュレータは多いほどいい。DEXEDではモジュレータ3つが最大なので、その範囲で作るしかない。 上記でシミュレーションすれば、簡単にのこぎ

ピアノ練習 2018年 3回目

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電子ピアノ CLP-100 をつないでCakewalkのピアノソフト音源をいじってみた感想。全然使えない・・・・  SI-Electric Piano(エレピ音源)はベロシティによる音量差はほとんどなく、コンプかけまくられたエレピサウンドだった。 ベロシティの違いによる音種は強弱の2種類しかないように聞こえる。 バンドアンサンブルで使うなら埋もれなくてよいのかもしれないが、ピアノ練習では全く使えない。 音はサンプリングなのだが、強弱、音程による音質差がありすぎてなんとも不自然だった。 マルチティンバーのTTS-1のピアノは、普通にベロシティが効いている。ただ音が遠くで鳴っているような、ややくすんだ音ばかり。弾いていて気持ちよさはない。アンサンブル重視でこうなったのだろう。 ということでcakewalk付属のソフト音源は微妙だった。 それに対して古いがCLP-100のピアノの音はまともだった。つまんない音に聞こえるが、ベロシティは素直だし、強く弾いた時の音質の変化も絶妙。さすが、お稽古用のエントリーモデルのことはある。 下サンプル音はMIDIでベロシティを1~127まで鳴らした時のもの。最大ではかなり音が歪んでいるが、これが気持ちよい。 FM音源なので、強弱に対しても、音程に対しても、音質が滑らかに変化していく。 波形でみるとこうなる。わりと滑らかに変化しているのがわかる。対数で見るとほぼ直線となる。 理想的なカーブだと思われる。 ギロックでも 電子ピアノを使う前はカシオのキーボードを少し使っていたが、あれはベロシティがなく、強弱の差がなく、表現力に乏しかった。 ピアノぽい演奏は無理に等しかった。 今使っているのは、古くても、まともな電子ピアノ。 そこで強弱を意識した練習でもしてみようと思って、ギロックに手を出してみた。 「はじめてのギロック」というもので、初心者向けの練習曲集となっている。 特徴としては弾いて楽しいと思えるところ。 で、一番はじめの曲を弾いてみた。 「LET'S WALTZ(さあ、ワルツを踊ろう)」という曲。 うーん、簡単な曲だが、表現となると難しい。まずは、なるべくテンポは一定で、強弱だけで曲として成立するようにしてみたがイマイチだっというオ

Cakewalk by Bandlab TTS-1のセッティング

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cakewalkにはソフト音源があらかじめいくつかインストールされている。 その中でマルチティンバー音源であるTTS-1を使ってみようといじったら、意外と手こずったのでメモしておく。 TTS-1のセッティング方法 まず空の新規プロジェクトを作成。 次に新しいトラックを作成するのだが、下記のようにInstrumentsからTTS-1をダブルクリックする。 するとウィンドウが開くので、下記のようにチェックを入れてOKする。 すると以下のように2つのトラックが作成される。1がないと音が出ないようだ。2は普通のMIDIチャンネルで、音源TTS-1のPianoを選定したところ。このトラックのパラメータでMIDIの入出力などを設定すれば、打ち込みができるようになる。 トラックの数字横アイコンをクリックすると、下のようにTTS-1のウィンドウが開く。ここで16チャンネル分の各種設定ができる。 シンセラック(表示 > シンセラックビュー)にはTTS-1があるはず。ここにはスタンバイしているソフトシンセが並ぶ。TTS-1はマルチティンバーなので、普通は1個ここにあれば十分のはず。2個も3個もできていたら、無駄なことをしていると思った方がいい。 マルチティンバー音源は、一つの音源で複数の音色を鳴らすことができるので、音色ごとにトラックを作成する必要がある。下はMIDIトラックの挿入で、トラック3を作成したところ。同じように必要数トラックを作成していく。 各トラックでTTSの音色(パッチ)管理はインスペクタにある、C(MIDIチャンネル)、B(バンク)、P(パッチ)で行う。 以下でトラックのチャンネルを選択する。 バンクはNormal0がGM規格のようだ。GM2では同じpiano1でも、piano1st、piano1dと3種類あったりする。対応は以下のようになっている。 Normal0 → piano1 Normal1 → piano1st Normal2 → piano1d また Normal4 を選択した場合は piano1 になるようだ。 ドラムの場合は 15360-Preset Rhythm を選択。 プリセットは上がNo

Cakewalk by Bandlab TTS-1 マルチティンバー音源

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Cakewalkに付属のマルチティンバー音源のTTS-1。 マルチティンバー音源とは、複数の音色を同時に扱える便利な音源のこと。CPUの非力なマシンでソフト音源を使う場合、この音源1つあればバンドサウンドからオーケストラサウンドまでカバーできるので、とてもエコノミー。ただ各音色のクオリティはリアリティという意味では、専用音源に比べれば低いが、使い方次第で充分実用になると思う。 TTS-1は16チャンネル持っていて、同時に16パート鳴らすことができる。扱える音色はGM2(General MIDI)規格準拠で256音色+8ドラムセット+SFXセットとなっている。 GM2は1999年に策定され、GM(レベル1)の拡張規格。 拡張音色は、Roland独自のGS規格からの移植が多い。GSと全く同じ音が入っているかというと、そうでもなく、一部追加、もしくは一部削除されている。そもそもGS規格から各社共通のGM規格へ発展したこともあって、GM2になってようやく初期のGS並みになったとも言える。 Cakewalkをインストールすると、以下に格納されている。 C:\Program Files\Cakewalk\Shared DXi\TTS-1\ TTS-1.dll が本体で約6MB。 tts-1-param.dat が音色データで約13.5MBとなっている。 Windows付属のGM音源Microsoft GS Wavetable SW Synthが本体セットで約3.3MBなので、比較すると贅沢なデータ量を使っているともいえる。逆に最近のサンプリング音源と比較すると、とてもミニマムではある。 TTS-1は、元々ローランド開発の有料ソフト音源(Hyper Canvas 2001年23,000円)なので、音色やベロシティに対するダイナミックレンジなどよく調整されていてる。下のHyper Canvasと比較すると、ほとんど同じレイアウトであることがわかる。 Hyper Canvasは、当時のDTM用ハードウェア音源の中心的存在であったローランドSCシリーズと同等以上の音質となっている。 DTM用ハード音源の代表機種 Roland SC-88Pro(1996年) 音色的にはアンサンブル重視で作られているので、適当に組み合わせても

ピアノ練習 2018年 2回目

12キーすべてのメジャースケールを弾いてみる。 楽譜は見ないで、移動ドで考えて鍵盤上のパターンとしてとらえると意外と簡単という印象。 ピアノは基本楽譜とセットで考えて、移動ドなんて、邪道という気もするが、 趣味でコード弾くぐらいなら、移動ドの方が都合いいわ。実際にはドレミではなく1度とかP5とか言ってやってみた。 5線譜だと#やbが6個も付いたF#(Gb)はややこしい印象だが、鍵盤上でのパターンは構成音が分かりやすく、他のキーよりも簡単と思える結果となった。なあんだぁという感じ。鍵盤のパターンが染みついた後、譜面を見れば、アレルギーは起きないと思う。 鍵盤は、キーに関しては、ギターよりも見える化されているので、いろいろ発見しやすい。 例えば、#系は完全5度上がり、b系は完全5度下がっていく。その際に#系は7thの音がシャープし、b系は5度下がる前のスケールの7thがフラットするなど。まぁ単なる数列であるから、どうってことのない話ではあるが。対してギターは、ポジション移動を考えると混乱しやすいのね。 key=C 白鍵だけ使った基本となるスケール。 key=G キーCに対してFがシャープしたスケール。以下F#まではシャープ系キー。 key=D key=A key=E key=B このキーで黒鍵は5個すべて使い切った状態。 key=F# (Gb) キーBに対してEがシャープしてFになった状態。 もしくは、キーDbに対して、CがフラットしてBになった状態。 以下はフラット系スケール key=F キーCに対してBがフラットする。 key=Bb key=Eb key=Ab key=Db key=F# (Gb)の黒鍵だけ弾くと4thと7thを抜いたペンタトニックになる。ペンタだけを使ったアドリブなら、視覚的にも明確なので、まさに初心者のためのキーに思えてしまう。 ピアノは移調やらが厄介と思っていたが、とんだ誤解のようだ。 譜面から入らず、鍵盤のパターンを覚えてしまえば、とても簡単だった。 鍵盤上のパターンを覚えてしまえば、 譜面

ピアノ練習 2018年 1回目

キーボード練習改め、ピアノ練習へ。理由はキーボードは売ってしまって、 古い修理した電子ピアノ しかないため。 昨年は結局3回しかキーボードを練習していない。これでは練習になっていないのは明らか。 今年もすでに1/3終わってしまったが、改めてピアノの練習でも始めてみようかと思う。 今まで練習しなかった理由は明らかで、他のことをしてしまうから。プログラミングなんて、やりはじめると、完成するまでやめられず、空き時間のほとんどを使ってしまったりする。これでは楽器どころではない。 楽器練習はスポーツと同じで、継続しないと何にもならないので、多少なりとも継続させようかと今更ながら思ったりしている。 多趣味も結構だが、いろんなことをやりすぎないことが重要。 まずはコード 数年前にキーボード(ピアノ)を弾きたくなった理由は、鍵盤でコードをギターのように弾いてみたいというもの。コードを見て、ささっと弾くという感じで、5線譜とにらめっこするつもりもない。譜面は譜面で必要性を感じた時に少しやるかもしれないが、今のところコードと頭の中のドレミだけを頼りに弾くと、結構あっという間にコードが弾けるようになった。 また難しいピアノ曲を弾きたいわけではない。ただ、指は最低限動かないと話にならないと思って、「バーナム ピアノ テクニック1」という本を少しだけやってみた。これもちゃんと取り組んでいないので、指はまともに動かない。 そこでバーナムも継続しながら、コードに取り組むことにした。 ピアノで弾くコードはギターと違って、構成音を意識する必要があるので、何かとよいかもしれない。常に理想のベース音を弾けるメリットは大きい。ギターの和音は妥協しまくりだからね。 とりあえず、伴奏に使えるコードを目指そうと思う。右手でコードを押させて、左手でベースというコンビネーション。それができるようになったら、次の目標に向かおうかと思う。 ダイアトニックコード まず右手だけの白鍵のみのコードから。3和音の一番シンプルなコード。 | C | Dm | Em | F | G | Am | Bm-5 | C | コードの転回形も使わないと、なんだこりゃという感じで上がっていくだけになってしまう。 コード進行も無視した機械

LADSPA Compressor 機能追加

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Win10環境でプログラムできる環境が整ったので、リハビリ程度に、 去年の夏に作ったLADSPAのCompに機能を追加してみた 前回メモも残しておらず、ソースコード上にコメントもほとんど書かなかったので、解析に苦労してしまった。 自分で作ったプログラムなのに、解析だけで半日は費やしてしまった。 ということで、数年後にまた必要になりそうな気がしたので、Blogにメモしておくことにした。 半年以上前のプログラムとなると、やっぱり忘れるものね。目に見える設計などは、結構忘れないのだが、読んで頭の中で構築する必要のあるプログラム設計はダメだった。特に数式をいじくりまわしてしまうと、何をやっているのかひも解くだけでも一苦労。 改定コンプ 主な変更点は、 アタックを追加し、普通のコンプのようにした。 そして音のつながりカーブをコサインカーブを使用してなめらかにした。 パラメーター幅も多少変更した等々。 開発時間の多くは解析に使い、新しい機能は2、3時間で実現できた。 コンプの特徴 あくまでもナチュラルに圧縮し、決して歪まない。どんな設定にしても波形は崩れないため、原音のイメージを保つことができる。 またアタックタイム0を実現することで、突然のピークにも対応することができる。 リリース、およびアタックとのつながりがスムーズ。 設定どおりの圧縮が可能。多くのコンプは、設定値と実際の圧縮が合ってなくて感覚で操作するものが多い。そういう曖昧なことをやめてみた。 Audacityで利用した場合、インターフェイスは以下のようなもので、コンプとしてはオーソドックスなパラメータが並ぶ。

テキストエディタ Visual Studio Code

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Win10でプログラム開発するためのエディタとして、マイクロソフトが無償で提供している今どきのエディタを使ってみる。 このエディタで、 一番気に入ったのはクロスプラットフォームであること、WinでもUbuntuでも使えるので、同じ開発環境にできるメリットは大きい。今まで、UbuntuとWinではエディタが違ったので、何かとやりにくかった。 機能的には今どきの重装備な高機能エディタなので、個人的にはオーバースペックすぎ。心配だったのは、動作スピードだったが、起動してしまえば、意外とキビキビ動くので、不満はない。ただ、インストールサイズは巨大すぎ。 開発用の便利な機能がてんこ盛りで、拡張も自由自在なので、これから使いながら様子見しようと思う。 第一印象としては悪くない。

MinGW のインストール(Windows10)

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Windows10環境でもC、C++のプログラミングできるように環境を整える。以前のWindowsXPときとは随分違うので、まとめておくことにした。 MinGWをダウンロード 以下のサイトにアクセスして、インストーラーをダウンロードする。 http://www.mingw.org/ 右上にある 「Download Installer」というボタンをクリックすれば、mingw-get-setup.exeというファイルがダウンロードされる。

Cakewalk by Bandlab お試し

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Win10環境に切り替える中、Audacityのレイテンシーばらつき問題が深刻なため、無償化されたSONARであるcakewalk by Bandlabを試してみる。使っているオーディオインターフェイスTASCAM UH-7000もCakewalkもASIO対応で、Win10のひどいサウンド関連をスルーでき、レイテンシーばらつき問題が起きないことを期待したい。ただ、やりたいことは多重録音ぐらいなので、DAWをフル活用したMIDIやらの機能はあまり興味なかったりする。個人的にはオーバースペックすぎるのだが、とりあえず使ってみて判断したい。

Audacityで多重録音できない Windows10

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Windows10を導入したので、徐々にソフトウェア環境を整えているのだが、Audacityをインストールして、多重録音しようとしたら、躓いたという話。 状況 PCはWindows10で、ロースペックなマシン。Audacityは最新の2.2.2。オーディオインターフェイスはTASCAM UH-7000。この状態で、録音しようとすると、初めのトラックは問題なく録音できるのだが、新しいトラックに多重録音しようとすると録音できずに止まってしまうというもの。Audacityがフリーズしているわけでもなく、停止ボタンを押せば、次の作業はできる。 解決手段 試行錯誤したが、結果的にはWindows10のサウンド設定で解決した。

JavaScript クラス

かつてのJavaScriptにはクラスはなかったが、2015年以降クラスが使えるようになった。 下の例は一つのクラスから、3つオブジェクトを作ったもの。 class Neko { constructor(name) { this.name = name; } sayName() { console.log(this.name + "にゃ~"); console.log(name + "わん!"); } } let mike = new Neko("ミケ"); mike.sayName(); let shiro = new Neko("シロ") shiro.sayName(); let tama = new Neko("タマ") tama.sayName(); 実行結果 ミケにゃ~ わん! シロにゃ~ わん! タマにゃ~ わん! thisが重要で、thisがないと無視されるようだ。

JavaScript 変数 let, const

長いことJavaScriptを使っていなかったが、2015年から驚くほど仕様が変わったようだ。 以前は変数はvarしかなかったけど、今ではむしろ使わないほうがいいぐらい。現在は基本的にletとconstを使う。 letは他言語のような変数となり、挙動が予測しやすい。宣言したブロック内で有効な変数。 for(let i = 0; i<3; i++){ console.log("i=",i);  } //console.log("i=",i); //ブロックの外ではエラーになる constは再代入できない変数を宣言する。変数が消滅するまで、途中で値を変えることができない。 for(let i = 0; i<3; i++) { const num = i * 10; console.log(num); //num ++; //エラーになる } JavaScriptは動的型言語なので、変数はデータ型を指定できず、お任せのところがある。内部的には基本型(Primitive type)と参照型(reference type)に大きくわかれる。 基本型はnumber、boolean、null、undefined、stringに分かれ、 参照型はarray、object、functionがあるが、スクリプトを書く側はそれほど意識する必要はない。 JavaScript 目次

トランジスタ増幅回路2
LTspice エミッタ接地

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なんと1年半振りに続きを書く。前回の記事は こちら 。 当初は、マイクプリアンプの自作を考えていたが、忙しくなったことと、新しい機材を導入したことで、必要性がなくなり、頓挫してしまった。 今回は、マイクプリアンプではなく、アコギ用(マグネットタイプ)のダイレクトボックスを目指すかたちで、基本的な増幅回路を勉強してみようかと思う。 シミュレーションソフト LTspice オシロスコープを持っていないので、実際の回路のチェックは難しい。そこでLTspiceというソフトでシミュレーションすることにした。これがあれば、オシロスコープ以上のことが設計段階でいろいろ出来る。無料かつ高性能なので愛用者も多い。実は10年ぐらい前にも使っているのだが、基本的な電気回路の知識がないと歯が立たないので、ちゃんと使いこなせないままだった。今回は増幅回路に必要なチェックに使おうと思う。やりたいことのハードルは高くないので、なんとかなるだろう。

スマホ対応を考えてみる

自分のBlogをiPhoneSEとAndroidのスマホでチェックしてみたら、いろいろ問題があった。ウェブ関係は常に最新のトレンドに合わせる必要があるので、既存サービスを利用して、そのサービスがアップデートされれば、自動的に対応してくれる仕組みが望ましい。あまりカスタマイズしたり、1から組んでしまうと対応が大変になってしまうので、サービスの範囲内で、お行儀よく振舞うべきかもしれない。 google以外のサービスも利用しているが、あまりいろいろ利用すると、サービスが終了したり、変更されたりすると、対策が結構面倒になる。本当はgoogle内で完結させたいところ。googleサービスであれば、変更されても別サービスへの移行がスムーズになるよう配慮はされるので気楽なのよ。

LADSPA 設定ファイル読込みテスト

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LADSPAで設定ファイルが読めるかどうかテストしてみた。 結構あっけなく完成。プラグインと同じディレクトリ内に設定ファイルを入れておけば、Applyを押したときに読み込まれて、その設定ファイルに書かれた内容で適用されるというもの。今回のテスト用では設定値はゲインの調整値とした。 また下のようにインターフェイスにスライダーはあるが、完全にダミーで何も機能しない。何かスライダーがないと、メニュー選択と同時に適用されてしまうので、ダミーを付けておいただけ。 内容としてはrun関数で、特定名称のファイルを開き、内容を文字列として取り込み、floatに変換し、パラメーターとして扱った。

LADSPA Delay Multi-Tap

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リバーブの初期反射の予備実験としてマルチタップディレイをプログラミングしてみた。マルチタップディレイは、ディレイラインに対して、任意の位置に複数のタップを作り、信号を取り出し、合成するという仕組み。ブロック図にすると以下のような構造になっている。 リバーブにおける初期反射は、その空間の印象を左右する重要な部分。複雑な反射をシミュレートする必要があるため、通常のFB付のディレイでは初期反射をうまく表現できない。そこでマルチタップの出番となる。

ベース + キーボード練習 2017年 3回目

古い電子ピアノも直したので、それを使って録音でもしようと思うが、早くも1ヶ月経ってしまった。 さらに前回の練習からすでに2ヶ月近い。 気を取り直して・・・ 今回は、ひたすらベースパターンを繰り返すようなフレーズをやってみたくなったので、YMOの東風の中間部だけ、ちょい音を変えて弾いてみた。フワッフワッというところを省く。 ピアノは改造した YAMAHA CLP-100 、音色ピアノ1を使用。録音後に自作エフェクタで加工してみた。ちょっと細工するだけで十分使える音に思えたよ。 ドラムは、いつものHydrogenを使用。すぐにパターンが作れるのでお気に入り。そのドラムパターンをwavに落としたら、Audacityで多重録音していくだけ。

C言語 calloc 動的メモリ

自分で作る場合は大抵mallocを使っているのだが、人の書いたコードを見ると、たまにcallocが使われている。 その違いは初期化するかしないかというところ。ただサイズの書き方が若干違うので、注意が必要。

「1/f ゆらぎ」って何?

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随分昔に「1/fゆらぎ」が流行っていて、扇風機などの家電に搭載されてりしていた。当時から何が1/fのなのかよく分からなかった。今回、音に「1/fゆらぎ」を適用したらどうなるかということを考えてみた。 現在、自分が分かっていることは周波数に反比例ということぐらい。そもそも周波数スペクトルのことを言っているのかさえも不明だった。いろいろ調べたわけではないが、あまりにも曖昧で、本当に学術的に研究されているのか不安になるぐらいの有様。 音楽関係で「1/fゆらぎ」と言われてもさっぱりだった。唯一ろうそくの瞬きが「1/fゆらぎ」とあったので、これはイメージしやすかった。1/fのことは忘れて、ろうそくの時間軸に対しての光強度の変化なら、ゆらぎで納得できる。本来の「1/fゆらぎ」は別のことを言っているのかもしれないが、理解できそうもない。

Fade In / Fade Out Nyquist

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LADSPAでFade In/Out は作ったのだが、Audacityのサンプル処理単位が20bitだったので、それ以上の範囲に適用すると、繰り返されてしまう問題があった。範囲を計測してから適用すればよいかもしれないが、LADSPAでどうやるかは不明。LADSPAは基本的に無限に流れてくる音を処理するためのエフェクトで、有限の範囲を処理するには向いてなさそう。 そこで簡単そうなNyquistでFadeInを作ることにした。 FadeOutはAudacity標準でNyquistのStudio Fade Outがあり、これはコサインカーブで変化する。これを改造してみるのが手っ取り早い。その中身を見ると以下のようにNyquistのosc関数を使ってエンベロープカーブを描いていることが判明。これと実信号を組み合わせて、FadeOutを実現していた。 (osc (hz-to-step (/ (* dur 2))) dur *table* 90)

LADSPA Compressor

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2年振りぐらいだろうか、超久々にプログラムしてみた。C言語の仕様も忘れかけている・・・・ 今回はAudacityで使う目的で、 7年以上前にJavaで作ったコンプ の移植。LADSPA仕様を十分に理解せず作っているので、怪しい部分もあるが、とりあえず動くようになった。

ベース + キーボード練習 2017年 2回目

土日も仕事のなか、2週間振りに1時間ほど時間を作ってキーボードとベースを録音してみた。 時間のほとんどはキーボードの練習に使う。 コードをささっと押さえることが出来ない。ある程度手が覚えるぐらいまで、弾きこむ必要がありそう。 ベースはラインを変えて2回弾いただけ。練習になっていない・・・ テンポがゆっくりなのでコードを見ながら、ベースラインを考えながら弾くという感じ。 こういう曲調だとやっぱりルート弾きが素直だと思った。下の録音はルートに専念したバージョン。 しばらくキーボードのコード弾きの練習に専念した方がよさそうだわ。 ベース&キーボード練習の記録

ベース + キーボード練習 2017年 1回目

1年放置のベースと2年放置しているキーボードを練習してみる。放置しすぎて、ほぼ忘れていた。 メインのギターもこの数年まともに弾いていないので、停滞どころか後退している。継続は力なりと言うが、逆に継続しなければ、すべて無駄になるようだ。 ということで楽器練習を再開してみる。久しぶりに弾くと、いろいろ気づかされる。気付いた点をメモ。

VSTi DEXED 音作り

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前回DEXEDの操作方法を書いたので、今回は音作りの基本的なことを書いておく。 アルゴリズム FM音源はサイン波を出力するオシレータを掛け合わせて音を作る。 DEXEDには、6個のオシレータの組み合わせが32通り用意されている。これをアルゴリズムと呼ぶ。

VSTi DEXED (YAMAHA DX7クローンFM音源)

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201017 2020年9月に 0.9.5へバージョンアップし、VST3に対応した。他にマイクロチューニングをサポート、マウスホイール操作可能など一部修正が加えられているが、機能的に大きな変更はないようだ。現在では surge synth team のプロジェクトとなっている。 仕事で人工的な音作りをする必要があり、DEXEDというVSTソフト(フリー)をゲット。80年代に一世を風靡したYAMAHAのDX7のクローンで、当時のデータをそのまま利用できるらしい。YouTube等で音を聞くと、実機とほとんど同じ音が再現され、その忠実ぶりに驚く。ヤマハが情報提供したとは思えないので、解析して作ったのだろうけど凄すぎ。 シンセサイザーはアナログから始まって、80年代からFM音源等のデジタル音源が登場し、その後メモリが安くなるとサンプリング主体のPCM音源となっていく。他に物理音源などもあるが、あまり浸透せず衰退し、現在はデジタル技術でかつてのアナログサウンドを再現するという動きが目立つ。 個人的に音源としてPCMが一番面白みがなく、他はそれぞれに魅力を感じる。特にFM音源は、リアルタイムに音を生成するところと、音のバリエーションに比較して、エコノミーなシステムなのが気に入っている。 個人的にFM音源の実機としては YAMAHA 電子ピアノ CLP-100 を所有している。 DEXED カラーはパネルのこげ茶と、独特な青緑でDX7をなんとなく継承している。 Win64bit版もあるのはありがたい。 DEXEDはオープンソースで、 JUCEというフレームワークで開発されている模様。 https://asb2m10.github.io/dexed/ Version 0.9.5 (Sep 23 2020) オリジナルDX7。80年代を代表するシンセでデザインも時代を感じさせる。本体は写真では黒に見えるが、こげ茶。独特なボタンの色がいい。今時のシンセと違い、モノラルでエフェクト非搭載。同時発音数は当時としては多い16音。12bitで生成されている。 実は初音ミクのデザインモチーフはDX7で、カラーはモロです。世界一売れたシンセと世界一売れたボカロですね。・・・後からWikiを見たら、世界一売れ